ねぎおSTOPWARさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

分断の歴史 朝鮮半島100年の記憶(2019年製作の映画)

4.0

朝鮮半島の分断です。
客観的な立場(フランス)で製作されたこのドキュメンタリーは、ポイントをついたものでした。
ただやはり題材も含め、普段からNHKスペシャルとか・・つまりエンタメじゃないものを好んで
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高麗葬(1963年製作の映画)

3.8

キム・ギヨン監督「下女」「玄界灘・・」からのこれ。BOXの3作目。

あらすじは下の方に書きますね。
簡単に言うと、"姥捨て" の風習が残る貧しい村に来た母子を巡る悲しい話。
なんとなく「楢山節考」を
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

4.0

ポンジュノ「殺人の追憶」のキム・サンギョンさん主演!(ソン・ガンホさんの相棒っす)
そしてスペインのスリラー巨匠オリオル・パウロ「ロストボディ」のリメイク映画です。

これねー、完全に《観たつもり》に
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.8

アン・リー監督‼️
・・とは言えこれはジェリー・ブラッカイマーPだから。笑
それに脚本にアンドリュー・ニコルも参加(どの辺を担当したんだろう・・)。
アンリー色は薄れてる気もしますが、でも楽しませてい
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

なんだかとても幸せな気持ちになる青春ムービーでした!!
時代設定もわしらオッサンには懐かしくって堪りませんでした!
イギリスにやってきたパキスタン移民の一家。ここで生まれたジャベドくんが主人公。ムスリ
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玄海灘は知っている(1961年製作の映画)

4.0

「パラサイト」を製作する際、ポンジュノ監督が参考orインスピレーション?にしたという「下女」を観たわけですが、そこからさらに辿ってキム・ギヨン監督作品‼️

今更ですけど、わたし韓国映画に異様に興味が
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私たちの生涯最高の瞬間(2007年製作の映画)

3.3

2007年の韓国映画。
ストーリーは2004年アテネ五輪女子ハンドボールチームの実話ベース。

ナショナルチームの活躍の映画化だと、このちょっと後にスキージャンプの「国家代表」しばらくしての卓球南北合
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

もう韓国軍事政権時の歴史の教科書出来ますね!
「大統領の理髪師」
「セシボン」
「ユゴ」
「南山の部長たち」
「シルミド」
(「22年目の記憶」)
「弁護人」
「光州5.18」
「タクシー運転手」
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.6

1943年って終戦前ですからね。
正直想像がつかないです。
単純に感嘆。
そしてどさくさで79分に短縮されちゃうような、検閲されちゃうような時代だってのもわかる。
ロシアで発掘された<消えた部分のフィ
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

4.1

このところsex絡みの映画に頻繁に出くわすのです。
今作はとある仕事上の必要から観たのですけれどね。

****

タイトルが意味深で、主演ダニエル・デイ=ルイスと来たらもう気構えが違うわけです。笑
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7


何がきっかけでウォッチリストにあったのかすらわかりませんが、観始めてびっくりしてしまいました!

「AVだぁ!」という指摘もあったりしますが・・そう言えば AVの定義ってなんでしょうね?笑
この間「
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

4.0

「映画音響・・」もまだ記憶に新しい2021年。また映画の裏側を見せてくれるドキュメンタリーが登場しました!
「えーっ!」「おーっ!」と、まあ心の中ですけど反応しまくり!笑
知ってる映画が出てくるだけで
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.8

ホン・サンス監督作品って見たことあります?
・・・
「正しい日間違えた日」主演:キム・ミニ
「夜の浜辺でひとり」主演:キム・ミニ
「それから」主演:キム・ミニ
「クレアのカメラ」主演:キム・ミニ (こ
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ムーラン(2020年製作の映画)

3.8

非常に残念なことにこの映画は政治に巻き込まれてしまいました。
度重なるコロナ延期はともかく、香港デモにおいて主演のリウ・イーフェイが警察を支持したと「ムーラン」ボイコットが発生、またロケ地のひとつウイ
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.0

・・こういった場合、書き連ねても誰も幸せにならないので、〈観なかったことにする〉措置を取ろうと決意したエンドロール・・。

思わずクスッとさせられたので加点‼️

大コメ騒動 で
米米倶楽部 で
「愛
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5

まずね、これ良い!

話題になって、身近からも観て!と言われて久しく・・。
ついに観るタイミングでも「これアジア映画だったっけ・・?」と
すっとぼけたわし! ごめんなさい!

