morickさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

迫力ある映像と音響はとてもよく、ゴジラサウンドも最後に出てくるなど楽しめる映画だった。
ただ何度倒しても立ち上がる恐怖のゴジラとしてはあっけない感じがした。ゴジラの戦いというより、戦争で負けた軍人が最
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愛と哀しみのボレロ・完全版(1981年製作の映画)

3.4

あらかじめどんな映画かわからず見た映画。登場人物とフランス、ドイツ、アメリカ、ソ連と交互に展開されていくので、混乱しきりだった。
なのできちんと理解できたかは疑わしい。
ただ子どもを線路に捨てたモチー
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METライブビューイング2023-24 ビゼー「カルメン」(2024年製作の映画)

3.9

奔放な女性の恋の遍歴の末、殺される女性の話と勘違いしていた。
愚かな勘違いの男と出会っても自由を曲げない力強く生きていこうとして殺される女性の話なのだ。
ビゼーの時代は、このような女性の生き方があまり
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METライブビューイング2023-24 ヴェルディ「ナブッコ」(2024年製作の映画)

3.0

ナブッコを見たのは2回目。でも今回の方があの名曲で泣けてきた。
姉妹の確執、神になろうとしたナブッコが改心して神が絶対と宣言するところは欧米ならでは。
みんな王になろうと神になろうとする人間の浅はかさ
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

3.8

子供の時見た以来の気がする。その時はとても泣いた気がする。
大人に、それもこの歳になって、敵に向かって特攻する美学の映画では泣くことはないと思っていたが、良い意味で裏切られた。
これは単なる白色彗星と
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.1

このシリーズは毎回見ているが、今回は豪華絢爛たる展開ではなく少しホラーチックな映画。ベニスを舞台として降霊術の中の理性的な謎の解き明かし。
誰もが犯人でオリエント急行ばりな雰囲気だったが、最後の解決は
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

宮崎駿の過去へのオマージュ。
ゲド戦記と千と千尋の神隠し、ラピュタをごった煮にして、和風テイストと鳥をモチーフ、戦争の中で生きる人類を描いた映画。
よくわからないようで、宮崎駿の脳内探索をしているかの
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.9

こういう映画は、心を奮い立たせるのにある意味役立つのはいいことなのだろう。
okという言葉が心を強くさせてくれる。
父と兄弟、これもまたアメリカを象徴する映画のモチーフ。
日本にはないものだ。良いとか
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

-

NHKBSP映画放送

もう女装するところからも話の展開はすごいが、そのドタバタがかえって子供と妻との関係を浮かび上がらせる。

2人の子供が気付いてから後の家族のやり取りがなかったのは残念。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

NHKBSP映画放送
確か2度目だが、少し間違って理解していた。
でも会いたかった妻が再婚してしまった感情を最後に雨の中でとても表していた。切ない。

宅配便の箱は最後に届けられるが、開けたら救援用具
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.0

NHKBSP映画放送にて
たぶん3度目だが、何度見ても不思議な映画。アメリカ、そしてフランスのベトナムの戦争の泥沼は、何も義がない戦いはどんなに兵力が優っていても、侵略された側には勝てないということ。
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折れた槍(1954年製作の映画)

3.8

NHKBSP映画放送にて。
初めて見たけど、厳格な父と4人の兄弟。アメリカの社会を語るキリスト教的な問題を扱った映画。
なかなか見応えはあったけど、兄弟間の中に救いがなかったのは残念。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.1

ノーカット版と聞いて視聴。ただコマーシャルが多くて残念。
2度目だが、今回は海の気持ちが切ないくらいわかってきたので、前より深く作品を見ることができた。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.6

つい夜中に始まっていたので見てしまい、寝ようにも寝られず最後まで見てしまった。
ジュリエットルイスがとても可愛いらしくて、、ロバートデニーロとの指を咥えるところからキスシーンは、最後の船の中の出来事で
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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.9

パート2も良かった。今回は原作を読んでいたので、物語がほとんど小説に沿って作られているのがよくわかったが、俳優の素晴らしい演技でとても見応えがあった。
照明が特に当時の陰影の中、うまく明るく表現してた
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.6

文句無しの映画。黒澤明の生きるのオマージュとしてだけではなく、黒澤明の生きるの伝えたかった思いを、見事に受け取ってできた映画。
そういう点で素晴らしい映画。
そして生きていくことの意味を観客に投げかけ
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.0

原作を読まずに見たけど、とても良かった。照明、撮影素晴らしく、勧善懲悪ながら泣けてしまった。
豊川悦司熱演と思う。

キャバレー(1972年製作の映画)

