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スッカスカの映画館が好き

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

サイモン・ペッグはミッション・インポッシブルに拉致られてしまい、エドガー・ライト監督、ニックも加えてチビ・ハゲ・デブトリオじゃなくて大丈夫か?と一瞬不安がよぎりましたが、なんら問題なく、過去作に匹敵す>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.6

タイトルやポスターから「よくある、ぬるい感動作なんでしょ?」と、タカを括っていると痛い目にあう。67年のコペンハーゲン、病気のシングルマザーに育てられていた兄弟は、程なく児童養護施設に預けられる。しか>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中、ナチス占領下に置かれたチェコ、プラハにおけるナチス高官:ハイドリヒの暗殺を描く。16mmフィルムで撮影され、全体的に暗く黄色のトーンに覆われた映像は冬のプラハを物悲しく映し出す。暗殺>>続きを読む

ボーイ・ミッシング/消えた少年(2016年製作の映画)

3.0

メルケル首相にどことなく似た、弁護士の肝っ玉母ちゃんが我が子を守るためにフルスロットルな映画。かわいい我が子は、良く耳が聞こえないのよー。あいつ怪しい!なんとかしなきゃっ!我が子が間違えるはずないんだ>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

『コクソン』の中で「悪魔は釣りをする」といった話が出てきたが、今作も「魔女は釣りをする」と言えるかもしれない。厳格なピューリタン一家が観念の違いからか、村を離れて密かに暮らしている…ってんで、格好の餌>>続きを読む

静かなる復讐(2016年製作の映画)

3.6

カリコレ2017参戦。マジカル・ガールといい、突き放したようなドライな画とは裏腹に、人物はグツグツ煮えたぎっているようなスペイン映画いいですね。強盗の巻き添えをくらって妻を殺された寡黙なオッさんが、野>>続きを読む

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

4.6

wikiによると「三大ケルト装飾写本のひとつとされ、アイルランドの国宝となっており、世界で最も美しい本とも呼ばれ」ている《ケルズの書》にまつわる、神話級の伝説のアニメ映像化。日本での劇場公開は記憶に新>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

4.0

「火星スライムvs宇宙飛行士」ってことで、ドラクエ新作出ましたが、皆さんスライム舐めすぎです。宇宙船といった閉鎖空間でのホラー…、そう、デッドスペース好きなら是非オススメしたい好ジャンル映画です。たか>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.4

ツイッターでメアリと検索すると、後述に「つまらない」と出てくるので、また米林監督かわいそうにと思いつつ拝見…。ジブリ作品の中でも個人的には結構、米林監督作は好きで、人に話すと意外に驚かれる。大ボス・ハ>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

キマシタ、ジョン・ウィックの続編!これはエロい!!キアヌがエロいのは言うまでもないが、前作以上に、いや数多ある『舐めてた相手が強すぎドンパチモノ』の中でも超ド級のイヤラシサ。のっけからアクションは当た>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

不殺の英雄譚を、暴力的なイメージが固着したメル・ギブソンが描く。前評判が高く、「アポカリプト」や「パッション」で容赦ない描写は約束されており、実話のストーリーとしてあらすじも知っていたが、そのハードル>>続きを読む

残像(2016年製作の映画)

5.0

芸術家・表現者としての自己実現とは何か?昨今、それが商業的な成功とされがちで、一概に誤りとは言えないが、本来は「作りたいものを作り続けること」であるはずだ。この「自身の信念のもとに創作を続ける事」さえ>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.7

ピーター・バーグとマーク・ウォールバーグ仲良し映画で、「ローンサバイバー」「バーニングオーシャン」に続き、実話ベース映画として3部作の様相を呈している。一方で、商業映画としての演出を多分に取り入れ、ど>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.1

ぐんねんぐねん、ぐでんぐでんに動く・動きまくる軟体ドラッギーアニメ。「夜は短し」から間を置かずに公開された今作は、否が応でもポニョと比べられたり、揶揄されたりしているが、ぶっ飛び感は明らかに抜きん出て>>続きを読む

夜に生きる(2015年製作の映画)

3.3

ケツアゴ無双、ベン・アフレックのギャング映画。時代は禁酒法下ながら、映像はパキッとしていて、新しいギャング映画をやるのかな?っと思っていたら、意外と王道で、一介の無法者が組織でのし上がっていく話。戦争>>続きを読む

BLAME! ブラム(2017年製作の映画)

4.5

「シドニアの騎士」のアニメ化でかなり一般層に認知された弐瓶作品だが、このBLAME!が最初の彼の連作である。ほとんど台詞のない回もあり、異質な作品で、個人的にはやはりこのBLAME!が弐瓶ワールドの中>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

「プリズナーズ」「灼熱の魂」を観て、捻れているが、その独特の描写と、物語の強さからドゥニ・ヴィルヌーヴ作品は外すまいと決めていた。前年のベネチオ・デルトロ炸裂映画「ボーダーライン」も記憶に新しく、他作>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.7

台詞多く、軽やかなジャズが流れ、ぽんぽん展開し全く退屈しない。煌びやかだが嫌味がなく、ポップで親しみやすい。物語の展開や決着から、ララランドに似ているが、チャゼルは30代、こっちはアレン80歳!年代も>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

