もりもりさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

もりもり

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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

泣いた、ただただ泣いた、良かったと一言また泣いた。

号泣・感動・涙腺爆発。
忘れられた時に本当の死が訪れるってことは、記憶の中でずっと2人は生きていけるってことと同義なんじゃないかなって。

エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

招かれざるゲストと蠢く巨大な闇

エイリアンシリーズ第一作。
約40年前の作品ということもあって、クオリティはスターウォーズepisode Ⅳぐらいのルークスカイウォーカーな仕上がり。

最後の最後ま
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映画 おそ松さん(2022年製作の映画)

2.9

細かいことは気にしないでーってぇーyeah

アニメの実写にアイドルぶつけるというかなりチャレンジングな前提ではありつつも、
あくまでファンサービスの作品と思えば、頭空っぽでながら見してたら所々見入っ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

夢見る少女じゃいられないほど追い詰められた狂喜と狂気と凶器。

期待と希望を胸に上京した田舎娘への、大都会による新手のシャブ漬け戦略。
これロンドンは怖いってレベルじゃねーぞ!

序盤の新生活と憧れに
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.7

知らないとこ目指して歩いて行こう、さあ冒険だ

作詞:森高千里
作曲:カールスモーキー石井
歌 :和田アキ子

幼いながらに強烈な印象を受けたポンキッキーズ「さあ冒険だ」のPVの元ネタ。
打ち上げられ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

クローズアップの悲劇とロングショットの喜劇

エモい

少年から大人に変わる葛藤と軋轢と対立と愛しさと切なさと心強さがぐちゃぐちゃになった、
まさにティーンエイジャーの心を代弁するかのような作品。
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

空想のような夢の中のような、妄想のような現実のような

衝撃のラストってまさにこのことですね。

ノーベル賞作家の同名小説が原作。
さすがギレンホール兄貴、1人2役もなんのそので、
時折アヴァンギャル
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

ベストアルバム、マスターピース、総集編、あるいはエントリーモデル、入門編

ありったけのアンダーソンかき集め。
字幕を追うのに必死になるくらい圧倒的な台詞の量と独特な表現の数々、
片時も目が離せないテ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

リスペクトに満ちた時速350kmの弾丸アクション鉄道コメディ

速すぎる126分。
ちょうどのぞみで東京から京都に着くまでに見れちゃう尺の中に、これでもかと詰め込まれた伏線とバイオレンスとそれぞれの愛
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

3.7

おかえりハードボイルド・スペース・ウエスタン

スパイク、ジェット、フェイ、エド、それぞれがキャラ立ちしすぎて個性あふれるビバップチームはいつ見ても最高。
これが20年前の作品とか信じられない。

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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

リアリティを追求したSFヒーローもの三部作の解釈丸投げ最終章

アンブレイカブル、スプリットの登場人物が一堂に会するだけで胸熱。
さらに少年だったデイヴィッドの息子が同じ役で立派な青年になって登場して
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スプリット(2017年製作の映画)

3.7

じっとりイヤな汗をかく、狂気のクライムサスペンス

ジェームズ・マカヴォイの演技がすごい。
目つきや立ち居振る舞い、発音や言葉遣いだけで完全に別人格になりきっていて、全く違和感なく設定が入ってきた。
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

爆薬もCGも使わないスーパーヒーロー誕生譚

キタコレ
M・ナイトシャマラン節。
ラスト1分で明かされる衝撃の大どんでん返し、というよりちゃぶ台返しに全部持ってかれる。

冒頭での浮ついた旦那から一転
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.7

世界はスリル、ショック、サスペンス

ルッキズムへのアンチテーゼ。
アヴァンギャルドなストーリーとは裏腹に、統一感のあるパステルカラーがマイルドに中和してる。

目を覆いたくなる描写が随所に散りばめら
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ハプニング(2008年製作の映画)

2.5

初めから終わりまでどこまで行っても終わらないハプニング

導入とか起承転結の起とか全くなしで、冒頭1分からもうクライマックス。
説明も登場人物の紹介もなく目まぐるしく進む展開に置いてけぼりだったし、な
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.7

渡辺謙とトムクルーズのconversationが見どころ

What do you want to do?

