息子を戦地へ送り出したドミニク・ウェスト演じる父親が帰りがけに家族と離れて列車の時刻表の前に佇んでいる。時刻表に熱心に見入っているふりをして肩を震わせながら泣いている。ああ辛いね。
情報局の長官がラジオ番組に出演して、視聴者の質問に答えているのには驚いたな。
ジョン・シュレシンジャー監督の出世作。監督に恋された主演俳優のアラン・ベイツが水も滴る(実際に滴っている場面もあるし)美男ぶりを披露している。
リン・レッドグレイヴが輝いている。美貌で、ではない。それは専らシャーロット・ランプリング様が担当されている。演技で、だ。
アラン・ベイツも忘れがたい存在感。服を脱ぎ散らかし、立て板に水の如く喋りながら>>続きを読む
兎にも角にもダーク・ボガードが若い!後年の退廃が似合う欧羅巴紳士への前奏は…まだ奏でられておらず。ウェディングケーキを花嫁と切り分ける花婿姿なんて多分ココでしか見られない。お話はすぐ忘れそうな程他愛な>>続きを読む
最初はジョン・ミルズの水兵さん姿を始めとした若作りに茫然とするが、徐々に物語に馴染んでいき最後には収まるところに収まるに至り、良かったねーと手を握りしめる。大河ドラマならぬ何処にでもいる庶民一家を描い>>続きを読む
娘、ジェーン・バーキンに「私は甘えるのが大好きなんだ…」と言った後の、今まで見たことないボガードの表情。胸を衝かれる。