monomiyuzanさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

monomiyuzan

monomiyuzan

映画(1597)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

マイ・スパイ(2020年製作の映画)

3.0

B級感丸出し

脚本から演出から全てが安っぽかった。ジョークも下品でベタすぎるので素直に笑えない。何も考えずノリだけ楽しみたい人にはアリなのかな。

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班(2017年製作の映画)

4.0

エンタメに投資する価値観

迫力満点のカーアクション。後々回収できる自信があるからこそこれだけエンタメに投資できるのでしょう。そこが韓国やハリウッド、インド映画と日本の映画界の違い。130分の長尺を感
>>続きを読む

8番目の男(2018年製作の映画)

4.0

三谷幸喜作品みたい

重い内容になりそうな実話ベースの作品ですがところどころコミカルなタッチを取り入れてポップな仕上がりになってます。人が人を裁くことの難しさも再認識できる良作。

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

3.0

やっぱり想い出は想い出のままの方がいい

美しい想い出は美しいまま残しておいたほうが。わざわざ50年経ってしわくちゃになった彼らを引っ張り出してこなくてもね。フランス流の情感に頼った演出はやはり日本人
>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.0

ちょっとベタすぎるか

カースト制度が大前提にあるインドではまだま前時代的な家父長制的男性優遇社会が根強く残っているということなのでしょう。アミールカーンにしては細部の設定が粗いなと思ったら監督は別の
>>続きを読む

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

4.0

音楽に性別は関係ない

伝記物特有のダイジェスト的間延び感はありますがどうにかコンパクトに収まったんじゃないでしょうか。主演の無名女優さんが表現力豊かで(特に顔芸)なかなかに惹きつけられます。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.0

TV観てないなら外伝の方がいい

テレビシリーズを観てないからかどうもヴァイオレットと少佐の恋愛観に感情移入できませんでした。なんかわざとらしい。テレビ観てないならロマンスを軸とした本作よりも家族愛を
>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

ただのファンタジーじゃなかった

ファンタジーむき出しの御伽噺かな?と思ったらきっちり家族愛を絡めてくるところが韓国映画らしい。こういう緻密な演出はハリウッドも日本も完全に負けてると思う。何気に観たこ
>>続きを読む

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.0

パレスチナ問題の新視点

重くなり勝ちな人種問題をシュールな笑いを交えながら斬新な切り口で描いてます。お互いがこれくらいのノリで和平交渉のテーブルに着ける時代がくれば意外と世界は丸く収まるのかも。

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

アメコミや漫画実写より韓国映画の方がいい

パラサイトでも感じたことですがアメコミや漫画の実写化に頼りっぱなしのハリウッドや邦画と違って韓国映画は脚本が緻密。物語の本筋だけでなく伏線や取るに足らない背
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

良質ミステリー

純粋に謎解きものとしてかなり楽しめます。何気に観たことある人がたくさんでてるのも嬉しい。それにしても邦題のサブタイトルダサすぎやな。

スノーベイビー(2019年製作の映画)

4.0

露骨な中国外し

ドリームワークスらしい夢が溢れる映画なんですけどね。カンフーパンダ、ムーランと中国が関わった作品は軒並み日米では埋もれてしまいます。配給会社の利権的な問題なんだろうかネトフリとか。
>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと羽目外しすぎか

おもしろいとは思いますがわざわざ映画にするほどの題材なのかなと。脚本も演出も昭和のコメディっぽくて痛々しい場面もちらほらと。救いはゆきのちゃんのキャラくらいか。

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.0

普通におもしろいけど

映画としては成立してないような散文とか断片集の類なのかなセトウツミみたいに。トイレのセーフアウトのシーンはかなりウケたけど。

星屑の町(2020年製作の映画)

4.0

能年玲奈の東北弁

それだけで客が呼べるというのもある意味稀有な才能だと思います。物語自体は古典的な舞台劇を観るようでさほど特筆すべきものはないですが能年玲奈の演技(しかも東北弁)が観られるというだけ
>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

荒む歌姫は演技か地か

煙草に酒に男にドラッグにと歌姫にはいつもそういう汚れた影が付きまといますがジュディ・ガーランドなる人ももれなくそのカテゴリーに入るのか。そんな荒んだ歌姫を痛々しいほどのリアリテ
>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.0

アメリカでヒットしただけあって

空想大好き現実逃避型の下ネタ満載お気楽ムービーでした。アメコミ好きな人にはウケるのでしょうが日米の映画クオリティの衰退を感じずにはいられない。スタイルも誇張が過ぎるぞ
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.0

ちょっと間延びしたか

前作がかなりよかっただけに正直無駄なシーンが増えてバランスが悪くなったかな?という印象が。やっぱり映画は120分以内ですっきりまとめたほうが観る方にも負担がかからないのかも。イ
>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

