桃子さんの映画レビュー・感想・評価

桃子

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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

「元祖スーパースター」

ビートルズやクイーンと同様、エルヴィスは私が10代、20代の時にはすでに活躍していたスーパースターだった。テレビやラジオで名前を聞くことはもちろん、ヒット曲はちゃんと覚えてい
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.7

「闇の魔法使いはハリポタの大ファン」

久しぶりに公開初日に映画を見るという行動に出た。でないと、つい後回しになってしまって、気が付いたら公開が終わっていた、ということになりかねない。
さらに、見た記
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

「脱帽しました」

グッチ、ねえ。セレブ御用達の象徴とも言える有名なブランドだ。学生時代にアルバイトでお金をためては有名ブランドのバッグ等を買ったし、バブルの頃にもいろいろ買っていた。でも、なぜか私は
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.4

「有名どころ少な目?」

天才的な推理能力を持つ私立探偵が活躍するミステリー小説が大好きで、小学生の頃からよく読んでいた。でもなぜかアガサ・クリスティーはあまり出番がなく、エラリー・クイーンとヴァン・
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.0

「安定の夫婦愛」

たまにはホラーを大画面で見たくなって映画館に駆け付けた。5か月前、去年の10月だった。鑑賞後、すぐにレビューを書かなかったのにはわけがある。期待していたほど面白くなかったからである
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.2

「これから見る人に言いたいこと」


どこで読んだか覚えていないのだけれど、これは「マトリックス」(一番最初のやつね)の続編だと書いてあった。じゃあ「リローデッド」と「レボリューションズ」は復習しない
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.8

「出演料だけで凄そう」

これが去年(今年、じゃあないんです…)見た映画のレビュー、最後の1本となる。ようやく2020年に見た映画すべて消化となる。長かったなあ…(何が??)
この映画の目玉は、なんと
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レイズ・ザ・タイタニック(1980年製作の映画)

3.1

「第1回ノミネート作品」

知らなかったのだが、この映画は第1回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞にノミネートされたそうである。最低だと判定された理由は、予算が足りなくて原作にある大切なエピソードをこ
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カットスロート・アイランド(1995年製作の映画)

3.7

「ギネス記録保持映画」

ジーナ・デイヴィス。この映画のネタは、この女優さん以外にはない。後にも先にもジーナ・デイヴィス!
主人公の女海賊モーガン・アダムスを演じている。アクションをこなし、かなりかっ
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モンスター・ホテル2(2015年製作の映画)

3.8

「ハイブリッド」

前作から3年後に公開になっている。2本とも映画館に行っていないので、アマプラ見放題で続けて見られたのはよかった。なんとも便利な世の中になったものだ。私の場合「絶対に大画面で見たい!
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モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

3.9

「キュート」

10年以上愛用(酷使とも言う)してきたデスクトップPCが今朝ついに起動しなくなった。仕方がないのでノートPCで打っている。キーボードが使い辛くてイラっとくる。早く大きなディスプレイの新
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.5

「変態透明映画」

ポール・ヴァーホーヴェン監督の変態ぶりが発揮されているホラーである。もっとも、監督は「スタジオの奴隷になった気がした。空っぽ(Hollow)な作品だ」と語っているので、どうしても自
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.5

「グッジョブ」

芸能人とか芸術家や音楽家、あるいは小説家など、生きていく上でファンという存在が欠かせない立場の人間にとって、ファンは両刃の剣になることがわかる映画である。熱狂的かつ狂信的かつ残虐で自
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断崖(1941年製作の映画)

4.0

「チャラ男の夫とビビリの妻」

原題は「Suspicion(疑惑)」である。たしかに物語からするとこちらの方がぴったりくる。主人公が夫を疑う。それも、夫に殺されてしまうのではないかという恐怖の疑惑であ
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

5.0

「安定の傑作」

去年見た映画でレビューを書いていないのは、あと9本。1日2本ずつ書いていけば、あと5日もあれば目標達成だ。1日3本なら3日で終わる~(←たぶん、そう簡単にはいかない) 映画のレビュー
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

「選択」


「これは最後のチャンスだ。先に進めば、もう戻れない。青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴
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疑惑(1982年製作の映画)

3.3

「嫌われキャラの開き直り」

いっとき、松本清張の推理小説にはまってしまって、読みまくっていた頃があった。私はハマるとしばらくはそればっかりである。ひとしきり夢中になると、すーっと飽きてきて、また興味
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.0

「ついていけない」

市川・石坂コンビで作られた第5作。リメイク版『犬神家の一族』(2006年)を除けばシリーズ最終作ということになる。これだけが未見だったので、ようやくシリーズ全5作をクリアしたこと
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.4