・・ただだいぶ怪しい記憶
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

話の構造としては、
「海の上のピアニスト」
「タイタニック」
「幸せなひとりぼっち」
「アイリッシュマン」
など多数の映画と同様に、二つの時間軸が存在して、少しづつ秘密が明かされていくように進むストー
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Red(2020年製作の映画)

3.5

レビューで知ったNetflix映画。それも夏帆。
な、なにーっ!!!???
「箱入り息子の恋」における星野源くんとのラブシーンでもドキドキしていたのに、妻夫木聡くんと不倫sexとな!!
・・かなりミー
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.7

冒頭と・・3回くらい使われた映像・・トンビかなあ、あれ。

全編を覆う逆光の美しさ。
河瀨直美さんの映像ですねー。
前作は「光」です。
<光>に照らされた<生命>の影側を観るのが逆光。
光とはほぼ生命
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

矢野、最高じゃん‼️
この冷めた時代における、「頑張る」ことへの応援歌だと思いました‼️


みなさーん、あけましておめでとうございます‼️
今年の元旦は、遅ればせながら映画館で見逃したコレを観ました
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

なんて美しい映画でしょうか。
これは映画史に残ると思います。名作カテゴリーに入れるべき作品と思いました。


女優もさることながら画が綺麗!
表情を捉える繊細なアップ‼️
最高の画角の風景ショット‼️
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春の夢(2016年製作の映画)

3.9

これは韓国映画と言うべきか。
はたまた中国映画と言うべきか。

監督のチャン・リュルさんは中国人。
彼が韓国で製作した映画。
出演はハン・イェリさん(「ハナ奇跡の・・」の北朝鮮選手役、「ファイティン」
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

IMAXシアターでのHans Zimmerは最高でしたねーー‼️
音楽の力はこれ程か・・と。

女性監督ならではのハイヒール👠での表現や、嫉妬はさっすがだなー。

・・・どんなお客さんを想定していたの
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

4.0

【2020 ねぎおBEST10映画】
「ダイハード2」のレビュー場所を借りて・・今年の映画BEST10。
① 「レ・ミゼラブル 」仏 ラジ・リ監督
② 「はちどり」韓国 キム・ボラ監督
③ 「泣く子は
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グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

-

何を書こう・・。困った。

ほぼ事実と認定されていることが映画の背景にあり、それを切り離すわけにはいかない・・。とはいえ以下に多く書くことってほぼ映画とは遠い話。
読みたくない人は回避してください。
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クローゼット(2020年製作の映画)

4.3

これはいったい何ジャンル映画!!??笑
まあこのところ数年の韓国映画ってある種インド映画化しているように思っています。つまり何でもあり!さすがに音楽とダンスはないけど、ほら、「パラサイト」の時もジャン
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

-

これは昔「大冒険」と「地獄旅行」観た人向けな気がするなあ。
少なくとも2作を予習していないと楽しめないのではないか・・。

いやいやネガティブではなくて、個人的にはとーーーーっても有り難く、楽しい時間
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

5.0

2020年11月20日、あるレビューを読み、これは行くぞと決意して早一か月。
・・これはすごい!!・・想像を絶する迫力でした。

入れていた情報は・・
①秋田県だけ「鬼滅」が一位を取れなかった(この映
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.9

おーおー、後編になると森山未來くんはたくさん喋るようになっちゃった。笑

つなげて一本の話ではあるけれど、結構それぞれで成り立つように本書かれていました。なるほどね、ほーほー。
お笑い芸人パートは99
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

「バッドジーニアス」があったから、それなりの期待と心構えで映画館に向かったわけですが・・・。
そこにはまったく別の映画がありました!!

どこかに「『バッドジーニアス』のスタッフが!・・」とかキャッチ
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.5

東京国際では外れちゃって、ようやく劇場で。

これシブイ!良かったですよ!

ボクシングだし、「あしたのジョー」や「あぁ荒野」「ロッキー」などを思い浮かべつつも、少ししたら引き込まれていました。
森山
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

なんかね、後回しになり続けてしまったんですよ、この映画。
ずーーーっと観るつもりリストに居続けていると、そのうちモチベーションを失ってしまうっていう。
J1に上がる上がる詐欺のジェフ千葉か大宮かってく
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ミリオネア・オン・ザ・ラン(2012年製作の映画)

3.6

この映画、日本未公開なんですね。
今度2020年12月14日ヒューマントラスト渋谷でのCJ特集で上映されます。でもamazonにあったから観ちゃった!

最初のシーンが刑事、尋問、講義・・で、チョ・ジ
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.4

ハル・アシュビー監督

主演は30代半ばのジャック・ニコルソン。役名はバダスキー。
そして劇中「Bad ass」と呼ばれる可哀そうな(笑)人。
今だったらね、「カッコいいじゃん!」みたいな流行語なのに
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.0

「ねえねえ、あの人眼ぇ真っ赤だよ。振られたのかなあ」
「バカ!指刺すなよ!きっとリストラだよ。絡まれるぞ!」

あの口はきっとこう言っていたに違いない!(思い込みです)

君の誕生日を観てきただけだぁ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.5

ハル・アシュビー監督。
この方、アメリカンニューシネマと後世呼ばれたジャンルにおいて、実はとても重要な役割を果たしていますよね。
ニューシネマと言えるかどうかは論争になるほどで、まあまあ考え方が色々で
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