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.7

突如襲いかかる不気味な嘘と真実

急展開。
全てを伏線と思わせるミスリードと、嫌でも画面の外側を想像させる巧みなカメラワークは、斜め上のネタバラシすら計算と思わざるを得ない。

ほとんどのシーンが兄妹
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

家族再生のハートフルB級パニックスリラー

独特なカメラワーク、唐突に差し込まれる整然とした構図、不穏なBGM。
設定の奇抜さが先行して、伏線も弱くネタバラシも意外性に乏しくて少し残念だった。

大ど
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

どこまでも本気で真剣で真面目なサイエンスフィクションギャグ

特撮オタクによるリアリティを追求した現代版元祖ULTRAMANとでも言うべきか。
テンポの良すぎるストーリー展開に早急な印象を受けつつも、
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.5

大真面目に不真面目を貫くチープなスリルのアンバランスコメディ

過去の栄光にすがりつづけて、あがきもがけどもうまくいかず空回りしては、窮鼠のように誰彼構わず噛み付く主人公に辟易。
しかし、展開が進むに
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機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー(2022年製作の映画)

3.2

テンションMAX全力全開の飯テロお祭りムービー

キラメイロスからゼンカイジャーになかなかハマりきれなかった身としては、約1年ぶりのキラッと参上に涙腺ゆるゆる。
ゾックスとマーベラスの共演は胸熱だった
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1984(1984年製作の映画)

2.7

僕が僕であるために、愛ゆえに苦しまねばならぬ人間の闇

Netflixオリジナル版の攻殻機動隊から。
ディストピアの原点であるジョージ・オーウェル原作の映画化作品。

単調で起伏が少ない芸術感満載の印
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

深読みしすぎるほど落ちていくサイコパスな底なし沼

目に見えるものが真実とは限らない。
何が本当で何が嘘か、
透明人間は本当に存在するのか、
死因は本当に自殺なのか、
死体は本当に彼のものなのか
最後
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

原点回帰と未来への可能性を秘めた懐かしく新しいヒーロー

ティムバートン、ジョエルシューマカー、クリストファーノーラン、ザックスナイダー版バットマンそれぞれのいいとこ取りしつつも、ダークヒーロー軸をぶ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.4

無限の彼方へはちょっと行けなさそう

深読みしすぎたのか、期待しすぎたのか、アンディを忘れられないのはウッディではなく自分だったか。

ウッディのヘタレ感とボーの取ってつけたような強い女感たっぷりの掛
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

アニメシリーズの前日譚を描く劇場版という呪い

エヴァをベースにナルトとBLEACHと幽遊白書のいいとこ取り。
原作未読のアニメしか見てない勢だけど、正直映画化しなくても良かったんじゃないかと思う内容
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

壊れゆく家族のドラマにホラーをプラス

ホラーだし当たり前なんだけど、おどろおどろしいBGMと不気味な描写に、冒頭では悪霊の類が出てきそうな予感。
しかし、展開が進むにつれてキナ臭く胡散臭い雰囲気とと
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.5

絶望感を纏った本能的かつ不穏な空気の恐怖

アルマゲドンにゼログラビティとエイリアンとバイオハザード混ぜて、ダニーボイル流の極限状態をプラス。
絶体絶命の状況で同時多発するトラブルと、次から次へと重な
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.7

Hey Judeから始まる奇妙な群像劇

こじれにこじれてこじらせた、歪んだ家族の絆。
ろくでなしで甲斐性がなくて誠実さのかけらもなく、清々しいほどにどうしようもないクソ親父ではあるものの、
多分もし
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トランス(2013年製作の映画)

3.8

また途絶えた記憶、辿り着けば無常のクライム・スリル・ショック・サスペンス

現状と幻想と理想の錯綜。混同。
現実は焦燥。
劣等感と感情論。
繋ぐ緩衝材、妄想、インターネット。

つまりそうだよ、
AS
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.6

大人気ない大人と子供の三角関係

良く言えば器用貧乏、悪く言えば不器用。
虚栄心と自己顕示欲の塊みたいな15歳が巻き起こす事件に、ちゃんと付き合ってあげる優しい大人しかいない世界にほっこりした。

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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.9

PSYCHO-PASSの元ネタ

プリコグの動きが不穏すぎるのと、宙に浮いた画面を指でピンチ、スワイプ、タップするのかっこよすぎ。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

暴力的で過激な革命思想のR-18クレイアニメ

全てが新しいダークファンタジー。
オープニングから漂う圧倒的におどろおどろしくて禍々しくて不気味な世界観に、心がざわつきながらも釘づけになってしまった。
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.3

複雑でチグハグでややこしいブラザーズの母をたずねて三千里

お互いに不信感を抱きながら始まるロードムービーは、序盤では目的がぼんやりしてててモヤモヤしたものの、構図やカメラワークのウェスっぽさでカバー
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ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.7

君を探しさまようサイコパス

のっけからジム・キャリーが狂いに狂って迫りくる恐怖。
いやこれはコメディだと思いたいしコメディに違いないんだけど、どこまでも限りなく降り積もるサイコサスペンスに近いホラー
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仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ(2021年製作の映画)

2.9

全部盛りの大盛りマシマシお祭りメモリアル

セイバーが良すぎていまいちリバイスに乗り切れてないっていう個人的な問題が大きいかなと。
いまだにゼロワンを模したスタンプ出してくるあたり、ゼロワンって名作だ
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