「命がけ」

「去年鑑賞した映画を、なんとか年内に全部レビューを書こう」キャンペーンを絶賛実施中。とはいえ、1年前に見た映画を鮮明に覚えているわけがない。この映画もそういう映画のひとつである。
たまた
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.2

「中身が大切」

いわゆる「異形」が登場する映画は嫌いではない。今は考えられないが、昔は身体障碍者や五体満足ではなく生まれてきた人を「見世物」としてサーカス等で客寄せパンダにすることが普通に行われてい
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.0

「視覚的魅力」

市川崑監督・石坂浩二主演による金田一耕助シリーズの第2作。第1作は邦画配給収入2位(13億200万円)のヒットとなったから、第2弾を作るのは当然のことだったのだろう。石坂浩二は金田一
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.9

「ゴムマスク」

原作が横溝正史、監督が市川崑、主演が石坂浩二、この組み合わせで作られた映画は全部で5本。「犬神家の一族」はその第一弾だった。公開年は昭和51年(1979年)である。当時私は大学生だっ
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

4.0

「最強のモフモフ」

前作も映画館で見たので、続編も大画面で見たかった。もっとも、見たのは4か月前だから、そろそろ記憶が薄れて…(笑)
相変わらずモフモフが可愛くて愛らしくて、最後まで目が離せなかった
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

「引退映画」

3度の延期の末、ようやく公開になった。最初はひとりで見に行くつもりだったのだが、夫が一緒に行こうかなと言い出したので、久しぶりに夫婦そろって映画館へ。ここでレビューを書き始めてから、夫
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

3.3

「ナイスな鏡ホラー」

鏡の中の恐怖。これは大好物のホラージャンルである。「ミラーズ」「オキュラス怨霊鏡」「Mrフレイジャー」、以上3本の鏡ホラーを見たことがあるけれど、まだまだ怖いのがあるでしょ~と
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恐怖ノ黒洋館(2012年製作の映画)

1.0

「雰囲気映画」

私は見ていないのだが、「恐怖ノ黒電話」という面白いホラー映画があって、それを見た人が思わず「じゃあ、これも見てみよう」とトラップにかかったパターンが多かったとか。あと、短い予告編を見
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

4.3

「ドラキュラ裏話」

前章譚とか初めて物語が大好物の私としては必見の映画だった。かのドラキュラは、いかにドラキュラとなったのか。設定を考えるだけでも楽しそうだ。実在の人物ヴラド・ドラキュラと、ブラム・
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

「残念な監督さん」

10年以上前に見たことがある。見た理由は、「史上最低の映画」と言われる「プラン9・フロム・アウタースペース」を作った監督の伝記映画ということに興味を持ったからである。(「プラン9
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ジェジュン:オン・ザ・ロード(2021年製作の映画)

5.0

「ファンのための映画」

映画の初日の初回を見るのはいったい何年ぶりだろう。この映画は全世界に先駆けて日本が最初ということなので、世界最速で見られたことになる(試写会は別ね。応募したけど外れました(^
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

4.2

「色つきに感謝」

モンローの最初のカラー映画主演作である。そしてかの有名な「モンローウォーク」を拝むことができる映画でもある。モンローウォークなんていう言葉を知らない若い人もいるんだろうなあ。解説す
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ゴッド・アンド・モンスター(1998年製作の映画)

4.0

「ホラー映画監督の苦悩」

ジェームズ・ホエール監督の最晩年を描いている。監督は自宅のプールで溺死しているのを発見された。自殺と言われている。彼がどうして自ら死ぬことを選んだのか、その理由を描いている
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

「祝・完結」

映画館で鑑賞してから、そろそろ1か月経ってしまうので、印象が薄くならない内にレビューを書かないといけない。とは言え、最近はすっかり文章を書くことから離れてしまい、筆がスムーズに進んでく
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

4.0

「古きよき時代」

モンローは「Dumb blonde(頭の悪い金髪女性)」というスターイメージを確立したのだという。ダムブロンドなんて、酷い言葉だ。でも当時はこんな言い方はどうということはなかったん
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獄門島(1977年製作の映画)

3.9

「見立て殺人の面白さ」

これはたぶん古家一行版をテレビで見たことがある。なのでストーリーはわかっていた。映画は初見だったが、なかなかにエグい。惨殺される3人娘のひとりが浅野ゆう子だったのか!トレンデ
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野獣暁に死す(1968年製作の映画)

4.5

「大好物ゲテモノウェスタン」

仲代達也が悪役を演じるマカロニ・ウェスタン、と聞いたらもう見るしかないでしょ~~~~!!! こういうマニアックな西部劇は大好物中の大好物である。少々色が変でも、げろ甘で
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

2.9

「軽いドンビキ映画」

ヒッチコック作品をすべて鑑賞していないのだが(いつかはコンプするつもりでいる)、たまにガッカリすることあるということがわかった作品である。はっきり言って、ヒッチコックらしくない
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