monomiyuzanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

裸祭り

予想以上にエロ多めな作品であるがそれほど下品さを感じないのは実話ベース所以であろう。結局は人を惹きつけるほどのパフォーマンス能力があれば詐欺師も神へと昇華するということか。ある意味ヒトラーも
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いちばん逢いたいひと(2022年製作の映画)

3.0

どん引き

整合性のない脚本とまるで昭和初期にタイムスリップしたかのようなドン引きのコメディセンス。演者さんも演出も何もかも白々しくてさすがに途中で挫折しそうなくらいであった。瀬戸内のご当地観光作品に
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ラストサマーウォーズ(2022年製作の映画)

3.0

よくできました

作品のストーリーと同じで素人が市民の力を借りて頑張って映画を作りました的なご当地応援ムービーであった。にしては入間の魅力も大して伝わらないので自主制作感が痛々しい。子供はよく頑張った
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

懐かしい人がいっぱい観られる

テレビドラマは一切知らない。劇場版ならではのダイジェスト仕様なのだろうが2時間ドラマのような大味な演出がこれがドラマであることを再認識させる。もうほとんど見かけることも
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

スパイダーマンバンクシー

前作は観てない。アニメというよりも現代アートの領域だった普通にかっこいい音楽もいい。今から前作に戻ってみようと思うあの時計あるかな。

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.0

まああくまでも娯楽作品なので

街に爆弾を仕掛けたテロリストとキャスターのやり取りがニュース番組で生中継された上に。え?そんなとこにまで??というところにまでなぜか爆弾を仕掛けたあげく警察庁長官や大統
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プチ・ニコラ(2009年製作の映画)

4.0

フランスのクレしん

みたいなフランス文化にしては珍しく庶民的なコメディで普通に笑えた。フランス人も子供の時は気取らず無邪気な時代があるのだなと一安心。安易にシモに走らないのもよかった。これアメリカな
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.0

友達っていいなあ

きっとうまくいくと最強のふたりを合わせたような人生教訓映画であったが適度な笑いと感動に恋愛そして歌と踊りとインド映画の真髄を全部ここに詰め込んだかなようなバイブル的な作品であった。
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.0

どんよりメンヘラ

パッケージとは裏腹に重すぎる内容。結局血の繋がった親子でも解らないことは最後まで解らないのだというメッセージが辛すぎる。フィクションなのだから最後に報われる一筋の光でも入れるべきで
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

4.0

めんどくさい女と男

ずっと誰かに寄りかかって依存してないと生きられないメンヘラ女とそんな可哀想な女を支える包容力のある優しい自分に酔ってるだけのナル男というめんどくさい女と男のまどろっこしい恋愛劇で
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

抜きん出た

特にハプニングがあるわけでもない淡々とした作品で演出的にはちょっと内に入り過ぎた感のある自己満足的側面が否めないが。とにかくはいしか台詞のない岸井ゆきの表現力が凄まじい。同年代の俳優さん
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.0

あの頃ほんのちょっとの勇気があれば

誰しもが子供の頃に抱えていた勇気がなくて友達を裏切ってしまったという苦いトラウマを消化させてくれるような素敵な脚本であった。優れた脚本家は優れた演出家にもなれると
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

重力

これでもかというほど重たい作品であるがずっしりと圧し掛かるような圧倒的な吸引力でぐいぐい引き込まれた。娘のビッチっぷりにはかなりイラつくがそれもちゃんと最後の最後に消化する脚本も見事。ラストは
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

鈴木亮平の引き出し

のっけから生々しい展開に入る衝撃的な作品であるが倫理を重んじる日本でもこんな描写が普通に受け入れられるようになったのかと微妙な気持ちは否めない。脚本と演出にやや難はあるが(特に後
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小さな村の小さなダンサー(2009年製作の映画)

4.0

北朝鮮じゃなくて良かった

もし彼が北の出だったら間違いなく家族は皆殺しにされているという話。なんやかんや言っても中国は懐がデカいというか思想よりも体裁を第一に考える国なのであろう。日本に生まれてほん
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桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

4.0

血が繋がってないからこそ

これだけ優しくできるのかもしれない。実際に高齢の親を世話する身になればここまで綺麗事でいられるわけにはいかないと思うが。桃さんもアンディラウも良かった。号泣ではなくじんわり
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チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

4.0

これまた大どんでん返し

痛々しい展開が続くコメディ作品であるが最後にお約束の大どんでん返しの展開が。そしてお約束通り号泣する。ハローゴーストと同じようなパターンであるが韓国映画はこのメリハリの使い方
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.0

まるで希望がない

実在の人物の話だから仕方ないとは思うが障害を背負っても未来は残されている。といった微かな夢や希望を抱けるような題材が一つもない過去を振り返ってそれで終わりというのではあまりにも切な
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高地戦(2011年製作の映画)

