たわらさんさんのアニメレビュー・感想・評価 - 3ページ目

たわらさん

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響け!ユーフォニアム(2015年製作のアニメ)

5.0

本気でやることの痛みをここまで真剣に取り組んだ作品も珍しい。この鬱々しさはアニメーションであるから軽減されているほど。この生々しさは登場人物の培ってきた経験則と思考の不和から生まれてたものであり、不協>>続きを読む

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ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第2クール(2022年製作のアニメ)

4.7

F・F関連の物語は荒木先生の人生哲学を反映しているのではないか。生きるとは記憶を蓄積していくことであり、本人の意志で感動を築いていくことである。これは輪廻転生をして魂が新しい生命に宿っても、築かれた記>>続きを読む

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ラブ、デス&ロボット シーズン3(2022年製作のアニメ)

4.3

・『ロボット・トリオ』の続編が観れて嬉しい
・『最悪の航海』のリソースを減らしていかなければならない絶望旅感は好み
・『メイソンとネズミ』のネズミが文明を築いていく面白さ。お前が駆除依頼したのに、友情
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ドラゴンボール(1986年製作のアニメ)

3.6

14話-41話 視聴

悟空の天真爛漫で純粋な面立ちが物語の推進力になっており、Z戦士ならぬ無印ファミリーも朗らかな気持ちになる。このコメディ色の強いテイストが鳥山明が好きな作風であり、直近の『ドラゴ
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幽☆遊☆白書(1992年製作のアニメ)

3.6

1-94,111話 視聴

『ドラゴンボール』、『スラムダンク』と肩を並べた幽遊白書であるが、良くも悪くも王道の少年バトル漫画であり今となっては退屈に映る。トーナメントやライバルとの死闘・共闘を繰り広
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ラブ、デス&ロボット シーズン2(2021年製作のアニメ)

4.1

グラフィックや物語、演出もバラエティに富んでいたシーズン1に比べて、種類が偏りどこか既視感が強い作品も多い。個人的には『おぼれた巨人』が好みであり、死体に群がる虫を彷彿とさせて、一時的な興味から私的利>>続きを読む

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ラブ、デス&ロボット シーズン1(2019年製作のアニメ)

4.3

多種多様な映像技術と音楽が駆使された短編集であり、アニメーションの醍醐味を味わうことができる。短い尺だから雰囲気作品なものも少なくはないが、Netflixオリジナルの『ブラックミラー』を彷彿とさせる。>>続きを読む

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HUNTER×HUNTER(2011年製作のアニメ)

4.9

39話-148話

人であることの美しさと残酷さに強くフォーカスしたのが蟻編である。蟻編の物語を端的に記すと某国での外来種の駆除という事例に過ぎず、その裏で行われた人間側の政治劇やネグレクト、薔薇の行
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HUNTER×HUNTER(1999年製作のアニメ)

5.0

1-40,45-70話 鑑賞
(新アニメ 31-36話)

アニメオリジナルの補填が素晴らしくて、個々の人間的な一面を広げているため印象が良くなるし、制作委員会の作品に対する解像度が高いことが窺える。
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ドラゴンボール改(2009年製作のアニメ)

4.2

✔️フリーザ編
他の惑星で繰り広げられるフリーザ軍に遭遇したらアウトなサバイバルゲーム。戦闘とドラゴンボール争奪戦の力と知恵の2軸を駆使した三つ巴の決戦はドラゴンボール史上一番面白いシリーズ。

✔️
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攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2(2022年製作のアニメ)

4.0

S1の退屈なモブヒューマンとの対決は無くなり、本筋を進めてくれたのは好印象。ただ笑い男の幼さやクゼのような牽引者を彷彿とさせるシマムラタカシ、米帝と難民を絡めた対立構図などは前作の既視感が強く、サイド>>続きを読む

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インビンシブル ~無敵のヒーロー~ シーズン1(2021年製作のアニメ)

3.9

2021年5月視聴

海外アニメ特有の絵のタッチがのっぺりとした印象があったが、躍動感ある滑空や戦闘シーンや刺激の強いグロ描写は見事であった。作品自体はドラゴンボールなのだが、等身大のティーンエージャ
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ハイキュー!! TO THE TOP(2020年製作のアニメ)