3.5

単なるミュージカルではなく、ナチスが台頭する前の不穏な空気の中で必死に生き抜いてきたキャバレーで踊るメンバーの物語。
これはいつの時代でも普遍的なテーマであり、一人一人が自分の信念を貫いて生きていくこ
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

2.1

途中まではとても良かった。帰島のお祝いするところなど、悲しい場面でなくても泣けるシーンが多くて、これからのドラマに期待しすぎたのかもしれない。
そうドクターコトーをスーパーマンにしてしまったのが、夢が
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中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2(2022年製作の映画)

4.1

中島みゆきの世界は独特の声と節回し、そして普遍的なテーマで満ち溢れていて、人への愛情が確かに感じられる。
歌はかくも自由であるべきと思う。
さだまさしもかつてはそのような世界で溢れていたが、どこかで道
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

4.1

映画とは純粋には違うが、音楽という表現には必ず映像は付き物であり、単なる30周年ライブを流したのではなく、30周年を感じさせてくれる映画になったように思う。
知らない曲も多く、でも心に引っかかる曲があ
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

最初二ノ宮の映画かと思ったが、さにあらず自分ではどうすることもできない世界で希望を見失わず、必死に生き抜こうとした姿に涙が止まらなかった。
記憶の中は誰も止められることはできないということは、あのアウ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

震災もの、ヒロシマもの、オキナワもの、さまざまな多くの人が死んでしまう話は、見ているだけで切なくなる。震災を思い起こさせる最後の場面は涙無くして見れなかった。
ただ映像美やおかえり、いってらっしゃい、
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.4

原作を読んでいたが、もうすっかり忘れている。
それでも、シチュエーションのところどころは覚えている。
有村架純と大泉洋が熱演。
でも本当は柴咲コウと大泉洋の物語。
今までの移り変わりが一方だけの側面だ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.2

映画だけ見てはわからないことが、解説付きだったのでとても楽しめた。
ただ見るだけではダメなのだろう。
もっと考えないと。
波止場とロッキーの共通点がとても印象的だった。

百花(2022年製作の映画)

3.6

半分の花火とは?途中で話が錯綜することがあるものの、自分の母の姿に合わせて見てしまい、泣けてしまった。
もう少し脚本が良かったらと思う。

8 1/2(1963年製作の映画)

2.8

あまりよくわからない映画。フェリーニの代表作とのことだが、思い返してみても、特に浮かばない。
モノクロ?カラー?本人を題材にした映画?

レインマン(1988年製作の映画)

4.2

ダスティンホフマンとトムクルーズの2大競演だけど、内容はとてもシリアスで人情味あふれたドラマで何度見ても涙が出てしまう。
日本ならもっと派手なドラマと演出なのだろうけど、アメリカの良心を感じさせる映画
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

伊坂幸太郎原作なので見たら、思ったより伊坂幸太郎ワールドらしい作品で楽しめた。
洋画を見るというより外人が出る邦画といった方がしっくり来るかも。
ブラッドピットもいいがレモンとみかんの義兄弟のストーリ
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.1

新午前10時の映画祭鑑賞
ユダヤ人、黒人差別の世の中で、生きてきたユダヤ人の老女と黒人のドライバーの話。

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.6

人類対機械の戦いなのに、個人戦で終止符を打つのは、少し話の展開が無理強いしているよう。

ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

4.0

レアセドゥがとても小悪魔的で女性らしくと書くと、現在のトランスジェンダーの考え方からすると変かもしれないが、自分の理解できないことが世の中にはままあり、できないことからくる人の理解の貧困はいつの時代も>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

マトリックス2作目。ほとんどカンフー映画のよう。最後の人類の街を救う話のはずなのに、預言者の真実と嘘、カンフーの戦いの連続、カーチェイス、そして2人の愛の行方に終始しているようで、やはり第一作が凄かっ>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.4

1999年といえば23年前、まだ携帯もPHSの頃かな。
その中でこのような世界観は、わかりやすいとはいえ、なかなか斬新なものと思う。
今でもありえないような世界ではあるが、その頃よりこの仮想現実は現実
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シネマ歌舞伎 野田版 鼠小僧(2003年製作の映画)

4.0

野田秀樹らしいたたみかける演劇のセリフが歌舞伎を盛り上げてくれる。
鼠小僧の悲哀がとても滲み出ていて泣いてしまうほど。
最後に尺八でホワイトクリスマスは良かった。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.4

ハラハラドキドキしながら見ていた。日本の言うより中国みたいな雰囲気のセット。西洋人から見たらみんなそう思うのかも。

電気羊は夢を見るかが原作。
レプリカントの悲哀が雰囲気とよくマッチしていて面白かっ
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