4.0

水戸黄門的バイブル

前知識一切なしで鑑賞しましたが十分楽しめました。日本人が昭和の時代から引き継いできた水戸黄門的勧善懲悪スタイルを踏襲してるのでDNAが疼くような感動系アニメです。ほんの少しの勇気
>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

未来の自分へ

何の起伏もない青春映画ですが何気に深いメッセージがあちこちに散りばめられてます。無理に自分を変えようとしなくてもそのままの自分を受け入れられれば良い悪いは別にして必ず前に進んでるのだ。
>>続きを読む

WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

3.0

二番煎じ

どこかで観たような既視感だらけのスパイアクション。インド映画にしてはメッセージ性がまるでないのでアクションが売りだけの安っぽい作品になってしまいました。踊りは楽しいけど。

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

とっくに死んでるやろ

リュック・ベッソンらしい小気味いいスパイアクション。ストーリーも設定もレッドスパローによく似てますが。どう考えてもとっくに死んでるやろなんて疑念はこの際気にしないでおこう。

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

4.0

遭難劇と見せかけて

実は切ないラブロマンスでした。現実と幻覚の区別がなくなる描写も良かった。

任侠学園(2019年製作の映画)

4.0

まあ普通におもしろい

脚本が良かったというより設定の勝利でしょう。ヤクザと高校生ならネタはいくらでも書けそうだし。ラストはもう少しひねりがあってもよかったと思うけど。

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

4.0

日本によく似た相互監視社会

イギリス地方都市のユダヤコミュニティという特殊な状況の中でのLGBT物語。狭い社会の中で常に周囲の目を気にしながら本心をさらけ出せない。というのは今の日本の状況とよく似て
>>続きを読む

柴公園(2019年製作の映画)

3.0

お手本通り

可もなく不可もなく。誰も傷つけないけど何の高揚感もない教科書のようなほのぼのストーリー。もう少し犬犬しくしてコメディ要素強めにいったほうがメリハリが出たのかも。

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

4.0

純粋にエンタメとして

面白かったです。アニメ版も観たことないですが十分話に入っていけました。設定や人物背景が愚かなファシズムの好戦主義とも取れそうですがそこまで深読みする必要もないのかな。

Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

事実の重み

スポンサーに配慮したのか無駄で幼稚なシーンがかなりありますが(トモダチ作戦とかいらんやろ)あの時自身の危険と引き換えに作業に従事していた現場作業員がいたのは紛れもない事実であり原発の是非
>>続きを読む

冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

4.0

間違えたと思ったけど

冒頭の10分で踏み入れてはいけないアニヲタの領域にとうとう手を出してしまったと後悔したが気づいたらいつのまにかどっぷり感情移入してました。アニメ版観てなくても共感できるのだから
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

こんな息苦しい時代だからこそ

この底抜けにバカバカしくてあほらしくてただ楽しいだけの映画に救われるというもの。ラストもしんみり締めると見せかけてちゃんと弾けるというお約束。随所に監督さんのセンス(特
>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

4.0

歌は技術よりメッセージ

ジェシーバックリーの歌が全て。魂も入ってた。脚本も演出も安っぽいドラマを観るような稚拙さでしたがジェシーの歌唱力が全部払拭しましたね。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

サーシャの魅力全開

若草物語ちゃんと読んだことないので新鮮な感覚で観られました。短い時間で4姉妹の個性を引き出せてたのでよかったんじゃないでしょうか。特に自由奔放な次女を演じたサーシャローナンの魅力
>>続きを読む

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.0

罪人出演作の公開の線引き

頑張る女の子に触発されて無気力な若者が活力を取り戻すみたいなメッセージがあるのでしょうが詳細な人物背景が描かれてないので今いちのぼる小寺さんに共感できませんでした。だってた
>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

4.0

邦画では貴重なオリジナル脚本

漫画や小説の横流しが多い昨今の日本映画界では貴重なオリジナル脚本(だと思う)設定の妙と少ない出演者だけでちゃんと1本の映画が成り立つのだから優れた脚本家を育てられる環境
>>続きを読む

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

4.0

愛とは言葉では表現できないもの

韓国のオリジナル観てないので新鮮な感覚で楽しめました。死ぬと解っててそんな回りくどいことするか?と内心疑念を感じたもののラストはもれなく号泣してしまいました。やはり愛
>>続きを読む

風の電話(2020年製作の映画)

3.0

リアリティ無視で不完全燃焼

伝えたいメッセージは解るが何でもかんでも盛り込みすぎ(クルド難民の話とか流れに全然関係ないし)少女と他人の出会い方も別れ方もいちいち不自然だし有り得ない。題材が良かったの
>>続きを読む