mmkさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.3

一生追いかけるであろう、中国の同い年天才監督ビー・ガン。
映像が美し過ぎて話どうこう二の次にずっと画面観ていられる。全ショットガンギマリ。
ただ、キマリすぎなのと、主人公がかっこつけすぎな感があって、
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.8

シュールコメディであり、
静の童貞モノとでも言おうか、え、なんだそれ笑
でも静でも動でも時代も国も超えて通ずるものがあるらしいな。ずっとにやにやして観ていた。ただ、この手の話は女性には分からない領域が
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

このテーマとこの流れでコメディにしてしまうところがすごい。悲しみと可笑しみは本当に紙一重。幌のシーンは優勝。
カウリスマキは昔何か見たことがあって死ぬほどハマらなかったのでどうかなと思ったけど面白かっ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.2

「青い時間」が最高に良かった。自然が息を止める瞬間とは、なんて素敵な表現。あの恐ろしさと美しさはめちゃくちゃ分かるし、あの1分間は確かに映画史に残るシーンだ。この話だけなら迷いなく☆5
ロメール他のも
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.5

女性が強くしなやかに闘う映画が好き。
それは「プロミシング・ヤングウーマン」を観た時に確信した気がするんだけど、この映画でキャリー・マリガンのファン確定した。
事実ベースの社会派映画は、映画としての云
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.4

かっこつけてるなーのシーン(というか全編)が合わなくて、あーかっこつけてるなー、になってしまって私の中ではするするとスベってしまったので残念。
配役の妙、がこの映画の全て。
あとこれロードムービーでは
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.0

愛が深すぎる。
人を愛するって、広義で考えたいし広義の愛で愛したい。と改めて。

前作の方が好きだけど、前作同様、心に染み入る映画体験ができて良かった。主演が同じ女優さんってすごいな。
「美しい画を撮
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エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.3

近くでEOやってくれないのでとりあえずこっち観た。
アート的に見せたい画があるんだろうなというのはよく分かったが、それだけだった。バチバチにキマッた映像ありきの作品でも好きなのあるけど、これははまらず
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アカシアの通る道(2011年製作の映画)

4.7

おじさん×少女とかおじさん×赤ちゃんとかのアンバランスバディものロードムービー(ベタにして古典)大好き勢としては大満足、余白も心地よい
乗ってる車もかっこいいのもポイント高し
ロードムービーはこれくら
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あらすじでまさに私のための映画かと思って絶対観ると決めてた。
観てみたらかなり暗い印象で思っていたのとは違った。
中盤あたりまで明るい話な筈なんだけど、音とか画面のところどころ不穏な雰囲気が記憶に残る
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

ガーディアンズオブギャラクシーは満足度がすごい。アベンジャーズと同じくらい楽しい。
アクションシーン前のめりでずっと観てられる。
あとメインテーマが一貫して「家族」なのも好き。
ただ、3作品ではvol
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ライフ・イズ・クライミング!(2023年製作の映画)

5.0

ドキュメンタリー生涯ベスト級
フリーソロも大好きだけどあれの10倍手汗かいた
全人類に観てほしいけどクライミング興味ない人にどれくらい響くのか気になる、「ドキュメンタリー映画」としての評価というよりは
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

評判通りの、そこはかとない面白くなさ。笑
なんかソーのシリーズ作らなきゃだからなんでもいいから急いで作ったん?的な雑さが…。なんかいろいろ雑だった…。

ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.8

はい、ロングトレイル行きたいー

なんかセリフがオシャレだったな
実話だからこそ、ドラマティックじゃないのがいい

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

かなりベタな話ではあるけど、坂でダニーを抱きしめるシーンは良かったな。
スカートの長さチェックというこの世で最も無駄な時間、日本特有かと思ってたらカトリックの学校でもあるのね…。

てか!あれがティモ
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

涸れるほど泣いた
完全に大人のためのファンタジー
犬の生態まじで分かってる、めっちゃ笑った

しかしマンツがあまりにもただの悪すぎてアメリカ映画にはよくあってもピクサーにはあまりない勧善懲悪だったのが
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

もっとキラキラ映画かと思ったら、社会派重め映画。インド映画は重いところはとことん重くするからやっぱり他の国の映画と違って面白い(interestingの意)
ただリアル路線なのに現実的ではないちぐはぐ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

いやぁーーピクサーは上映時間中1秒も無駄にせずずっとワクワクできるから本っっ当にすごい。

きらめきを見つけて大成功!っていう話かとおもったら、その1歩先だった、マジでピクサーって他のアメリカ映画と一
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