4.0

駒扱い

ただひたすらに虚しい。死なないために目の前の敵を殺す。それが敵でも味方でも友でも関係ない。ただ死なないために。そしてその駒扱いにされるのは今のウクライナも同じ。いずれまた北も南も日本も台湾も
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.0

最後にほっこり

ドタバタ学園コメディを思わせるような痛々しい展開が続くのだが最後の最後にほっこりと報われる。一度見たら忘れられない容姿のウィルポールターもその実力だけでのし上がってきただけあって子役
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ソフィアの夜明け(2009年製作の映画)

4.0

人も街もくたくた

ロシア、アラブ、ヨーロッパに囲まれ陣取り合戦の駒のような扱いをうけて翻弄されてきたブルガリアという国の現状を如実に表した生々しい作品であった。お世辞にも美しい街並みとはいえないくた
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キリクと魔女(1998年製作の映画)

3.0

最後にわやくちゃ

ミッシェルオスロらしい独特の映像は美しいがストーリーがやや雑い。特に最後は結末を急いだかぐちゃぐちゃっとなってしまった印象だが誰もが最初から天才だったわけではなく少しずつ少しずつ余
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

息をのむ

外交中の王女が屋敷を抜け出して偶然出会った新聞記者と恋に落ちる。というリアリティの欠片もない夢物語であるが当時はそのリアリティの無さこそが映画に求める夢や憧れでありだからこそ登場人物がまる
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

ホラーとしてもスリラーとしても中途半端

ロボットだから仕方ないとは思うが肝心のミーガンが無機質すぎて不気味なのかどうかも微妙な感じだった。人口AIが暴走してという使い古された設定も新鮮味がまるでない
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

切れ味抜群

コメディのニコラスケイジは0点か100点かのふり幅が大きすぎるのだがこれは完全にハマった。とにかくキレと間が最高。監督さんのセンスだろう。真剣に演じてても笑えるのはニコラスケイジかエロ男
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

ド貫禄

正直作品のテーマは皆目わからなかったがメッセージはともかくケイト姉さんの迫力が凄まじい。あまりにもリアルすぎて実在の人物かと思ったがどうやらオリジナルの脚本のようだ。結局犯人は誰だったんだろ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

結構深い

一見なんでもないミステリーファンタジーのような作品に見えるが。
学校に行きたくなかったら行かなくてもいい大丈夫同じようの子が他にもいるんだから大丈夫。で終わらせるのではなく悩み事を消して逃
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

古典回帰

オリジナルの黒澤作品は知らないが生きる意味を完結に描いたシンプルなストーリーでじんわり染みた。ほんとに今にも逝ってしまいそうなビルナイの演技はさすがガチャピンみたいな出っ歯の子も味がある。

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

カラっとした感動

田舎町の住民がお金を出し合って馬主になったサラブレッドがついに最高峰のレースで。という実に古典的で解りやすい構図の作品であったが実話なだけに没入感も大きい。雰囲気はライドライクアガ
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.0

男の臭い

ぷんぷんと匂い立つほど男臭い西部劇であった。やはりラッセルクロウは現代劇よりも時代劇のほうが良く似合う。セオリー的にはヒーローであるべきはずのクリスチャンベールの立ち位置がみっともないほど
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

5年もかかったか

カランコエの花で一躍脚光を浴びた中川駿がようやく長編デビュー。結局5年もかかってしまったわけだがそれだけ丁寧に丁寧に納得のいくまで人物描写にこだわる才が作品の中に満ちていた。ここ数
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

軽快なRPG

ゲームは一切知らないが軽快なテンポと小気味いいジョークでポップなファンタジーに仕上がっていた。キャラが確立されてるので続編も期待できそう。主役が全然強くないとこもいい。

君を想って海をゆく(2009年製作の映画)

4.0

どこ噛むねん

現代はwelcomeで誰でも観光歓迎と言いながら同じ口で徹底的に移民排除に向かうEU諸国の政策を皮肉たっぷりに描いた作品であった。これ実話がベースなのだろうか?有り得ない話でないだけに
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.0

韓国映画の懐のデカさを知る

派手なアクションやバイオレンスやロマンスだけが韓国映画ではない。今作のようにまるで商業的でない作品にでも惜しみなくキャストや資金をぶち込めるという懐のデカさがハリウッドや
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ペルシャ猫を誰も知らない(2009年製作の映画)

4.0

イラン国民の実情を知る

厳しい戒律で娯楽を規制されたイランと言う国の生々しい実情を知れる貴重な作品であった。宗教や政治への批判が即自分の人生の終焉に繋がるという緊迫感に迫られながらもそれでもなお音楽
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マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

4.0

不幸な女を演らせたら右に出る者はいない

ぼろぼろに打ちのめされていくチョンドヨンの陰惨なパフォーマンスはさすがの一言に尽きる。シークレットサンシャイン以降不幸な女ならチョンドヨンにと言ったキャスティ
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