森田鉄雄さんの映画レビュー・感想・評価

森田鉄雄

森田鉄雄

面白い映画の本質は「ホラー」にあると確信しています。
点数基準はT2(5点)で、気分的に算出。

映画(168)
ドラマ(0)

死霊館(2013年製作の映画)

3.7

ここ数年の正統派ホラー映画の中ではベストまである。
ホラー演出はお約束が多く、安心してご覧あれ。
(特にベッド真下からのアングルは秀逸)
霊全肯定ではなく、科学的な見地からも調査するというコンセプトも
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エースをねらえ!(1979年製作の映画)

4.0

「岡、エースをねらえ!」
特に印象に残った演出は、対緑川蘭子とのダブルスの結果をシーンとして描いていない点。(後から結果のみ語られる)
劇場版の尺を合わせるためのカットとしても、斬新。
同監督「あした
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

2.5

レザーフェイスは梅毒で顔隠してる設定を無かったことにしてるし、前日譚として制作してるのかリブートなのかよくわからない。

「悪魔のいけにえ」の怖さが、ある種の「意味不明さ」で成り立ってるとするならば、
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

日本人としては何とも点数の付け難い内容ではあるが、普通に良作。
戦争物は鑑賞に体力が必要だが、この映画は導入がいいので疲労感無し。
「ブレイブハート」の時も感じたが戦闘シーンに対する拘りというか、鬼気
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デッド・フレンド・リクエスト(2016年製作の映画)

3.3

ネットフリックスから勧められ、「バカにしやがって」と思って見てみたところ意外と面白い。
外国映画にしては珍しい、静的・ある種のジャパニーズホラー的演出が多く、対象が無差別で不条理な点に関しては「リング
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

「ドーン~」はゾンビ映画ないしリメイクの手本だよね。
現代ゾンビ映画の求めるところをほとんどすべて描いてくれてる教科書的存在。
ロメロ信者は「走るゾンビは~」とかうるさそうだが、オリジナリティとして許
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

20年前、同じ内容で作ってたら男女逆だったんだろうな、という映画。
基本的に男が無能に描かれているのは世相を反映させてか、この高評価っぷりもまあ頷ける。

ロビー活動というものにあまりいい印象がないも
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

映画、アニメ、ゲーム、コミック、ポピュラーミュージックを愛でる全ての人へ、平成の終わりにスピルバーグからのプレゼント。
コンテンツ管理どうなってるんだと言わんばかりのゴチャ混ぜっぷりにやや困惑するも、
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死霊のえじき -ブラッドライン-(2018年製作の映画)

3.0

「えじき」はついこの前「デイオブ~」の名前でリメイクされてたんで、最初パチ物かと思ったらガチのリメイクだった。
さてオリジナルから続くコンセプトである「知能を持ったゾンビ」はさらにパワーアップして会話
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.7

ノスタルジー補正で大傑作のようで、話という話があるわけでもなく実は究極の雰囲気映画なんじゃないかと。
日本人は「大人になったら出来なくなる・見えなくなる」に弱すぎる。
ただ、日本人以外の完成では決して
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

2.7

途中まで展開的にシリーズで一番面白いんじゃね?と思った矢先、まさかの失速。
打ち切りされた漫画やドラマを見ている感覚。
たけし含めて「とりあえず出しておきました」みたいな扱いの演者が多すぎ。なんか斡旋
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悪霊のはらわた(2012年製作の映画)

1.7

冒頭から馴染みない言語だと思ったら、まさかのスウェーデンホラー。
だれがどう見てもサム・ライミ「死霊のはらわた」のパクリのようだ。
本家リメイクが2013年公開、この映画の製作は2012年と1年早く、
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呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

2.8

黒に併せて。
所謂「シャイニング」風のサイコスリラーで、同シリーズの中では異質の作品。
最早呪怨なのか何なのかよくわからないが、結構ホラーしてる。
オープニングや水回りのシーンにおいては、古典的演出で
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

2.8

タイトルとサムネから醸し出されるガッカリ感に反比例して全体の内容は中々良く、TSUTAYAの準新作コーナーに並んでいる有象無象イロモノホラーと比較しても出来栄え良好に感じた。
既存ドールホラーの固定観
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.2

POVブームからかなり遅れて放った作品。
何も考えずに鑑賞したら、ラスト20分で「はえ~」となれるかもしれない。
徹底したホラー描写を追求しているわけではなく、温かみのある演出も多く、人間ドラマの要素
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呪怨2(2003年製作の映画)

2.8

オムニバス構成というジャンル上、続きが幾らでも作れてしまうのが質が悪い。
「呪怨」シリーズには解決策がないため、話が一辺倒になってしまい、OV版2種、劇場版と続くといい加減飽き飽きとしてくるのも致し方
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呪怨(2002年製作の映画)

3.6

只のオリジナルビデオが巨大資本を得て帰ってきた!!
全体的な完成度はビデオ版「俊介」には及ばないものの、本作の一編「仁美」における監視カメラの演出と布団の中という絶対的なセーフポイントを侵食してしまっ
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呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)

