すごいもさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

すごいも

すごいも

映画(254)
ドラマ(0)
アニメ(0)

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.1


自由と抑圧



クラスの人気ものが今学期9回目のズル休みに挑む。

学生時代は毎朝起きる度に「学校に行きたくない」と思った。学校自体がイヤという訳ではなく繰り返される日常に嫌気が指していたと思う。
>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.4


他の人の気持ちなんて分かんなくて当たり前じゃないか。


真面目な松田龍平は辞書編集部に配属され、新しい辞書、大渡海の製作に参加する。

松田龍平演じる馬締光也は名が体を表すように真面目な男である。
>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7


貧乏くじ


量子世界に閉じ込められたホープのお母さんを見つけにいざ量子世界。

アベンジャーズ イチ性格がいいアントマン。性格のよさゆえにいろんな人のいろんなお願いを一挙に引き受けて損をしてしまっ
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.4


医師のトライアンドエラー


大名医ベネディクトカンバーバッチは事故で手の神経が麻痺、治療のためにネパールへ。


魔法で建物を作り変えたり、重力の方向が変わってグルグルしたりインプション的な戦闘。
>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.5


戦争の原因を知ってるか



異星人ブリーラーソンがみる、夢の正体を掴むために地球へ。

まず冒頭のマーベルのロゴがいい。笑いと愛に溢れている。
2本指でキーボードだけ見ながら文字を打ち込むブリーラ
>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.2


兄弟の理解



ソーも3作目。世の中はコロナで帰省を自粛する動きだがソーは気にせず帰省。


3作目となるとソーはロキが深まっていていい。変わらないロキもいい。

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.1


エンディング前振り映画



エンディングがとにかく素晴らしい。エンディングのよさを際立てる為の2時間。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.7


桃をもぎる才能



100万円溜まったら引っ越す。「危ない人」のレッテルを貼られた蒼井優は「誰も自分のことを知らない場所」を求めて引っ越しを繰り返す。

派遣のバイトをしていたことがある。勤務地は
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.2


生まれ変わり

公安9課はサイボーグをハックする人形使いを追う。


作中に記憶を改竄されたり、身体中を機械と取り替えられた人間が出てくる。 


ぼくはよく「生まれ変わりたい」と思う。整った容姿や
>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.6


仕事を続けられる条件

長澤まさみのパンフレットをみて林業の仕事をすることを決めた染谷将太。離職者が跡を絶たないキツい仕事を染谷くんは続けられるのか。

軽トラに走って飛び乗る伊藤英明が超いい、との
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.7


人種による違い



彼女の両親に挨拶にいく、そこには黒人を使用人にする怪しい家族が住んでいた。

訪れた先のホストファミリーが不審、という点ではシャマラン監督のビジットに近い。あっちは怖さとイカレ
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4


どうしたら人を信頼できるのか

半地下に住む貧乏家族が金持ち家族を乗っ取っていく。

金持ち家族は貧乏家族の能力をかって信用してしまう。出来る人は精神的にも卓越しているのか。いい加減な人は人として問
>>続きを読む

ブルース・オールマイティ(2003年製作の映画)

4.7


あなたの願いはなんですか。叶ってますか。

全知全能の力を手に入れたジムキャリー。神様は誰の願いをどれだけ叶えているんだろう。

誰かの幸運は誰かの不幸かもしれません。社員全員が社長になれるわけでは
>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.7


お受験で「尊敬してる人を"親"」と言ってはいけない


離婚した妻との子供と、いまいちブレーク出来ない小説家の阿部寛が台風の夜を共に過ごします。


親みたいになりたいとは思えない。ドキュメンタリー
>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

4.7


綺麗な真実



嘘つき弁護士が嘘をつけなくなりました。

弁護士が自分の正義感を曲げて仕事を全うする為に嘘をつく事もあるでしょう。相手を思いやって嘘をつくこともあると思います。そういう嘘は美しい気
>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0


マザファ

念密に計画を練る要人警護のライアンレイノルズと出たとこ勝負の殺し屋サミュエルLジャクソンのバディもの。

映画の年齢制限は「言っちゃいけないセリフ」が一定数以上あるとされるそうです。その
>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人類が月に行って50年がたった



デイミアンチャゼル監督最新作。ニールアームストロングをライアンゴズリングが演じる。

50年前に我々人類は月に降り立った。スマホがなくてパソコンは部屋を埋め尽くす
>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.8


社会的に死んだ幽霊たちが独裁国の転覆を目指す。

この映画の目玉の1つが冒頭のカーチェイスでしょう。スピード感とグロい描写(配信サービスだからあそこまでできるのでしょうか)、BGMも曲をかえながら鳴
>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.0