どちらかというと、ダメ人間寄りのおっさんが主人公の、しんみりとした映画。安心してほしい。盛り上がってるガーディアンズオブギャラクシーではなく、やっぱりこっち方面の映画を選んで一人で観に来ちゃう系にガッ>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

4.7

ヴィジットがあまりに素晴らしいババア映画だったため、期待値が上がっていたが、なかなか見応えのある、練り上げたシャマラン・ムービーを堪能できた。シャマランは、やはり「自身の根底にある恐怖や強いトラウマに>>続きを読む

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.5

砂漠版ドント・ブリーズと紹介されると、大抵はその下位互換でしかないが、なかなかどうして、今作は無骨で粒立ちの良いスリラーとして個人的には好きな部類に入った。メキシコからアメリカへ砂漠地帯を介し不法入国>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.5

#バーフバリ絶叫 上映での点数のため、本編3.5に1ぐらい絶叫ポイントが加算されている。そもそもボリウッド映画はお祭り騒ぎで、歌って踊ってワイワイやるのに向いているのだ!そして、ケレン味たっぷりの演出>>続きを読む

草原の河(2015年製作の映画)

4.0

年端もいかないヤンチャンちゃんの視点で、遊牧一家の日常をゆるやかに追う、牧歌的で静かな作品だ。チベット人監督らしく、自身を育んだ地に慈しみをもって、広大な草原を撮っている。衣装なども、普段実際に着用し>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.5

広い工場廃墟での、どうしようもないグダグダ銃撃戦!レザボア感あるけど、そこから長ったらしい会話劇は差し引いた感じ。つまり、撃ち合いと、致命傷に至らない体のどっかに弾が当たって、悶え苦しみながら、まだ撃>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.6

方々で言われている通り、人種差別の中の、さらにゲイといったマイノリティーかつ、幼い頃はシングルマザーにぞんざいに扱われ、イジメを受け、徹底して自身の居場所を見出せない、いや、自分自身が消えて無くなりそ>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.8

仲良しコンビ、ピーター・バーグとマーク・ウォールバーグの新作!バトルシップのバカ祭り感、ローンサバイバーの執拗な痛々しい演出…、そう、こいつらの映画はクドい、だが、それがいい!
「なんかテストで異常値
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

グーグルアースムービーの決定版。幼い頃、誤って回送電車に乗り、インドのど田舎からコルカタまで運ばれ迷子になり、養子となり、25年を経て生家を見出すまでの話。空撮や広角での絵が多用され、彷徨う主人公のち>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.7

あの変なボディースーツルックは何なんだ…。荒巻がたけし…馬鹿っぽく見える…。などなど、予告では悪い予感しかしなかったが、オリジナルとは違ったストーリー構成ながら、初代のものやイノセンスからシーンをサン>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

監督は名前じゃない。パッションだ。
そして、怪獣映画大好き人間なら感涙するほどの戦闘シーンのてんこ盛り。
確かにカット繋ぎや、進行のペース、要素盛り込み過ぎ感があり、小慣れてないところもあるが、キンコ
>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.0

クリスプラット「運命の人はいない。運命の人にするの!」
ツイッターで見かけたパワーワードを実践するクリプラ扮するエンジニアは、残念ながら普通のスペックであった。宇宙船で活躍するエンジニアだからといって
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

まず言ってしまうと「もの凄く変な映画」だ。確かに、ミスリードや後出しジャンケンは酷く無いか?と思ってしまいがちだが、その時点で作り手の術中に囚われている事に気付く。誰が犯人か思考したり、違うと気づいて>>続きを読む

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.5

極上ダウナー系ドラッギームービー。骨太で我が道を行く、そんなイメージのあるテレンス・マリック監督の集大成的な映像作品。自然風景を集めた雰囲気映画か?と言われると、やや回答が難しい。海中や荒々しい自然を>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

撮影は相当苦労しただろう。ダンスも猛特訓しただろう。編集や絵作りは相当なもので、見栄えは良く、それだけで牽引力のある映画だ。一方で、ストーリー自体は王道で特段のひねりは感じられない。それが、古典的なミ>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.6

アクション要素はあるが、アクション映画ではない。喩えるのが難しいが、それこそ財務諸表の監査をしていくような感覚に近い映画だ。一見、決算書上に顕れている各勘定科目は関係がないように並んでいるが、それぞれ>>続きを読む

パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間 (2016年製作の映画)

3.5

パージが売れたから、適当に低予算でコメディ作って儲けよう!という素晴らしく安直で雑な企画により制作されただろうパージのコメディ。パージとは12時間、殺人を含むどんな罪も許されるガス抜きの国策。電気通信>>続きを読む

虐殺器官(2015年製作の映画)

4.4

伊藤計劃作品の映像化は、「屍者の帝国」「ハーモニー」そして「虐殺器官」と原作とは逆行する順でなされたが、処女作にあたる今作の映画を一番推したい。2005〜6年は9.11の記憶を未だ色濃く残し、きな臭さ>>続きを読む