たわらさんさんのドラマレビュー・感想・評価 - 3ページ目

たわらさん

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ピースメイカー(2022年製作のドラマ)

4.1

ジェームズ・ガンお得意のブラックユーモア満載の痛快コメディはドラマになっても健在であり、家族間で継承される思想や陰謀論に対する批判も兼ね備えた風刺も散見される。ただドラマシリーズの尺では少し間伸びして>>続きを読む

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コブラ会 シーズン5(2022年製作のドラマ)

3.3

3話で断念。

堂々巡り。成長しなさい。

シーズン4のラストでコブラ会との正当な対決はなされたはずなのに、ダニエルがコブラ会の教えは許されないという一点張りで執着してくるのが感情移入を妨げる。物語を
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一流シェフのファミリーレストラン シーズン1(2022年製作のドラマ)

3.1

6話で断念

スピード感のある厨房でやり取りは生々しく役者の演技が光るものがあるが、ザ・ビーフのチームが軒並み好きになれず不快感が強かった。心が成長したかと思いきや、サザエさん時空なので1話毎にリセッ
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コブラ会 シーズン4(2021年製作のドラマ)

4.1

ベストキッドの乏しいリソースを存分に使おうとするが、素材不足が流石に目立つのでオリジナル要素で広げていくべきではないか。このフォーマット自体(極論海外ドラマ自体)、起承転結の4部作で完結させるべきであ>>続きを読む

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コブラ会 シーズン3(2021年製作のドラマ)

4.2

ところどころコミュニケーション不足による事態の泥沼化が激しく、中でもサムのやらかし具合は凄まじいものの作中では意外にも言及されない。故に未熟な登場人物が多い中でアマンダを筆頭とする大人の女性陣が素敵で>>続きを読む

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コブラ会 シーズン2(2019年製作のドラマ)

4.4

ダレそうな修行シーンも多種多様な見せ方をするし、格闘シーンも激しく見応えがあるため本作自体が超ベストキッドなのを実感させる。ティーンの青春要素も存分に引き継いでいますよね。本作のテーマであるやり直しが>>続きを読む

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コブラ会 シーズン1(2018年製作のドラマ)

4.5

ロケ地、キャラ、小ネタを存分に使って『ベストキッド』のリスペクトが随所に感じられる最高の続編。先の展開が読めてはいても師弟関係兼擬似家族関係へとキャラが繋がっていき、一部の線は形容し難い関係であるのが>>続きを読む

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ワンダヴィジョン(2021年製作のドラマ)

3.5

WandaVision / Phase4

登場人物が多い『Endgame』でスルーされていたワンダとヴィジョン関連の物語の補填をなされるのは良いが、ドラマシリーズの長尺でやる必要性があったのかは疑問
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パーソン・オブ・インタレスト<セカンド・シーズン>(2012年製作のドラマ)

4.0

フィンチやリースの過去も物語に絡みだし、新キャラの女性陣が目立つシーズンであった。物語の核心に関わる回より1話完結回の方がヒューマンドラマとしては面白かった。

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ベター・コール・ソウル シーズン6(2022年製作のドラマ)

4.5

『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』は社会に鬱屈を抱えて見返そうとする者の物語であり、ウォルターとジミーは表裏一体であったのかもしれない。タイムマシンで過去に戻りたいかという問いに対し>>続きを読む

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ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え(2022年製作のドラマ)

4.3

オリジナルのスペイン版は強盗犯たちがちゃらんぽらんな犯罪集団の印象があったが、登場人物の目的や意識の解像度を上げており、物語の推進力が生まれた。南北の合併というフィクションも良く、すぐに恋愛脳に発展す>>続きを読む

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HEARTSTOPPER ハートストッパー(2022年製作のドラマ)

4.4

映像作品は時代の写し鏡であり、フィクションには社会に変えていく力があると考える。ただ悲惨な現状を映し出すだけではトラウマを引き起こしたり、未来へのネガティブな感情を生まれかねない。故にフィクションとは>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン3(2022年製作のドラマ)

4.0

The Boys産キャプテン・アメリカことソルジャーボーイ登場し、各シーズンごとにゲストをお迎えする形なのでしょうか。力には力で対抗しないといけない皮肉はいいが、ヴォート社が隅に追いやられたため陰謀め>>続きを読む

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ブラッディ・マンディ Season1(2008年製作のドラマ)

3.0

3話で断念。
『24』にインスパイアされて制作したのが窺えるが、小道具、人材、脚本とリアリティが無さすぎる。また、プリズンブレイクと比べると酷だがクリフハンガーと演出が弱い。低予算かつ演技が拙いが役者
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オザークへようこそ シーズン4(2022年製作のドラマ)

4.2

Part1

カルテルとFBIとの板挟みに合い、無理難題な要求に取り組むバード家。どす黒い欲望が向かう先は悲劇なのか。その発信源が主にウェンディなのですが、本シーズンなら「ダーリーンへの攻撃→ワイアッ
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アップロード~デジタルなあの世へようこそ~ シーズン2(2022年製作のドラマ)

3.5

シーズン1から本作のサスペンスとロマンスのクオリティは高くないのに、本シーズンではさらに比重が大きくなって残念。ユニークな世界観が売りであったのに、その唯一性も損なわれている。米国の格差社会を作品に落>>続きを読む

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きのう何食べた?お正月スペシャル(2020年製作のドラマ)

4.1

側から見たら一見良からぬ人間性に思えても、当事者が幸せであればガヤがとにかく言うことじゃないんですよね。小日向さんと航くんの日常にフォーカスしたのは印象的であり、両カップルも何かを共有したい関係性が素>>続きを読む

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マスター・オブ・ゼロ シーズン2(2017年製作のドラマ)

