motoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

戦地という地獄に呑まれ、狂人と化す流れは地獄の黙示録を思い起こさせる。

この映画が面白かったのは、戦争に行く前、そして帰ってきたあともじっくり時間をかけて描写していること。だからこそマイクが神経がど
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カジノ(1995年製作の映画)

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まあ、ジョー・ペシの怒涛のFワードの嵐を目当てにしたと言っても過言ではない。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

このヒリつきよ。
ほんと、劇中の音楽も効果音も大して必要はなくて、この間(ま)のメリハリさえあればこんなに引き込まれるものが作れるわけですよね。

そして余韻なんですよ。完全に内情を開示しないからこそ
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捜索者(1956年製作の映画)

4.1

ザ・教科書/お手本みたいな画面構成。むしろ舞台劇っぽいようなセットの配置、カメラの置き所で歴史を感じた。それでもクラシックはクラシック。普遍的な起承転結で無駄がない!

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.6

いやまあ、そこまで嫌いとかではないけれども、ロマンチック要素とか「偶然」みたいなものを盛り込みすぎて逆にう〜(苦笑)ってなってしまった。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

奇妙な隣人との関係。頑固親父を演じさせれば右に出るものはいないイーストウッド。心の開いていく流れに観客である僕らも自然と映画に引き込まれていく不思議さがあった。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

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アホそうな映画やけど意外とストーリーに引き込まれるものがあって、飛行機で見る分には楽しめた

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.1

ジーナ・ローランズ演じるサラが家に来てから内部空間がガラッと変わってしまった。暗闇の中、わずかな光が向かい合う2人の輪郭を縁取るシーンは最高だった。

相変わらずところどころで顔のアップが。だけどもむ
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恋の秋(1998年製作の映画)

4.2

ほかの3つの四季の物語とは異なり、彩度がかなり抑えられていて、「成熟」をより象徴するような色合い。そしてその色合いに合わせるかのように、主人公とその親友のまわりの人物の多くはすでに成熟した大人たちであ>>続きを読む

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

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アホだが、だからなんか放っておけないジム・キャリー。気づいたら僕も変な顔に。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

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空振りをし続けるあみ子の叫びは心に到底消化しきれないであろう反響を残す。
「伝わらなさ」が胸を打つ。空振りする叫びはときに不快感を残し、同時に無力感も感じさせてしまう。ぼくはほんとうにあみ子を嫌ってし
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緑の光線(1986年製作の映画)

4.4

最後の瞬間!じっと目を凝らして!

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主人公の心に靄がかかったような、自分にもどうしようもできない、上手に表現しきれないもどかしさにすこし共感する。ロマンなんて、奇跡なんて、自分がそれを望んだり、
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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多分この終わり方でよかった。笑

ブラッドピットを観て、あ、多分なんとかなりそうなやつだな、と謎の安心感をもって見れたのもどこかおかしい。

あとブルーインシアターあたりとか近所だから親近感湧く。

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.5

キャラクター演出(音楽も含めて)がわざとくさい感じがきになってしまう

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

全てを捨てて、野に出たことはあるのだろうか。トラヴィスは果たして何を目指したのだろうか。何を求めて、何を目指して、彼は4年間も歩き続けたのだろうか。
そして、果たして自分はそれをすることができるのだろ
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

画面という窓(フレーム)から切り取られたシーンの一つ一つがかなり精緻に構図がとられていてすごく洗練されている。
壁や、マリオンが隠しているところ、窓の奥の見えないところのコントロールが絶妙でドラマチッ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

クレオはパリの街を歩くのだけれども、通り過ぎる度に他人からの視線を感じ、そして他人の会話が耳に入ってくる。そして時には全てが自分に向けられているのではないかと感じてしまう。他者の視線とクレオの関係を、>>続きを読む