4.2

シーズン2の東京遠征も同様だが、ハイキュー!!はキャラ紹介や変化の魅せ方も丁寧とは言い難く修業回の冗長さが目立つのが正直な感想。ただ、強豪・稲荷崎との対決は面白く、応援席との一体感はアニメーションなら>>続きを読む

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ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(2016年製作のアニメ)

4.3

劇的な展開や必殺技は起きずにボールを繋いでいで点数を重ねていくのは一見地味かもしれないが、リアルなスポーツを観戦している錯覚に陥る。このボールを追っているだけで面白いのは、選手入場、客席の応援合戦、表>>続きを読む

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ハイキュー!! セカンドシーズン(2015年製作のアニメ)

4.2

1stシーズンは登場人物の背景と試合のリンクによる密度の濃さがあったため、背景が掘られない東京校と特訓する1クール目はテンポ感が悪い。試合描写も1stシーズンに軍牌が上がるが、本シーズンでフォーカスさ>>続きを読む

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蒼穹のファフナー(2004年製作のアニメ)

2.6

ガンダムとエヴァのロボット作品のフォロワーとして生まれた作品だが、本作ならでの唯一性を見出せることはなかった。自己の存在証明と共存のテーマ性の描き方もチープであり、人間ドラマとキャラ、世界観、設定と全>>続きを読む

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ハイキュー!!(2014年製作のアニメ)

4.4

主人公である日向と影山を世界の中心にすることなく、敵味方余すことなく"持たざる者"によるドラマが上質である。2人が入学する前にも烏野高校は当然ながら存在していて、各々のバレーボールにかける想いが巧みに>>続きを読む

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進撃の巨人 The Final Season Part 2(2022年製作のアニメ)

4.8

初見時は進撃の巨人の未来視に持ってかれるのですが、物語を噛み砕くと地ならし発動後の登場人物たちの心情と行動に胸を抉られるものがある。中でも印象的であるのが、手を汚さなければいけなかったコニーと会話が不>>続きを読む

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ウマ娘 プリティーダービー Season 2(2021年製作のアニメ)

3.0

3話で断念。
感情移入もできず、独特な台詞に慣れず、スポ根や勝負ものの面白さは無いため、萌えアニメの類なのであろう。競走馬に詳しければ、この歪な世界観という見方で楽しめた。

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平家物語(2021年製作のアニメ)

4.3

人ならざる駒としてしか扱われず、今でいう当たり前の自由を享受できない時代を切り取っている。現代の価値観からは女性の扱いは目を疑うが、根本的な社会構造にも問題がある。その平家一門を躍進させた清盛の横暴さ>>続きを読む

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ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(2021年製作のアニメ)

4.5

仲間も敵も役者が揃っていないため、序盤は刑務所内で徐々に現れていく登場人物との合戦が魅力。第5部に近しい運命論への立ち向かい方をテーマとして、血統に巻き込まれたにより過酷な環境に入り込んだため、一層こ>>続きを読む

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王様ランキング(2021年製作のアニメ)

3.3

21話で断念。

各々の思惑や過去に基づいて、キャラの行動が裏付けされている予測がつかない展開が面白い。ボッジの成長譚、ボッジに感化されていく群像劇が2軸で進み人間味のあるドラマとして上質な作品である
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ワールドトリガー 3rdシーズン(2021年製作のアニメ)

4.7

B級ランク戦完結。戦術と技の応酬も最高潮に。ROUND8の玉狛第2初期メンバーvs二宮隊の3on3の構図に持っていく展開も美しい。また、ランク戦以外だと千佳ちゃんが本心を吐露する回が面白い。ワートリは>>続きを読む

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ワールドトリガー 2ndシーズン(2021年製作のアニメ)

4.5

B級ランク戦編の中盤であり、繋ぎの側面が強いがガロプラとB級も今後の物語に活きてくる。ROUND5は玉狛の戦略発表により勝ちは約束されているため展開の裏切りはないが、香取隊と柿崎隊の凡人の苦悩がドラマ>>続きを読む