4.2

各々の選択と苦悩、とある街に過ごす様々な日常と人間模様が込められており、演出の妙を感じさせることが多い第2シーズンであった。数々の会話もユーモアというより無作法さが先行してしまい、本シリーズをやはり好>>続きを読む

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きのう何食べた?(2019年製作のドラマ)

4.3

LGBTに対する配慮が完璧になされる綺麗な世界であるわけではなく、デリカシーの無い人や頭の固い人も存在するのでリアリティがある。凝り固まった世界だけど同性愛者もヘテロも普遍的な悩みを持ち、シロさんとケ>>続きを読む

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MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン1(2015年製作のドラマ)

3.2

身の回りの現実は虚構によって構築されたものではないか、というテーマ性に対してジャンキーの視点でバッドトリップで描いても伝わるものも伝わらない。

本編は、ハッカーもののなんでもあり故の問題に対する解決
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BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-(2019年製作のドラマ)

3.7

5,6話のオリジナル展開の脚本が弱いか。B級作品に感動より突き抜けた癖が欲しい。

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After Life/アフター・ライフ シーズン3(2022年製作のドラマ)

4.0

受け取る側から与える側へ。現世にいる間で何ができるのか。どんな存在であったら亡き妻は喜んでくれるのか。

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お耳に合いましたら。(2021年製作のドラマ)

4.4

高村実園が日常の何気ない幸せや可能性を言葉に変換してくれる。その一般人に寄り添ったラジオがとても心地良く、哀愁が乗せた言葉が各々の人生と重なる点も少なくはない。チェン飯も日常の多幸感としてメタファーと>>続きを読む

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真夜中のミサ(2021年製作のドラマ)

3.8

欲望の危険性と脱却。ライリーは酒の過ちから悔いた中での吸血鬼化という試練を設けられる。血に飢える動物的衝動を抑えて、最後の決断は死と同時に赦しとなる。

原理主義の扱いを再認される。制限されたコミュニ
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僕の姉ちゃん(2021年製作のドラマ)

4.3

黒木華演じる姉が女性の幻想を次々とぶち壊してくれるのが清々しい。男性はダメでも何も咎められませんが、女性が自堕落な一面や"理想の女性像"を見せなきゃいけない世の中ってなんなんでしょうね。そして、弟のピ>>続きを読む

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呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)

3.9

人の卑しさから生まれた悲劇、それは呪いや怨念として事故現場に宿る。本作で描かれる負の側面がねっとりした生々しさも醸し出していて、とても気持ち悪くて素晴らしい。個人的には超常現象に恐怖を感じない(※)の>>続きを読む

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YOU -君がすべて- シーズン3(2021年製作のドラマ)

4.3

シリーズを一貫してジョーもラブも運命の相手のために手段を選ばないだけで、子供思いの人の心は少なからず持ち合わせている。正直お似合いのカップルではあるのだが、前シーズンの最終話で殺意を向けてしまった段階>>続きを読む

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ロシアン・ドール:謎のタイムループ シーズン1(2019年製作のドラマ)

3.3

死に対する悲壮感がなくリテイク先の開放感もない点ではゲームのコンティニューを見ているよう。ただゲーム性が優れているわけでもなく、リセット欲を刺激するものでもない。これはナディアとアランの内省にのみフォ>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン3(2021年製作のドラマ)

4.4

新校長ホープの登場により多様性と相反する一律を強いた教育により本作のテーマが際立つようになる。この作品に二項対立を用意しなくてもテーマは伝わるとは思うんですが、学校が視覚的に変えられていくのは面白かっ>>続きを読む

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デクスター シーズン4(2009年製作のドラマ)

3.7

前シーズンまで様々な理解者が出てきたが、本シーズンでは同業者の登場。個人的にはアーサーに魅力を感じず、ただのDVする下衆だったのが残念。写し鏡としての役割は薄く、安全圏に入ったのかデクスターの秘匿要素>>続きを読む

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結婚できない男(2006年製作のドラマ)

2.5

3話で断念。『再婚の離婚』の類似するキャラ造形や人物配置は多々見られるが、こちらはユーモアも無いし時代錯誤も甚だしい。ステレオタイプな同調圧力や、周囲があんな桑野を助けようとする説得力が欠如していたり>>続きを読む

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ボクらを見る目(2019年製作のドラマ)

4.2

胸糞作品と代表される『ミスト』や『ダンサーインザダーク』の比にならないほどの胸糞の悪さ。HBO製作かってくらいの陰鬱な雰囲気もまた助長させる。前半の2話は展開が読めているからこそ怒りが収まらず視聴する>>続きを読む

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大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)

4.0

無意識のうちに物語とはゴール地点や変化を促す事件が用意されているものだと思っていた。ただ本作はゴールと事件を配置せず、掴み所の無い構成と設定は斬新的である。

家族の問題や朝の運動、友人の死などの日常
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民王スペシャル~新たなる陰謀~(2016年製作のドラマ)

3.6

編集で面白く見せるのは得意なんですが、本編の入れ替わり演技や正体がラッパーという展開が安直過ぎて物語の面白みが欠けるの残念。大臣と園児の入れ替わりがピーク。

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民王(2015年製作のドラマ)

4.2

息子の汚れなき正論を軸に親子で世直しする政界コメディ。前半部分では入れ替わりネタを巧みに活かしており、そのドタバタ具合が痛快。ただ、登場人物が脚色されすぎたり、言い間違いやイントネーションのくだりが鬱>>続きを読む

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チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)

4.4

チェルノブイリ原発の事故を通して炙り出される嘘の数々。不正告発といった政治劇の側面も描きつつ国の在り方、大惨事の防ぎ方が描かれる。規則違反という虚偽によって事故は起きたが、厳密には嘘の蓄積によって招か>>続きを読む

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