グレハニスト森田さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

グレハニスト森田

グレハニスト森田

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ドアロック(2018年製作の映画)

3.8

最近の韓国映画は本当に出来が良く、本作も期待値以上のスリラーであった。

あまり公表されていないようだが、実はリメイク映画。
「REC」シリーズでお馴染みのジャウマ・バラゲロの「スリーピングタイト」が
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

原作付きの前作から一転したオリジナルストーリィ。

Vシネを踏襲してか知らんが、任侠ものの続編はだいたい出演者のレベルが尻すぼみになり前作に比べてだいぶこじんまりとするものだが、本作も例外なくそれであ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

Vシネと大衆映画のハイブリッド。
みんなが大好き極道抗争を一流の役者集めてやってしまったというある種の怪作。

この手のヤクザ抗争ものに何を求めるかでかなり評価が割れそうではある。
Vシネがファンタジ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

-

この令和の時代に時代錯誤の、昭和浅草青春映画である。

Netflix配信というところで、予想通りの仕上がり。
良く言えば大衆映画だが、一方では過剰演出で深見師匠との関係性がファンタジックになりすぎて
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サイレント・ウォーター(2020年製作の映画)

2.5

”いらち”の行動観察映画。

ほぼワンシチュエーションの脱出ゲー的要素を含むスリラーだが、助けられる方が冷静で助けるほうがポンコツという変化球。
不器用系癇癪持ちのトライ・アンド・エラーを観て失笑する
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.3

前作よりもだいぶマシだった。

前作は単純な海底だったが、本作では入り組んだ洞穴が舞台というところでより閉塞的で海底ホラーとして必須の”息苦しさ”は相当なもの。
ローケーション的にあんな入り組んだ洞穴
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

2.8

前半抜群、後半ダルい。

アウトローのおっさんと少女の組み合わせというのは、「レオン」やら「3人の逃亡者」やら、ゲームでも「龍が如く」「ラスト・オブ・アス」と枚挙にいとまがないが、とにかく名作揃いだ。
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

2.8

その手の界隈の方々から”Z級”などと揶揄され、高評価されていた時代錯誤の都市伝説系モンスター映画。
上映劇場・上映期間とも超限定的で、公開中にも関わらず知る人ぞ知る作品となっている。

「エイリアン(
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.5

デンゼル・ワシントンもジョン・トラヴォルタも俺の中のイメージより年取ってて途中までわからんかった。

一般市民が事件に巻き込まれ犯人と奇妙な関係性を経て、最終的に対峙していくというありがちなプロットの
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.3

何年かに一度の”ループもの”熱が高まり、寝かしてた作品をついに観る運びとなったわけだが...

思ったとおり良くも悪くもトム・クルーズ主演作品。
ループ能力はあくまで”能力”でしかなく、そこから派生す
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

2.5

脳みそからっぽでも見ることが出来たシリーズのリブート的作品。
前シリーズはナンバリングが増えるたびにストーリィが希釈されていったがこれはどうなのか。

けったいな映画に高確率で出現するサミュエルが登場
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.0

舞台の建物がゴシック様式か知らんが、時代錯誤のゴシックホラー。

ニコール・キッドマンの等身が常軌を逸しているのは相変わらずとして、 冒頭から物語の核心に迫る”秘密”を匂わせて展開するこの手の映画はど
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

映画続編に稀にある方向転換方式。
ホラー界のT2となり得るか?

前回の悪玉(?)を主演に置き換えたウルトラC。
所謂ターミネーター2でやってのけたことを踏襲している。
しかしながら個人的には、前作の
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

前作の撮影が終了した段階で続編が制作決定とかいうニュースからはや数年。
コロナの動乱で大騒ぎの浮世、いつの間にか公開され消えていった続編をついに観たが果たして。

結論から言うと思ったよりだいぶ良かっ
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大脱出2(2018年製作の映画)

2.0

主演詐欺。
スタローンは特別出演なレヴェルで出番は少ない。

超大作の一作目に対して、投げやりな続編を制作するのがVシネ的。
こんな映画が劇場公開されてたどうかは知らんが、TV映画的なチープさがある。
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.8

現在オカルト・ホラーを牽引する死霊館シリーズ久しぶりの正当な続編。
近年スピンオフを増産、出来が不安定でやや不安が残るが果たして。

邦題サブタイトルは良くも悪くも話題にはなった。
見知りする映画ファ
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.5

一時期流行った渡米Jホラーシリーズの蒸し返し。
山村貞子をキャラクター化して意味不明な3Dとか作ってる日本よりはよっぽど映画的に好感触ということは言っておきたい。

一応オリジナル「リング」の要素はフ
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.0

概要を見る限り、誰がどう判断しても生粋のホラーファンに向けた作品とも思えないためハナから期待値は最低ラインということもあり想定の範囲内に収まる内容だった。

様々な間取りを紹介しつつ20-30分程度の
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DAGON(2001年製作の映画)