3.0

主演:加護亜依に引っ掛かり、今まで敬遠していたが実はここ10年で作られた邦画ホラーの中では上等なんじゃないか。
お馴染みのOPはOV版とフォント含め全く同様で、様式美すら感じる。
怖い・怖くないは個人
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呪怨2(2000年製作の映画)

3.3

柳ユーレイ、大家由祐子、ダンカンという面々で北野映画でも見ているのかという気分になる。
伽椰子増殖については賛否両論ありそうだが、個人的には有象無象のクソホラー映画とは一線を画す秀作だと思う。
オムニ
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スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2014年製作の映画)

2.0

「ボディ・スナッチャーズ」やら「パラサイト」やら「盗まれた町」原案の二次創作映画はゴマンと見てきたが、これはハズレ。
緩急がなくダラダラと展開されるストーリーに盛り上がりどころを期待しながら、そのまま
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アキレスと亀(2008年製作の映画)

3.8

自身の映画が世界で評価され、日本の大衆に今一つ人気の出なかった武が作ったからこそ説得力があった映画と思う。
芸術に関する自己実現と客観的評価の乖離、その苦悩を描いている。
画商にあれこれ言われて色々試
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.2

前作の小物たちが追い詰められていく様は小気味良いが、ストーリーはあってないようなもので、豪華俳優陣の死にざまを愛でるだけの映画である。
キャッチコピーで「完結」と壮大な嘘をついている。
北野映画初の動
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.2

日本での評価に悩み、色々メガホン撮った結果、一番当たってしまったのがこの作品というのは本人的にはどうなんだろうか。
従来のスタイルが「静的」とすれば、本作は非常に「動的」。
台詞の中に状況説明が多く、
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.0

従来作品に比べて、芸術面の比重が強く、終始浮世離れしている印象を受けた。
作品全体から感じるハイカルチャーな雰囲気は、大衆的な娯楽性が薄まっているようで個人的には残念。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.8

北野映画の中でも台詞を含め情報量が多く、わかりやすい映画だと思う。
若者たちが自己の存在意義を確かめるべく、それぞれの道に進むも、そのポストには順番待ちしている人間が何人もいて、自身がいなくてなっても
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.2

毎度世界観を共有しながら、別ジャンルとして展開していくのは面白い試みだと思う。
1:POV、2:密室パニック、3:SFパニックてな感じか。
パラレルワールドへの干渉とかのトンデモ設定は嫌いじゃないが、
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.0

内容的に家族で楽しむ映画では決してなく、間口の狭い映画だと思う。
メインターゲット層がよくわからん。
つまらないわけではないが、見てて楽しい映画ではない。

現代パートは特に文句なし。
回想と現代が入
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

3.4

押井守が一人で突っ走っていくのをひたすら追いかけることになる。
良くも悪くも台詞含めて情報量が多すぎる。
この作品ほど字幕とTIPSを欲した映画はありません。
アニメーションや芸術としては文句なし、た
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

王道人間ドラマの主役が豚とかいう荒唐無稽な設定にもかかわらず、鑑賞者を納得させてしまうのはジブリの成せる業か。
宮崎駿は設定100作って3しか出さない、というのを大いに感じられるほど本編のファンタジッ
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

現実世界と虚構(銀幕)とが錯綜する演出は「パーフェクトブルー」や「妄想代理人」に近い雰囲気を感じるが、千年女優は演出がとても華やかな印象。
演出のせいで難解な印象を受けがちだが、実は一本道の単純なスト
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.7

金曜ロードショーの雄。
京王線ユーザーであれば大いに満足するだろう。
ジブリ系では最も素直に見れる作品の一つだと思う。
中3受験生の青春物語という現代劇であるが、その恋愛模様はある意味究極のファンタジ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.5

「ラピュタ」とは好対照に、非常に見る人を選ぶ作品と思う。
全体的な重厚さと尺の長さも相まって、一度鑑賞するのに結構な気合が必要。娯楽大作ではない、ハイカルチャー感がある。

この映画にはあらゆる物事・
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

金曜ロードショーの雄。
テンポの良い単純明快なストーリでありながら、「ナディア」との関係などのオタク好みの制作秘話や作中裏設定が多くもあり、老若男女・陽キャ、陰キャ・パンピー、オタク問わずだれもが楽し
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ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

3.7

声優の一新が物議を醸したことのみ多く語られるが、普通に面白い。
「燃えよ斬鉄剣」しかり五右衛門回に外れなし。
新規キャストに関しては好感触。
中でも小山茉実:不二子は本当に至高。沢城より好き。
大野雄
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.9

2は前作には勝てないというジンクスをこの映画は覆す、あと一歩のところくらいまできてる。
ハンス・グルーバーのキャラクター劣らずスチュワート大佐の衝撃的な登場シーン及びリモコン操作法だけでも価値がある。
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.6

あの大ヒット作のスタッフが再集結して、「前作とほぼ同じもの」を作った!の典型。
前作のマイナーチェンジなんだから当然面白い、でもそれはどうなんだ、っていう。
続編というよりは何かリメイクを見ているよう
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