うまおさんの映画レビュー・感想・評価

うまお

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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.5

フランス映画、あんまり合わんなぁと感じた一本。

衣装や色彩に引き込まれるものがあったけど、脚本がそこまで刺さらず。

今作は真相を探るサスペンス、ミステリー感よりも『情念』みたいなものにフォーカスさ
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木曜組曲(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

むかーし、深夜に放送したのを流し見した記憶。
なんとなく覚えていて、でもタイトルなんだっけと思ってたやつでした。
有名作ではないのかもしれませんが、チラッと見たのを未だに覚えてたくらい、チカラがある作
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マネキン(1987年製作の映画)

3.5

短くて、何も考えないで観れる作品もいいなと再確認。
おとぎ話のように『幸せになりました、めでたしめでたし』みたいな、最近では絶対に観れないようなストーリーに、何ていうか、ほっこり。

当時、こういった
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10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.8

マコノヒーはウルフ、ダラス以降のイメージだったんだけど、今作もそうだし、調べると昔はイケメン枠で若くして成功してたのか。
確かにとってもセクシー。

原作問題が取り沙汰されてるけど、さすが映画の国とい
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『ラブソングができるまで』
やっぱりエンタメは素晴らしい!
90年代〜0年代はこういったラブコメ映画が沢山あって、懐かしい気持ちに。

ソフィーの姉ちゃんが最高!
おもしろ担当かと思いきや、きちんとコ
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.2

おもろかった!
ローラースケートだからか、どことなく80年代を感じさせる作風がよくて、最近はこんなストレートな作品お目にかかれないなぁと懐かしく、嬉しくなりました。
やっぱり80年代生まれの自分にとっ
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかったー!
役者こそ観るべき映画。
人生最大の裏切りが、彼にとってのマジックアワーだったという皮肉。
人生とは不条理劇。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

人気シリーズなのにFilmarksの評価低いなーと思ってたら、鑑賞して納得。
ストーリーもめちゃくちゃ。中だるみするし、ツッコミどころも満載。
自分には作品としてはまるではまらなかった。
でも世界観は
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

序盤はオフビートなコメディ。
好きなジャンルではあるけどもまだ若い俳優陣ではうまくハマってないなぁ、なんて批判的な目で見てしまっていたけれども、ちょうど真ん中あたりの熱い展開になるところで、感動。こっ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.1

映像、アクション、ビジュアル、ギャグ、グルメ、、
見たい部分が満たされてて面白かった!
原作モノのお手本なのではなかろうか。
これを見た後、みんなで鍋をつついたら、忘れられない体験になるだろ。

そし
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

初のカウリスマキ作品。
もっと大クセ個性派映画かと思いきや、ベタもベタ、もはや古典レベルのラブロマンスでした。

なのに、演技での説明を極力排除してるからなのか、こちら側からの感情移入というか、没入感
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.9

スパイク・リーが撮ってるとはいえ、作品としてはミュージカルを録画して編集したものなので、映画ではなく、ゲキシネやNTLみたいな感じ。

さて内容について。
アメリカ情勢に疎いので歌詞の内容はあまりわか
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.6

さまざまな状況で板挟みになって追い詰められた人が、想像もしないおかしなことをしてコメディにするのはとても好きなジャンル。最近ちょっと話題になった強迫症みたいなことなのかな。
まさに近くからみたら悲劇だ
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のテロップを観てアートシアターギルド作品かよーと若干萎え。
前に『竜馬暗殺』が全然刺さんなかったのを思い出して。

しかし物語が始まると、カッコいいカット割と、若き水谷豊と原田美枝子の華に引き込ま
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.8

語りたいことはたくさんあるけども、恥ずかしいくらいに、うっとうしいくらいに愛を叫び続けたのは、両澤さんを失ったことで監督が1番描きたかったことなんじゃないかと推察。
キラとラクスが、お二人に見えた。

愛を乞うひと(1998年製作の映画)

3.6

演技がすごいから観て!とのことで鑑賞。
確かにすごい!
...けど、個人的には好きな系統のお芝居ではなかった。
具体的に言うと、どちらかというと自身の心情を吐露するモノローグ型の演技が多かった気がして
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.8

みんなレビューで言ってるけど、1の方がアトラクションとバカバカしさがあって好き。

今作は映画としてまとまっているんだけど、その分前作にあった爆発力が欠けてしまった印象。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.4

めちゃめちゃ面白かった。

冒頭のアクションシーンから惹きつけられるし、タランティーノはコメディセンスもあるなぁと再認識。

これ必要ある?みたいなカットとか多いけど、それが変に印象に残って、ムダなこ
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ドーベルマン(1997年製作の映画)

