チェケさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

チェケ

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来る(2018年製作の映画)

3.5

端折りと改変が激しすぎるしあまり上手くいっていないので原作の方がストーリーが優れているし恐怖描写も秀逸。原作を読んでいないとなんのこっちゃ分からん場面が多々あるのは良くない。ただ、最終決戦に柴田を出す>>続きを読む

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.0

貞子、伽椰子も悪くはないが、やっぱり日本のホラークイーンはお岩さん。歌舞伎を取り入れた演出が美しい。天地茂の非情に徹しきれない悪人の演じ方も上手いし、若杉嘉津子も体当たりの演技で見事。

ビキニ・カー・ウォッシュ(2015年製作の映画)

2.0

面白くはないが、予想していたよりはストーリーが存在していた。

新・幽幻道士(キョンシーズ) 立体奇兵(1989年製作の映画)

3.5

テンテン(チェンチェン)がシャドウ・リュウでなくなったのは痛い。キョンシーの影が薄すぎるのも残念。我らがデブ隊長の復活は嬉しい。アンアンは「ボンボンでキザで吹き替えが真柴摩利」とくると、最早クレしんの>>続きを読む

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.0

大林特有の奇天烈な映像表現としつこいまでの反戦メッセージが3時間押し寄せてくるので観るのがしんどかったが、自作や映画史に対するパロディやオマージュ、あふれんばかりの尾道愛など大林宣彦の映画人生の総決算>>続きを読む

幽幻道士(キョンシーズ)4(1988年製作の映画)

4.0

スイカ頭や親方が影も形もなくなっているのが寂しい。基本的にこのシリーズは作品自体はあまり面白くなく、吹き替えの妙で名作になっているという印象だが、この作品は中盤までのつまらなさが今まで以上で吹き替えの>>続きを読む

丹下左膳 百万両の壺(2004年製作の映画)

3.5

初っ端からトヨエツの大根芝居、下手なチャンバラ、なぜか登場するかつみ♡さゆりに萎えまくったが、30分ぐらいで慣れて特に気にならなくなり、結局楽しんだ。個人的にこういう人情時代劇の小品が好きなので評価は>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

5.0

ギリギリで証拠が出てくるのはあまりにもご都合主義すぎる、と思ったら、これはやられた。チャールズ・ロートンとマレーネ・ディートリヒが絶品。

予期せぬ出来事(1963年製作の映画)

4.0

オープニングのキャスト紹介映像が本編の抜粋ではなくわざわざ撮影したものというのが良い。群像劇で最終的にエピソードが交差するが、不倫カップルとトラクター会社社長、公爵夫人と脱税プロデューサーの二組に分か>>続きを読む

無宿 やどなし(1974年製作の映画)

3.5

勝新、健さんの唯一の競演作ということで大スター二人が一つの画面に収まる絵はとても魅力的だったが、物語は今一つ。梶芽衣子も煮え切らないキャラクターで扱いがよく分からん。

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

真田が何一つ活躍しないのが勿体ない。ブロブとか星新一とか人食いアメーバものは多いしオチも大体似ているので、もっと独自性がほしかった。キャラが立っていたのは足の不自由な生物学者のおじさんぐらい。あの人の>>続きを読む

七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.5

モンローがスカートをおさえるあのスチール写真や、撮影時の様々なエピソードなど映画史の資料としてはとても重要で興味深いが、中身そのものはあまり面白くない。主人公があまりにも病的で終盤はさすがに笑えない。

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

4.5

ひねりなしでベタ中のベタな展開だが、それが良い。ウォルター・マッソーはしょぼくれたクソオヤジをやらせると絶品。テイタム・オニール筆頭に選手も素晴らしい。ヴィク・モローも良い役者で、事故死が惜しい。

クレージー作戦 先手必勝(1963年製作の映画)

4.0

映画としてはまあ可もなく不可もなくでそこまで面白いわけではないが、クレージー7人を見られるだけでも大いに価値がある。パワフルなオチが素晴らしい。金語楼は恵比須顔と般若顔の行ったり来たりが凄い。中尾ミエ>>続きを読む

花のお江戸の無責任(1964年製作の映画)

4.0

まさか山本嘉次郎監督がクレージー映画に登板していたとは。油で滑るギャグはコテコテの極みだがとても笑った。女優陣も豪華絢爛で良い映画。終わり方も大団円でスッキリしている。最近見た映画は有島一郎がシリアス>>続きを読む

ホラ吹き太閤記(1964年製作の映画)

3.5

太閤記は典型的な出世物語なので、いつものクレージー映画のサラリーマン設定を木下藤吉郎に置き換えるだけで成立するんだな。納得。オープニングの「だまって俺について来い」が最高。青い空の下で「見ろよ青い空」>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.0

オチそのものは予想通りだったが、そこに付随する説明が予想以上に面白くてよかった。話ができなかったのはPTSDではなく、というのがなかなか。二人が連動する仕組みはよく分からんが。