おじちゃんの時間はゆっくり流れる



マフィアのデニーロが暴れる映画。

組合で認められていく辺りの手をつけられない感じがいい。頼まれればなんでもやる。おっかないことも次々こなす。グランドセフトオ
>>続きを読む

クロース(2019年製作の映画)

4.7


手紙の間

郵便局長の息子は自己中心的なグータラ息子。心を入れ替えさせる為に送られたのは雪が降りしきる田舎村。そこでは争いが絶えなく、他人の為に手紙を出すことなんてなかった。しかし、自分の家に帰るに
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.2



ワタクシ、EP8好きの異端児です。なにをやっても事態が好転しない絶望感が大好きです。

前作の虜になってる自分がいました。今作を観ても緊張感が感じられない。

新三部作にグリーヴァス将軍とかドゥー
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.7

上司のアイアンマンは引継ぎが下手



夏休みがニックフューリーに潰される。
エンドゲームの後、アベンジャーズの主力がいなくなった今、平和を守るのは誰か。強さを考慮するとソーか、ストレンジか、キャプテ
>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

4.6

正しい恋愛なんてないんだよ。悪い意味で。


恋に不器用な男女の群像劇。二股脚本家を軸に展開していく。二股していることが色んな所にバレているがダラダラ付き合っている。彼に影響されたり、反発したり。登場
>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.7

流動的な大人と滞る子供たち



美大生の松山ケンイチは教員の永作(博美)さんに恋をした。39歳。今でも可愛いのに10年前の永作さんなんて余裕なのである。眉間にシワを寄せながらタバコを吸っている永作さ
>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

2.3



刺激のないストレス



トップ俳優の男がダラダラしてるだけの映画です。お金を持っていて、顔もカッコいい。なんの苦労もなくなんでも手に入る。

だから頭を悩ませて

「これを買おうかなあ。」

>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.6

ジョゼと虎と魚たちにみるゆとり


また今泉力哉監督に騙されて映画を観たんだぜ、許さねーぞTSUTAYAプレミアム。コメンタリーもゆったり観れてしまう。

騙されたシリーズの頭、キャロルは大黒星だった
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

2.1

女の世界



「愛がなんだ」今泉力哉監督オススメの映画、キャロルを観た。


レズの女性2人の恋模様。

2人ともはっきり女性が好きとは言わないけどまあそういう人たちだ。相手にガッツリ好きとか示さな
>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.5



引越しの大変さから解放されるなら

世界は滅んだ。荒廃した世界で生き残るために人々は移動都市を築いた。

都市にもランクがある。人口が少なくてボロい建物しかないような小規模都市はランクが低い。魅力
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.7


友達以上恋人未満がずっと続く

アラサーの男女はわざわざ告白をしない。成田凌と付き合いたくて仕方がない岸井ゆきのは献身的に振る舞うが応えてもらえない。

岸井ちゃんは呼ばれたらいつでも会いにいきます
>>続きを読む

フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.4



トラウマあるかなー

医学生が除細動器を使って臨死実験。心停止した人間が生き返った時どうなってしまうのか。



ルービックキューブが上手くなります。脳が覚醒状態になる。

しかし、当然リスクもあ
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9


唄う巨人


世の中の人がビールズを忘れてしまった世界でビートルズを歌う。



「巨人の肩に乗る」フランスの哲学者ベルナールの言葉で、人類がやってきた功績の積み重ねを巨人にたとえています。

ビー
>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.6


ロック様はゴリラと話せる


空から降ってきた実験サンプル。サンプルから溢れ出るガスを嗅いだ動物がみるみる大きくなっていく。

サンプルの中身は色んな動物のDNAだった。テラフォーマーズのテラフォー
>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.8


トイストーリー4を超える納得いかないラスト


ブラック会社に勤めている工藤阿須加。耐えきれずにホームから飛び出そうとした時、旧友を名乗る福士蒼汰があらわれる。

ぼくの勤めている会社は祝日も基本的
>>続きを読む

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

4.6


宇宙に身を任せる生き方と学びたいこと



映画で1番を決めるのは難しいが、ドラマの1番なら決まっている。ブレイキングバッドだ。

ガンで余命宣告された科学教師が家族にお金を残すためにドラッグを作る
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8


誘い笑い

バットマンに出てくる悪役ジョーカー。ジョーカーになる、過程のお話です。

なんだか「13の理由」を見た時のような「大変なものを見てしまった」という思いで、体が重いです。

ジョーカーは発
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

わかった、おれ格闘技ならう


キルカウントが大変なことになってるシリーズ、第3作。
2作目で組織の掟を破ってしまい、世界中の殺し屋から命を狙われる。2のラストはワクワクしました。今回は2の最後の場面
>>続きを読む