IYOさんの映画レビュー・感想・評価

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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気になる点は多いんだけど、その重要性に黙らせられた、みたいな映画。

まずしっかりお祭り映画してたのでそこは満足。よかった。
謎も脱出ゲームみたいに順序立ててくれるので、難解だけどとてもわかりやすい。
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

5.0

キャッチコピーが「しみじみしましょう」だったらしいが、そんなことはないですね…
ドラッギーなミュージカル(作画の良さよ)と子供時代の終わりを感じる寂しさに溢れていてずっと目が離せない作品だった

さく
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

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アニメ本編ラストで寂しい思いをしていたほむらちゃんが元気そうで何よりでした
個人を独占するんじゃなくて、あくまで周囲の環境含めての「鹿目まどか」を求めてるの本当にほむらちゃんだよな…

冒頭から隠せな
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

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これ多分ボスと敵幹部全員死んでるよね…?ボスと幹部はしんちゃんがトドメを刺してるし、今だとできないだろうな…

黒焦げになったボスの姿とか結構ぞわっとしてしまった
サブリミナルもやらないだろうな。
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クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

5.0

90年代末らしい陰謀めいた始まり、『Air/まごころを、君に』を彷彿とさせるマジの組織暴力、アクション、容赦ない特撮、最後はクレしんらしい大団円
そして、そしてエンディングは当然このナンバー!

最高
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クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

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アクションとナンセンスコメディ、ダイナミックなカメラワーク、最後に大円団!
私がクレしん映画に求めてるものが全て詰まっていた

ギャグの前フリで拳銃撃つんだけど、リコイルの表現とかガチで、だからこそ面
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東京画(1985年製作の映画)

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小津安二郎を観てもう一度観たい映画。

打ちっぱなしゴルフやパチンコ、テレビでみる吹き替え映画など、東京の風景を外の人の目を通して見ると、変な国だな…
『世界残酷物語』にも少し近いかも。あれはフェイク
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

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ビデオノートとあるように、散文のような映画。

人生を着ることの豊かさ

左右非対称がかっこいいというのは、庵野秀明も語ってた。戦争経験者が身近に多くいた世代ならではの視点な気がする

私はファッショ
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ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア(1987年製作の映画)

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黄が印象的な映画。
太陽や大地の力強い色。
回想は全体的に黄がかっていて、ノスタルジックな色でもある

『覇王別姫』とも近い時代だけど、1910-1980頃の中国は本当に激動の時代で、一個人は流れに呑
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

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ミステリー部分がこのリアリティラインのアニメならではの回答でよかったですね…
少し無理にいいことを言おうとしてないかと穿ってみたくなってしまったけど、確かに物語上必要だしな…

学園モノであり、「なん
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

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初山崎貴作品。
セリフでの説明が多くて自分には合わなかった。佐々木蔵之介の演技はクドいし。

冒頭の黄土島のシーン闇の中のゴジラは格好よかったし、神木隆之介くんの演技(特にタチバナさんとの下り全般)モ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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・裁判をした以上、ジャッジをしなければならない
・明確な証拠がない場合、周辺の証言を解釈し想像してジャッジをすることになる
・その解釈の危うさ、内なるものだったことを晒しあげる暴力制
・ジャッジをする
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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キングスマンよりもスパイ映画してることにびっくり。

色々ツッコミどころはあるけど、良い映画でしたね…
こんな感じでおもしろスパイ映画を量産していってほしい。

トップをねらえ!(1989年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃおもしろかったです…
1,2話のコテコテな学園モノ、3,4話の宇宙戦争モノもよかったけど特に5,6話のキレキレな展開と冴え渡る庵野秀明のカット・アングルは目が離せなかった。

エヴァのセン
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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美しい映画だ…
カット、衣装、美術、役者の顔、すべてが美しい。

許しの映画でしたね…ここまで優しくなれるかな、わたし

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

人間の切り取り方がとても優しい。人間讃歌でした…

平山さんの社会との関わり方が本当に理想的で、観ているとつい羨ましくなってしまうんだけど、きっと平山さんは相当に傷ついて色々なものを経験してきたんだろ
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