これも小劇場みあったなー
という理由で実はテーマやストーリーでは真新しさがないけど、お金かけて本気でバチバチに映像化したところが評価されてるんだろうなぁというか、「社会性をもたせる」ってこういうことな
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

これからのMCUへの期待は高まる一方だけど、この作品単体としてみたらあんまり面白くなかった。なんか繋ぎのために作った感。アントマンの良さはピクサーっぽい発想の面白さだったのにー。映像も凄いんだけど、え>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ全編泣いてた。
原作のアツさ、ひいては石塚先生のアツさが損なわれることなくパワーアップしてアニメ化されていて最高だった。
泣かせる演出までマシマシでちょっとくどかったので-0.3
8割ライブのシー
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

5.0

めっちゃ良かった。
人の輪の端っこで空回りばっかりで、共感できるところいっぱい。ただ、私にはフランシスみたいな才能と、雑踏の中で2人だけの世界を作れる相手がいないという哀しさよ。
ラストカットのフラン
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

他の映画と比べるのも味気ないんだけど、これ系なら「100万円と苦虫女」の方が好きだなー。何故かはよく分からないけど、男性監督と女性監督の差かしら。恋愛ものは確実にその問題を孕んでる。終わらせ方も、男女>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

3.6

1930年代の話だけど、昔はやばかったねーじゃなくて、こういう差別は今でも普通にあることだからな…。
題材が刺激的だと映画としての良さに浸る前にずーんときてしまうので点数つけ難い。
差別シーンは暴力シ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.5

カメラ揺れすぎて(揺れすぎどころの話ではない)開始10分くらいで酔い、ずっと気分悪かった。トニーレオンの色気でどうにかみれたが、音楽なかったらだいぶ評価低いかも。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

また言葉なんて必要ない映画に出会えました。
文句なし星5!

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな友達から性的な意味で好かれてたと知った時の苦しみも、関係を壊したくなくて友達として付き合ってたけど壊れてしまった時の苦しみも、お互い好きなのに性的な関係が表層化して一緒にいられなくなる苦しみも>>続きを読む

祖谷物語 -おくのひと-(2013年製作の映画)

4.1

台詞や(地元民ではない)役者の演技など稚拙なところがありながら、田中泯さんと映像がめちゃめちゃ良いという不思議な映画だった。
田舎讃美でも、アンチ田舎讃美でもなく、自然と、自然に寄り添って生きる人々を
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.4

日本語の、「幸せなひとだねぇ」の意味の「幸福」だろうな
そもそも、幸せって空虚な響きも含む概念だと思うし、皮肉ともとれるが直球に幸福を描いたともとれる。それを言語化超えて構図やカメラワークや色彩バッキ
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.3

ルーシーが絶対ラブラドールの血が入ってる系の犬でかわいかった。
だが、、何故かウェンディにイライラしっぱなしで、全く肌に合わなかった、、理由はほんとになぞ。

真実(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

演技(嘘)でも、相手のことを思い遣ってる、と相手に思わせることが大事でそれが真実になる、という解決と、「家族」の愛おしさと寂しさを描いてるんだろう。
感動的なハグからの、嘘を言ってる仕草でのセリフ練習
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.5

才能しか感じない。
アイデアから構図から衣装からふとした仕草から音楽から台詞まで…すべてバチバチにキマってた。
61年で女性監督で、なんて信じられない!
初めから終わりまでおしゃれすぎ!

プリシラ(1994年製作の映画)

4.0

この手のテーマは時代と共に超変わるから94年の映画、として観ないとな部分はかなりありつつ。ロードムービーとしての要素は全部揃っていて満足。

ただ、男の人が女装すると必ずするのが例の髪のかきあげ方。不
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.0

ヘレディタリーを観た時とほとんど同じ感想。
「だから…?」っていう。
やっぱ基本的に謎解きとかミステリーとか興味なくて、絵に隠された伏線とか、だから?になってしまって楽しめないんだな…。相性悪いのでど
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

4.5

好物の半ドキュメンタリーもの。
日本の宣伝がほっこり心温まる、北欧万歳系だったのでなんとなく食指が動かなかったんだけど、いい意味で裏切られとても良かった。
事件が起こるわけでもなくたんたんとして、自然
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エール!(2014年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

号泣すると点数高くなっちゃうけど、しょうがないよね。笑
オリジナルがあるなら絶対オリジナルから観たい、ということでこちらから。
お父さんが喉のふるえで歌を感じるところと、オーディションシーンは、涙止ま
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