3.0

こんな映画配信に回ることもあるまいと思ってBlu-rayを買った矢先、U-NEXTにて独占配信…
便利な世の中である。

さて、内容と言えば「インスマスの影」の忠実な映像化。
とはいえコミカライズくら
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ダークネス(2002年製作の映画)

2.6

「悪魔の棲む家」から数えて何回焼き増しされたんだと言わんばかりの、引っ越し系やばい物件ホラー。

作品のテンポがハリウッドのそれとは違い濃厚に、重々しく作られた印象だが蓋を開けてみるとどこかで聞いたよ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.2

前作はハリウッドに負けず劣らずの良作であったが、ゾンビもといすべての映画の鬼門である二作目の出来は如何に。

パンデミック系の映画全般に言えるが、感染後の世界を描いた続編は総じて似たりよったりの内容に
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.0

劇場版というよりエピソード補完的な内容なので単一作品としての単純な評価はできない。
事前にシーズン2(少なくともローラーパーマー編まで)までのエピソードは完全に抑えておく必要がある。

TVシリーズ後
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.7

アイコン的存在であったクラリスのキャスティング変更をリドスコがどこまでカバーできるのか。

実のところ、話自体の面白さは羊どころか「レッド・ドラゴン」にも劣る。
両作品とも猟奇殺人と並行してレクターの
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.0

怪作そのもの。

きょうび日常的にヒッチハイカーを拾うか?というのは別にして、身の回りに起こりうる恐怖を描いたサイコホラー的なイントロだが、最終的に壮大なアクション映画と化す珍妙な映画。
ストーリィの
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スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)

3.8

「酔拳」のマイナーチェンジ版ではあるものの、二者択一の際には本作を選ぶ玄人も多い。

キャスト・構成はドランクモンキーと似たりよったりだが、主人公の気の毒な背景をそれなりに丁寧に描く点に置いてストーリ
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ムカデ人間3(2014年製作の映画)

2.0

「悪魔のいけにえ」的な続編の作り方。
シリーズ中最もバカバカしく、人生に一ミリの影響も与えない映画の一つ。

前2作とも世界線の違う舞台というところで、シリーズのオールキャストに加え監督自ら本人役で登
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

2.5

シリーズ史上最大の問題作といってもよいかもしれない。
他二編と比しても病的な演出は直接的にも精神的にも群を抜いて凄惨であった。

前作を”作り物”という前提で続編を作るアクロバティックなようなありきた
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

2.2

ヨーロピアンの発想ってアジアンと絶望的にかけ離れているよなと思わずにはいられない問題作。
その手の界隈でヒットした「ホステル」の舞台もスロバキアだかあの辺だったが、あいつらリアルでグロゴアにただならぬ
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.0

どこまで続けんだと言わんばかりの、死に方バラエティ。
当たり前のように構成は前作までと同じ。

久々に見てびっくりしたが主演がメアリー・エリザベス・ウィンステッドという謎配役。
後に遊星やらクローバー
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ブラックハット(2015年製作の映画)

2.4

俺の好きな「コラテラル」のマイケル・マンが監督しているにも関わらずトンデモ映画。

個人考察サイトのレビューとか巡回したが、”映像の重厚さに比して内容がトンデモすぎる”というほぼほぼ同意見が連なってい
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シティ・オブ・メン(2007年製作の映画)

3.4

前作?の焼き増し感はイナメナイのに加え、構成がやや特殊で二重構造的に展開される前作に比して極めて凡庸な内容。

相変わらずの南米のドンパチ具合にはトンデモ感が凄まじいものの、”ゴッド”でもう観た感があ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

史実ということで淡々と事実(?)が展開される構成で、登場人物の思惑とかを思慮するより劇中で描かれた事実のみをそのまま理解していく観方が必要な所謂”文芸作品”のように感じた。

登場人物別の3編からなる
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.7

法治によって安全が保証されている日本人にとって最も対極にあるであろう南米のスラムを活き活きと描いてる。カルチャーショックだけでも相当見ごたえがある。
インドが舞台の映画もそうだが、我々から見たら相当に
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デビル(2010年製作の映画)

2.2

ジャンル分け困難な謎映画。
パニックサスペンスかと思いきやオカルト要素が重点に置かれてるせいか、ご都合主義満載。
実に珍妙な作品。

エレベーターという密室でランダムに集まった人間に共通点があるという
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コブラ(1986年製作の映画)

3.5

サントラ神。
年代もあるがエレピ全開のイカした挿入歌のてんこ盛りで最高すぎる。
Blu-rayは買わないかもしれないが、サントラは即買いだわこんなの。

まぁ内容はよくある濃キャラ刑事モノの範疇だが、
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スマグラー おまえの未来を運べ(2011年製作の映画)

3.0

間抜けな漫画原作の邦画が乱発される中で、忠実な再現になっているほうである。

癖のあるキャスティングも悪くない。
ウシジマ~のTVシリーズが原作に比してあまりに酷かったから、相対的にかなりよく見えたせ
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