mさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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ミスエデュケーション(2018年製作の映画)

3.1

氷山の一角は氷山の一角にすぎない、氷山は地球のひとつぶでしかない。刺繍をしていてふっと顔を上げたときの感覚。そこに気付けるかどうか。そのひとの本当に素晴らしいところって、ただ電車に乗るとかコンビニで買>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

2.9

後日レビュー

美しい。衣装もすき。ふたりもすき。細やかな演出や演技にはときどきはっとする。だけどそれにつきる。いろんな意味で枠にはめられている気持ちになった。ホモサピエンス。

イングリッド ネットストーカーの女(2017年製作の映画)

2.5

後日レビュー

うんこでもうんぴょでもなくうんち。顔ついたやつ。救いようがないところでリアルに共感し得る世界だしこっちががっかりした気持ちになってくるけどせっかくならとことん掘り下げてほしかった。

私とあなたのオープンな関係(2017年製作の映画)

3.0

生クリーム食べながらレビューかいてるけどそういうかんじ。オープンであるってなんだろう。と時々思う。じぶんが不誠実であることはじぶんの欲求に素直であること、かもしれないけどそれは主観だと全然オープンじゃ>>続きを読む

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

4.2

みて、げんきになる、とは違うけど最高に素晴らしい映画だと思った。こころがぽっかり空白になるとき、優しさをくばるこころの空白はなくなってしまう。大切なものが増えればふえるほどなくすことがこわくてどんどん>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

愛があふれすぎてて泣いちゃう。世界はたくさんのものにあふれてて常に変わっていくものだけど変わらないものこそ辛抱強くじっと見つめること。あたりまえだけど忘れがちなこと。喧嘩したり羨ましく思ったりそういう>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

感情の波がゆるやかにでも確実にあがったりさがったりする。それをひとときも逃さないところに人間らしさが宿っていてよかった。簡素なことばでいってしまえば男と女ってむずかしい。につきる。だけどそれだけでは言>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.5

愛すること。それはどうやってもかたちにはならないけどそれが見えるような映画だった。誰かを想うきもちや理不尽な出来事、言葉や数式には当てはめることのできないこと。ふつうはそういうものに少しずつ慣れていく>>続きを読む

少女〜an adolescent(2001年製作の映画)

3.5

にんげんちょっとやそっとじゃすきなものはかわらないな。赤い玉に通ずる。監督している映画の幅がかなり広がっているけれど共通しているのは湿度という点。ふしぎだ。この映画は欲求とロマンの湿度のたかさがたもた>>続きを読む

ある女優の不在(2018年製作の映画)

3.5

無駄のない映画だと思った。むしろ余白を余し過ぎている。ただその余白にこめられたものは日本人なら汲み取れるかも、寄り添えるかも、しれないと思った。ヨーロッパではデコラティブの歴史を経てそぎ落とされたデザ>>続きを読む

クイーン 旅立つわたしのハネムーン(2014年製作の映画)

4.4

時がつよく、それから美しくするのよ。途中のなぞのカメラワークすら最高にいとおしい映画。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.2

だよね、ってかんじはあるものの個人的にはけっこうしっかり受け止めてしまった。分かっているなら、というのはもう絶対ありえないことなんだけどそれでも過去、には行けないけど未来、には行くことはできる。常にと>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

すごく愛とリスペクトのある映画だと思った。鬼才とはよくいうものだけれど日本語のそれとはちがってお話しや役の落とし所であったり、映画としての在り方だったり、をきちんとふまえていてそれでいて人間に対しての>>続きを読む