mmkさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヤヤ(2023年製作の映画)

4.5

ああ、映画ってたった1つの素晴らしいシーン(画)があれば成立するんだよなぁと思い出させてくれた短編
ヤヤが目覚めた時の三日月型の光

というか…エヴァネッセンスて!!!なつ!!!!

パ・コンコンの袋(2023年製作の映画)

3.5

セネガル版ジュブナイルかな?
セネガルの作品であること、セネガルの女性の地位向上を目指す監督であることという作品背景が重要だし、日本で観られるという事実をかみしめる
主演の子すごく美人

ローカルウォーミング(2022年製作の映画)

3.5

これも風刺のきいた作品
人間の滑稽さをブラックに描いていたけどかなり冷酷な視点だったな

君と空は(2023年製作の映画)

3.8

雰囲気はバツグン。「無理なの」もすごい分かる。なんか足りないかな?
観た後にあらすじ読んだけど、遠い未来っていうのはどこで感じ取れば良かったんだろう?

クローダ(2024年製作の映画)

4.1

音にこだわっていて大変良い
靴磨きのシーンの音楽性、そんな表現の仕方があるんだ
タップのシーンがめちゃめちゃかっこいい
カッコ付きの言葉はアイルランド語かな

モーリ(2024年製作の映画)

5.0

トルコ語とクルド語でGoogle翻訳を使うような私の知らない小さな世界
異国の空気、冷たく美しい景色、余白のある映像
私の琴線に思いっきり触れる素晴らしい短編だった
この監督の長編はめちゃくちゃ観たい
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円卓を囲む人々(2023年製作の映画)

3.0

言いたいことが陳腐すぎるかな?
実験映画ならもっと尖ってていいのに

ウォーター戦争(2024年製作の映画)

3.2

戦争への風刺に感じた
コメディというより、風刺だとしっくりくる感じ
撮り方とかエンディングがオシャレ

一歩ずつ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

秘密を明かした時のサンドロの恥じらいと誇らしさが同居する表情が素晴らしい
音楽と雰囲気もとても好き

(2023年製作の映画)

4.1

無意識の中の差別
インドの土埃
ベタだけど映像と主演の女優さん良い
またバックパッカーして価値観の違いに殴られたい

#SSFF&ASIA2024

バービー(2023年製作の映画)

2.0

誰に向けた映画なんだろう…?中学生くらい?エブエブ観た時のような脱力感。謎に高い前評判、滑り倒す時間、小劇場み、それにプラスジェンダー問題まで入っててしかもその取り扱い方が古いというか酷いしで…観てて>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

泣いたは泣いたんだけど、何で泣いたかよく考えてみるとテイト(役の俳優)のカイアへの愛(の演技)が良くて泣いたのであって、物語はなんだかツッコミどころが満載だった。自然の映像も綺麗だったがファンタジーと>>続きを読む

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

3.5

ヴェンダース監督の車シーンは永遠に観てられる

女性が全員強い

いいカットたくさんあったけど、ストーリーがな…

カムイのうた(2023年製作の映画)

3.5

大正時代、実際に闘い生きて早逝した知里幸恵さんというアイヌ女性を知れただけでも観た価値があった。劇中で読まれる言葉が美しすぎて『アイヌ神謡集』即買いました
アイヌの素晴らしい風習が認知されてきてなんな
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

歴史の抗えない奔流の中でそうとしか生きられなかった一人の科学者が浮かび上がってきて、人類と科学との関係を考えさせられる…と比較的冷静に知的好奇心を持って観られる作品だが、日本人としてこの映画に向き合っ>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こんなに重いと思わなかった…。
余白の多さに対して音楽の使い方が合ってない感じがあまり好みじゃなかったけど、ラストのカラムの表情でまくってきた。
全編通して「死」を連想させるシーンが多く、だけど明確に
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

全編森の中なのでめちゃめちゃ癒される。
男だとか女だとか友情だとか愛情だとかを超えたところの、人々の確かにあった小さな営み。冒頭のシーンがあることで、「確かにあった」感が見事。
ラストは余白たっぷりな
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突貫小僧(1929年製作の映画)