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ワールドトリガー(2014年製作のアニメ)

4.2

38-48,64-73話(B級ランク戦)

2010年代前半ではジャンプの新連載がなかなか跳ねなかった中、久々のヒット作に目をつけた編集部は62話という異様な速度でのアニメ化発表。葦原先生は過度な期待
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攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン1(2020年製作のアニメ)

3.9

SACシリーズの魅力は密度の濃いドラマを1話完結型エピソードと笑い男事件のような盛大な物語を交互に展開することである。前半6話は『_2045』の主題となるポストヒューマンの存在が明らかになるまでを描く>>続きを読む

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鬼滅の刃 遊郭編(2021年製作のアニメ)

4.2

無限列車編で敗北を喫した炭治郎一行が成長を遂げて、勝利を手にするのが良いですよね。森や平野の自然の中での舞台が多かった中で街でのいざこざは新鮮であり、同時に遊郭を彩る色彩や音楽から和の趣を感じられる。>>続きを読む

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ゴールデンカムイ(2018年製作のアニメ)

3.9

OVA1まで視聴

アイヌのグルメギャグ作品。杉本とアシリパさんの関係性が微笑ましいのだが、本筋である三つ巴の金塊探しも面白みと緊張感に欠ける割には尺が割かれてしまう。ヒンナ

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ばらかもん(2014年製作のアニメ)

3.4

創作を通して自己解釈を深める作品は『ブルーピリオド』など特化した作品があるため、本作の魅力は自由奔放な少年少女や温かいコミュニティでのやり取りを楽しむ作品。ただ大人組の行動が幼過ぎたり、とにかくノリが>>続きを読む

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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(2009年製作のアニメ)

4.3

何かを得るために相応の代償を払わなければいけない等価交換の原則、復讐の連鎖、隔たりのない世界、様々なメッセージ性を込めてまとめ上げた物語は見事。クセもないため誰にでもオススメできる作品として名前が挙が>>続きを読む

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ARCANE:アーケイン:League of Legends(2021年製作のアニメ)

3.8

貧富の差がある地上と地下、魔法をエンジンとする科学技術など既視感のある設定が多く、本作ならではの特筆した点が見当たらない。物語とキャラの魅力も乏しく、唯一面白いヴァイとジンクスの関係性に焦点を当ててほ>>続きを読む

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逆境無頼カイジ 破戒録篇(2011年製作のアニメ)

4.2

前シーズンでは鬱屈とした空気感が強かったが、清々しい勝利を飾ることによりカタルシスの強いシーズンである。チンチロ編は内容は勿論シリーズ最高の出来であり、何と言っても地下強制労働施設のディストピア具合が>>続きを読む

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ブルーピリオド(2021年製作のアニメ)

4.2

絵画ものというニッチな作品の印象を受けるが本作が描くテーマはアイデンティティという普遍的なもの。ただ単純に答えのない創作を追及した作品として『映像研』を彷彿とさせる面白さがある。絵画とは自己表現であり>>続きを読む

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逆境無頼カイジ(2007年製作のアニメ)

4.3

命を削ることで富を得ようとする狂気的な世界観に臆してしまう。さらにフィクションとは思えない日常の延長線上にある下衆さや醜悪が溢れていて末恐ろしい。とち狂った倫理観で形成された世界ではあるものの、命を削>>続きを読む

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ONE OUTS -ワンナウツ-(2008年製作のアニメ)

4.4

スポーツ作品は登場人物と共に人間ドラマが多いのでテンポが悪くなるんですが、本作はささっと試合をやらせて渡久地vsその他の単純な対立構造が良い。正直野球が好きな人ほどリアリティの無さに反感を買うかもしれ>>続きを読む

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フリクリ(2000年製作のアニメ)

3.2

破茶滅茶な雰囲気アニメ。独創性が強い映像表現と音楽のマッチングは素晴らしくボーッと見ている分には面白いが、物語がお粗末。ナオ太の子供心やマミ美の心の欠損を軸にしているが特段面白いわけではない。作家性は>>続きを読む

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