monaminamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

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愛のお荷物(1955年製作の映画)

4.2

少子化の現代とは真逆の昭和。今じゃ絶対NGなワード連呼のおっさん達に負けずのシタタカガールズ達の生き生きっぷりとテンポの良さ!ドタバタすぎて大変〜
佃島っていまじゃタワマン立ちまくってるし、なんとも時
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

4.5

誰と戦ってるよ〜ってツッコミたくなるトランティにゃんこ。嘘をつくこと、信じたいこと、真実とか現実がごっちゃ混ぜになったやつ楽しいです。
段々アート感溢れるカットみてると吉田喜重思い出すけど、逆?
SM
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左利きの女(1977年製作の映画)

4.7

R.I.P.ブルーノ・ガンツって訳でもないけど。フェミに毒されたアンニュイ妻。小津リスペクト止まらなすぎてだだ漏れてるのも愛嬌。
ジェラール・ドパルデュ一瞬すぎて見逃すとこだった。
昔のアニエス・ベー
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.5

ジャン・ルイ・トランティにゃんこにマリー・フランス・ピジェってだけでおフランス感マキシム♡軽妙なエロスとサスペンスが混じってラストまでオシャンで楽しいにゃん。

少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.8

狩られる野兎の如く、少女の受難は逃れられない運命。つら...
少女と女のあいだの表情や不貞腐れと諦めの絶妙な表情にやられる。
モンテヴェルディの音楽がまた哀愁。

不滅の女(1963年製作の映画)

5.0

初グリエ。ありがとうU-NEXT!
マリエンバートの感じとほぼ同じだけど、こちらはトルコはイスタンブールが舞台でより摩訶不思議感。さまざまな記憶。歴史、言葉、風景、着ていた服、視線、そんなものたち。影
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深夜の告白(1944年製作の映画)

4.2

後半からぐっと掴んでくる、レイモン・チャンドラーの技なのかな。
マッチのとこ洒落てるねぇ〜

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

何よりもスパルタ達のシックスパックと黒パンに目がいってしまって話頭に入ってこない!バッドテイストが過ぎるペルシャの王の登場はフライングロータス出てくるかと思ったよ〜
この中にいるとやたらとテンション高
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

5.0

俺が共演したかった感漂うモニカ・ベルッチと俺との愛の逃避行。戦火止まない紛争地帯、休戦でもそうでなくても踊り狂う人と動物達。そうでもなきゃ生きてられん!てな世界はいったい誰が狂ってるんだろう。溢れる動>>続きを読む

ブランカニエベス(2013年製作の映画)

4.0

闘牛にフラメンコにってスペインっぽさ全開+白雪姫に見世物小屋ってかなり盛り込んできてからのサイレント白黒という。結構好きなタイプのダークさだけど何かが物足りないのはなんだろう。とりあえず暫く鶏肉は控え>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

5.0

シカゴの街並みと激シブ(痺れる〜)ポール・ニューマンと若っいロバート ・レッド・フォードの絶対面白いやつ!

とうもろこしの島(2014年製作の映画)

4.8

興味の尽きないアブハジア自治区。紛争地帯でまさかの小屋からDIYという生きる力かなり強めおんじと孫娘のほぼ言葉もない静かで強い映画。
淡々と生きる人と物々しい社会との対比、そして流されてまた始まる人の
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紅夢(1991年製作の映画)

4.9

大奥in中国
絶対この優しさ怖いよね、という2番さんとか女達の執念と悲しみの戦い。季節ごとの空気とか閉ざされたお屋敷のなかに灯る赤提灯のなんともはかない美しさ。古きよき中国だけど絶対無理な世界。

ナッシュビル(1975年製作の映画)

5.0

ロバート・アルトマンの一筋縄では行かないUSA歌の祭典。歌えばなんとかなるわけがないけど、なんとかしちゃう子と出来なかった子。笑顔と偽善の裏の嫌〜な感じ全開なのにカントリーミュージックで誤魔化してるあ>>続きを読む

ストーカー(1979年製作の映画)

5.0

ストルガツキー 兄弟の本を読んだので改めて観た。原作本のラストのあたりをタルコフスキーが広げた世界感でやはり唯一無二なイマージュ。さすがやで〜

カレ・ブラン(2011年製作の映画)

4.6

管理する側とされる側。気づかずに管理されているのが一番楽なのかもしれないけど、気付いてしまってからは戻ることができない社会。とてもきれーでクリーンな画だから血もぬいぐるみもなんか嘘みたい。はじまりのビ>>続きを読む

シアター・プノンペン(2014年製作の映画)