4.0

14分の音声版。
かわいい。初めて観た時子役どうなってんじゃと驚いた記憶。

和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

4.0

かわいい作品。
サイレント時代の役者さんは求められる演技の仕方が違ったんだろうなぁ。

それにしても小津作品が配信で観られるようになるとはねぇ。昔神保町シアターに足繁く通ったものだ。何年越しに(13年
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ランド/再生の地(2021年製作の映画)

4.0

この景色と暮らしなら何時間でも観ていられる人間なので映画としての評価というより映っているものへの評価になってしまう。
ストーリーはこれ系は実話でなければ相当なファンタジー。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.8

常々思っていることだけど、銃撃戦じゃなくてドラマチックに人が死ぬんじゃなくて戦場そのものを写すんじゃなくて、これが1番ズシンとくるし戦争について考えさせられる、表現方法だと思う。
今作は『この世界の片
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.7

イギリス英語、古き良きイギリス紳士感、でイギリスを感じられたのは良かった。
邦題で陳腐なイメージつけるなよ!という感想を書くつもりで見始めたのだが、ストーリーはまぁ。。演出も少しあざとい。SNSもハー
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.8

ラストのガンアクションシーンのために白黒にしたんだろうなというくらいそのシーンはかっこよかったが、やはりこの監督、何よりもまず(映像の)かっこよさを優先して撮るんだろうなと思った。デビュー作を観て感じ>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

最高にドラマチックな設定の中、劇的なことが何も起こらない、ここに人間(民族や男と女、とそれを超えたもの)の営みが凝縮されていてすごい。
撃つのにめちゃめちゃ時間がかかる銃のシーンと荷馬車を降ろすシーン
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

5.0

まずロードムービーガチ勢として、最高のロードムービー。
きらきら恋愛もの苦手勢として、後半ずっとキュン→ラストキュン死に。

ゆる言語学ラジオで本当の人間讃歌について語ってたけど、これは紛れもなく人間
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パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.5

高畑勲古いやつから観るぞ第二弾
パパンダが伊集院さんにしか見えず笑
背景画もほのぼのな絵柄でかわいい。
すてき。

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

4.5

高畑勲展がとても良くて、古い方から観るぞ第一弾。
やっぱりアニメーション、凄いのひとこと。表現も演出も、革新的だったんだろうなぁ。単純な絵に見えるけど、昨今の量産'美麗'アニメなんか比較にならないレベ
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いろいろな解釈ができるように作ってあるけど、ジェンダー系ほっこり恋愛というオブラートに包みながらの、女の恐ろしさや浅ましさを1番に感じて後味悪く観終わった。ジェンダー映画が普通になって来た今、もっと先>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新しい角度からの、だけど思いっきり核心をついた純愛映画だった。
相手がどんなに理解しがたくても、クレイジーでも、言葉を飲み込んで微笑んでいられるのが愛(結婚)だと思うしそれが出来なかったから別れたなー
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殯の森(2007年製作の映画)

3.2

河瀬監督、なんとなくの偏見で1つも作品を観たことがなかったのだが、あらすじがどれもこれも好みな感じなので、好きだといいなぁとかなり期待をこめて観てみた。

結果、あらすじが好み…の期待は超えず、好みな
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

4.5

ロマンチックな映画だった。

最初ノリとカットの仕方で、やばいこれ日本のドラマにありがちな浅ーいコメディかもと思って絶望しかけたけど、とても味わい深い映画だった。そして2回目観たらさらに味わい深くなる
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Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

4.0

ビーガンの映画はいつも魔術にかけられてほろ酔いみたいになる。
映画館で初めて観れたなーと感慨に耽りつつ映像美に(文字通り)夢中になっていたらすぐ終わっちゃった、体感3分。笑

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.9

言葉にできない物事はこの世界に溢れていて、それは音でも、匂いでも、肌触りでも、ありとあらゆる感覚、それに記憶も。
ましてや生や死なんて、言葉では到底表せないよなと。
今読んでる「三体」とも通づるものが
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息子の部屋(2001年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

劇的になりがちな「死」を題材にしてこれだけ日常というか現実をブチっと切らないで地続きに描いている映画って初めてかもだし、死を劇的に扱う物語に拒否反応が出る理由が分かった気がする。
何か特別なものに救わ
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