ハリーの災難(1955年製作の映画)

3.0

シャーリー・マクレーンのデビュー作という歴史的価値はあると思うが、あまり楽しめなかった。いつもユーモアが絶品のヒッチコック作品の中では笑いが不発な部類だと思う。オチもいまいち。やはり、緊張感の中に笑い>>続きを読む

幽幻道士(キョンシーズ)3(1988年製作の映画)

3.5

前作までと比べると登場人物がやたら多くなったが、各人がシンプルな役割なので混乱せずに見られた。八卦将軍のハチャメチャさが良い。今作からの登場の癖にさも1作目からいるかのように扱われるトンボには笑った。>>続きを読む

「超」怖い話2(2017年製作の映画)

1.5

全く面白くないのは相変わらずだが、各話の間につながりを持たせて描く点では前作よりほんの僅かだけ進歩している。結局のところ上手くつながっていないのだが。三話目のリストカット幽霊の血の噴射が「椿三十郎」ば>>続きを読む

暗黒街のふたり(1973年製作の映画)

3.5

ラストが一切の余韻を待たずに終わるのが凄い。邦題が作品の印象と全く違う。「暗黒」はいらんだろ。

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

4.0

DVDジャケット、ネタバレがひどすぎやしないか。相変わらず筋は追いづらいが、それも込みで金田一なので別に構わない。桜田淳子の目を見開いて絶叫するオカルトばりの演技が最高だった。自分の生み出したキャラク>>続きを読む

女王蜂(1978年製作の映画)

4.0

金田一映画は結局いつも似たような因果ものになるので、ストーリーよりも映像と役者の力量で面白く感じるかどうかが決まる。今回は、ラスト1分で全てを持っていく加藤武の「粋」と、岸恵子の凄絶さが見事だった。大>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.0

ハリーとサリーがベッドインした辺りからの展開はややかったるかったが、そこまではなかなか面白かった。メグ・ライアンのオルガスムス芸が圧巻。

「超」怖い話(2016年製作の映画)

1.0

つまらないのは観る前から分かっているので別にいいのだが、全部似たようなグロ特殊メイクの顔オチというのは工夫なさすぎだろ。どうせなら一話目に出てきたキモゾンビが全部の話のオチで出てきて主人公を食うぐらい>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

もっと国家レベルの壮大な大暴れを見たかったので、敵が人身売買組織とかいうチンケな連中だったのは残念だが、一作目以来のランボー個人の人生に関わる戦いという点では意義深いものだったと思う。それにしても、前>>続きを読む

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.5

スタローンが「現実」を描きたかったためにこういう凄惨な映画になったらしいが、ヒーロー性が失われたのは勿体ないな。トラウトマンの不在も痛い。おままごと慈善団体を仕方なしに助けに行くという今一つ盛り上がら>>続きを読む

現金と美女と三悪人(1950年製作の映画)

3.0

「熱泥池」を再編集した作品らしいが、元の版のフィルムは現存してないんかな。40分も短縮しているせいで筋を追いづらい。タイトルに反して悪人も二人しか出てこないし。伊藤雄之助の登場があまりにも唐突だが、元>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.5

政治的意図が濃すぎるのがしんどいが、アクションとしては面白い。

潮騒(1975年製作の映画)

4.0

百恵、友和人気に当て込んだ映画だが、主役はこの二人ではなく初井言榮、有島一郎、花沢徳衛ら二人の周囲の人々だと思う。もはや百恵も友和もどうでもいい。島の人々の名演技を見るための映画。新治と安夫なら漁師と>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.5

前作の主題である帰還兵の苦悩についての描写がほとんどなくなりアクションメインの映画になったのでかなり雰囲気が変わっている。ラブロマンスも雑だし、ベトナム側への攻撃の仕方があまりにも乱暴(シャレではなく>>続きを読む

ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

4.5

どう考えてもメンゲレたちの計画が効果的とは思えないが、そのめちゃくちゃさがナチスの優生思想と狂気を如実に示していて良かった。グレゴリー・ペックとローレンス・オリビエを起用したのが勝因。この二人でなけれ>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

ランボーが敵をできる限り殺さないように配慮しているのが良い。ランボーのセリフがほとんど無いからこそ最後の爆発が映える。

どら平太(2000年製作の映画)

3.5

山本周五郎の原作は小品ながら見所がいくつもある名作だったが、それを上手く映像化していて面白かった。特に、原作では顔見せ程度だった藩のお偉いさんの悪辣な感じをしっかりと描写しているのが良い。大滝秀治、三>>続きを読む

マングラー(1995年製作の映画)

3.5

キングの原作を読んだのは大昔なのでほとんど覚えていないのだが、こんなのではなかったというのは分かる。話の運びはダラダラしているが、ロバート・イングランドの怪演を観られるだけでも価値あり。義弟とかピクチ>>続きを読む