1981年のライブのIMAXリマスターを新宿で鑑賞(4日間限定ということもあって2日前からほぼ満席だった)
最前列で観たけど、字幕一切ないので無問題なし。

中学生からクイーンを聴いてたけど、初めてバ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ格好いい映画だ…

SFとしてのロジックは全くわからないんだけど(20世紀少年の終盤と同種分からなかった)、内心に秘めた心象風景すらもぶん取られるディストピア世界というのはフレッシュだった
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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飽きずに観れた。飽きずに観れたんだけどかなり疲れた…
嫌な笑いたっぷりで良かったんだけど、しっかり3時間の悪夢でした

ブラック・ジャック(1996年製作の映画)

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最後の展開は少し駆け足になった感じもあるけど、ブラックジャックらしさを保ちつつ映画らしいスペシャルな内容でしたね…
テレビスペシャルっぽいといえばそうなんだけど、それこそがちょうどいいというか

あし
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イノセンス(2004年製作の映画)

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観る前のイメージよりも随分わかりやすかった

押井守、わかりにくいと言われがちだしセリフ廻しはたしかにクサいんだけど、作中では普通に理解できる範囲のことを言っているし人間感情としても理解できると思う
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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(2006年製作の映画)

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問題提起は極めて現代日本を指していて、そこは面白かった。権力が個人の人権を踏み躙って社会を継続させようというおぞましさよ…
けどそれ以外がやっぱり物足りない。ラストの綱引きは押井守版でもやってたけど、
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

IMAXで観れて本当によかった。
デビッドバーンという人間から目が離せないライブだった
登場も帰り際もめちゃくちゃ格好よくて、ライブ映像ではなく映画だった

クソでかボックスシルエットのスーツの着こな
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攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven(2006年製作の映画)

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今観るとかなりパレスチナを想起せざるを得ない。
総集編もよかったけど、やっぱり寄り道のあるテレビシリーズの方が世界観は厚みのあるものになる。

SACシリーズはラストにタチコマに頑張らせがち。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ヨルゴスランティモス好きだから、少し身構えてしまったけど、とても良かった。
まごうことなき人間讃歌と冒険の肯定。

エマストーンの力がすごい

でも、『バービー』といい、イノセントな存在に人間社会の醜
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

めっちゃよかった
コメディ漫画だから許されるシチュエーションだと思うので実写映画はどうか…と思ってたら、綾野剛の哀愁とコテコテ関西弁のヤクザ達がギリギリのバランスで「アリ」にしてくれていた 奇跡の料理
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

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SEEDの映画公開日にふと観てなかったことを思い出し視聴。
テレビシリーズと比較して敵が魅力的でなくて、やる意味あったのかなと思ってたけどラスト5分でひっくり返されましたね…感謝。

メイクアップ! セーラー戦士(1993年製作の映画)

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漫画を読むにあたり、頭の中に声を入れたくて視聴。
変身バンクの目を開くところに魂を感じますね…

グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

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劇場版SHIROBAKOを読んで、同じおしごとモノとして。
思ったのと少し違ったけど、いい着地だった
ただ少し聞き取りにくかったこともありラストの哲学が理解できなかったかな。。

編集局長と営業がゴミ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

5.0

とても優しい甘さの映画だった
開拓時代にもこんな人がいたのかな…いて欲しいな

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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『暇と退屈の倫理学』を思い出した。

主人公の老人は、死ぬまでの時間をひたすらに消費している。なるべく良い時間を過ごしたいとは思っているが、社会は冷酷に居場所を減らしていく。

時間を消費することのメ
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手塚治虫物語 ぼくは孫悟空(1989年製作の映画)

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『ブラックジャック創作秘話』を読んでいて出てきた作品がU-NEXTにあったので視聴。
作品数が多くてありがたい…

前半の自伝風パートと後半のSFパートを無理に繋げている印象はどうしても否めない。
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