2.9

音楽とか映像とか、子供の頃、PS1のゲームにこんな感じのがあった気がする。流行ってたんでしょうな。

タランティーノの系譜ってことで鑑賞したけど、こっちは感性のみで終始ぶっ飛ばしたB級映画って感じ。
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.7

周囲が絶賛してたので、ハードルを上げすぎてしまっていた。せっかくの作品を勿体無い味わいしてしまった。

とはいえ、個人的に大好きなワンスアポン〜の原型がここにあって、監督の中でのこれ以前これ以降のター
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MANRIKI(2019年製作の映画)

2.3

勿体無い!と言う感想。
永野が映画大好きなのは知ってるし、彼の毒舌も現代社会の違和感を突いていて大好きなんだけど、今作では最初の顔デカエピソードも広がりきらないし、後半のホラー映画オマージュと最後のネ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

自分の好みではなかった。
あくまで個人の好みの問題。

思想とかメッセージを作品に込め過ぎると映像や役者ではなく、監督とか大人の顔が透けて見えてしまう感じがして、少し萎えてしまった。
それらをエンタメ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

数十年ぶりの鬼太郎。
前評判が高かったけど、期待以上の出来だった。
横溝正史オマージュもありつつ、昭和の古い価値観の否定。
嫌煙家の自分には喫煙シーンなどの描写がとてもよかった。

脚本が良いなぁと思
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ミニマリストや禅みたいなものにハマってた時期があるので、前半ものすごく共感しまくり。
誰に感謝されるでもなく、時には蔑みの目を向けられても平穏に、その日その日の瞬間を慈しむ、題名どおりの日々を過ごす丁
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー脚本賞強化週間。
やはりハズレなし。

うわ、終わり方が胸糞映画かも、と思ったけど最後の最後に。
用意は周到にしないとダメよね。学び。

脚本が良すぎると役者の演技が直線的になってしまう傾向
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0

ズレたサムライ解釈がどことなくタランティーノっぽさをかんじた。

個人的にはサムライ精神に則ってミッションをこなしていくシークエンスが面白かったから、最後の方は好みではなかった。
そこを描くなら、当た
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ良かった。
ブシェミが超カッコいい。

イーニドにはたくさんの人に想われていて、差し伸べてくれる手を掴めていたなら彼女の不安や孤独は解消されるのに...
いじけてないで、プライド捨てて、素直に
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

フォーンブースを彷彿とさせる音声だけで紡がれるストーリー。物語が進むごとに、主人公の過去も暴かれていくさまも似ている気がする。

今作では、自身の思い込みから事件をあらぬ方向に持っていってしまうが、そ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

比較すると怒る方いそうだけど、邦画のlegend&butterflyの色々をめっちゃデカくした映画、という感想。
嘆いてもしょうがないんだけど、スケールが圧倒的に違って、あの映画も本来はこんくらい予算
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デッドマン(1995年製作の映画)

2.8

3人の個性的な追手、敵の社長、、、
面白くなりそうなポイントで盛り上がっていかない。
最初の銃弾のせいで今際を漂う的な設定は面白いのだけど、エンタメを欲している今の自分の脳味噌には合わなかった。
ブシ
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(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

はじめて映画館で観た【たけし映画】
血飛沫とかが苦手なので途中引きつつも、そこまでハードではなかったので一安心。

プライドや面子なんかカスみたいなもんだ!って言われた気がした映画。

最初から最後ま
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

大好きな阿部サダヲの『なくもんか』に似てるとのことで鑑賞。
あれよりかはもうちょっと寓話的というか、もっと色んな人に刺さりそうな内容。

でも自分はクドカン的な毒がやっぱり欲しいと思って、ちょっと物足
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.1

ジャームッシュでカラーというのが逆に新鮮に感じた。
最後の車とパトカーと電車が、各々の道に逸れていくところが最高に好き。
全然バラバラの人たちがたまたま同じ瞬間を共有して、また離れていって、人生はその
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.0

『スパイダーマン』サム・ライミ版
第一印象は、フリが丁寧!
スパイダーマンとして本格的に活動するまで、2時間あるうちの1時間を費やして描いていて、主人公だけでなく、敵側の事情もきちんと前フリ振っていて
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ミルク(2008年製作の映画)

4.1

憧れの役者さんがこのショーン・ペンの演技にすごいインスパイア受けてて、10年越しくらいにやっと本家を観れた。
演説のシーンの説得力が特に印象的。

それとは別に最近、アカデミー脚本賞受賞作にハズレなし
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

4.0

く、くだらねぇ...ww
でもそのおかけでストレートに笑える。
パワー系コントって感じで好きです。

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