3.7

カンボジア映画、初です。
クメール・ルージュ、ポル・ポトなしでは語れないこの国の大変な歴史がドラマチックに。インディー映画感あるのもまた味わい。

エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

3.8

もう20年くらい夢の国に行ってないし、おそらくこの先も行く事は無いだろうけどもし行く時には猫インフルに気をつけよ〜。

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

5.0

森崎東デビュー作にしてこの完成度。恐るべし!
もーみんな愛しい人たち。ずーっと黙ってた虹子母さんが喋りだしたらあら大変!こんなかっこええババアになりたいものです。
ゲエテの糞まみれとか、しゃっくりの入
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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.5

美女の微笑みに魅入られてしまったら...
なんとも幻想的なポルトガルの街の朝と夜とに浮かぶそれぞれの光と影が美しくって、ちょっとやりすぎ感ある浮遊シーンもなんか許せてしまう。
マノエル監督の遺作とのこ
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.5

小さな世界での人間関係、社会の図。これがデビュー作のアンヌ・ヴィアゼムスキー嬢のその瑞々しい美しさとロバの可愛いのの受難にとなかなかつらい世の中なりけり。そんな中、シューベルトピアノソナタ20番がなん>>続きを読む

ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

4.8

ほっこりとかていねいな暮らしとかでは済まされないアーミッシュ的ターシャの暮らしはとんでもなく憧れるけど、憧れるだけじゃだめなのよね。と、私もとりあえず花がらをもっとしっかり摘もうと思いました。
理想の
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

5.0

ケイリー・グラントの妙な動きとロザリンド・ラッセルのお洒落〜なバリキャリウーマン達の早口でものすごいテンション!似たもの同士吸い寄せられるのねぇ。影で映る絞首台とか、階段覗くおっさんとか細かいところま>>続きを読む

喜劇 女は男のふるさとヨ(1971年製作の映画)

5.0

森崎東にハズレなし!
お金ないから片目ずつ整形する緑魔子や手作りキャンピングカー(欲しい)で旅する倍賞さんにまさかNHKの放送終了の君が代があんな感動的に聞こえるなんて、天才的すぎる。女版寅さん的な生
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.9

レムの原作は未読だけど、こちらの映画化は役者本人が本人役だったり、実際の映画や名作への目配せも多々あったり、幻覚世界なんかもニュルニュルしたアニメーションで良かった〜!
未来が現実になりつつある201
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アルフィー(1966年製作の映画)

4.0

古き良き感のあるロンドンのオラオラプレイボーイ。流石にドン引きレベルの女性への扱いはそのままテムズ川に流れてしまえ!と思ってしまうけど。わんこがいてよかったね。

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

5.0

初めて観た。なんかもう、夢みたいに綺麗な演出だらけだし後のアニメへの大きすぎる影響がよーくわかった。偉大すぎるっ!
最後のゴダイゴのEDテーマと鉄郎の表情にもぐっとくる。
アオイホノオのせいでメーテル
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みかんの丘(2013年製作の映画)

5.0

エストニア人のみかん園でほっこりと思いきや、チェチェン紛争さなかの対立に巻き込まれたややこしい憎しみの先の心の動きに、イヴォ爺の揺るぎない意志の強さとシャシリクの旨そうさが染みるストーリー。
一生懸命
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

5.0

約半世紀前に撮られたというのに今みても未来感ビシッとキマッてるところがたまげる。鏡の使い方もいちいち洒落てるし、音楽の選曲もセンス抜群で完璧すぎるー!

アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

5.0

もう、ずっと美しい絵の連続。
ざくろの色よりもポップ。
「美しすぎる」と言われたというのも納得の鬼センス。全く由縁もないアルメニア、なのにこの懐かしさ心地よさはなんなのかしら。
民族、芸術、そして生き
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360(2011年製作の映画)

4.0

世界繋がってる、ってうまーくまとまりすぎて何かが物足りないような。「輪舞」ならロジェ・ヴァディムの方が好みかな。

スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.7

中学生のとき林間学校行くバスでみて忘れられずにすごく好きだったの懐かしすぎて再鑑賞。
こんなだったかー。当時はすごーく怖かったけどいま観直すとなんか笑えてしまうおかしな映画。
絵が宇野亜喜良だったのね
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戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)

4.5

18世紀英国の海軍のブラックさもさることながら、当時は燃料もGPSもないのに2年かけて航海する気合はそりゃブラックにもなるよね。
叛乱した彼らの行き着く先の無人島で今も子孫が暮らしてるらしいから生命力
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.5

ジャレッド・レトー七変化!
厨二っぽい哲学あり、ifもしもに
宇宙の収縮に時間の認識に異次元にとSFの王道てんこ盛り全部乗せでものすごい疲れる、けど過剰だけど魅せられる演出。すんごいつくってて楽しかっ
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ミスター・ルーズベルト(2017年製作の映画)

3.6

とりあえずルーズベルトがトラ猫だからトラ猫飼いとしてはつら。
レナ・ダナムとかミランダ・ジュライの文化度を弱めた痛いガールズ映画って感じ。
ノエル・ウェルスちゃんのくるくる回る瞳や動きが可愛い。