そくらてすさんの映画レビュー・感想・評価

そくらてす

そくらてす

映画(944)
ドラマ(8)

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

秀作。始終「愛」と「家族」の関係性に徹して喪失から再生までの過程をきめ細かく描いたストーリーは観ていて何度か心揺さぶられた。前半よりも後半ルーカス・ヘッジズが登場した辺りからの展開が個人的に好み。映像>>続きを読む

パラダイス 希望(2012年製作の映画)

3.7

三部作のなかで一番好き。母親はケニアでズブズブな愛欲を露呈し、かたや娘は合宿先の歳上男性にピュアな恋心を抱く。部屋で皆集まってガヤガヤ騒ぐ場面なんかは中学の修学旅行みたいで愛おしかった。

パラダイス 神(2012年製作の映画)

3.5

敬虔なカトリック教徒の中年女性がイスラム教徒&下半身不随の夫に世話を焼きつつ、歪な信仰心をスローペースで徐々に加速させていく話。草むらでの罪深い集団乱交パーティーや「エクソシスト」以来の十字架オ○ニー>>続きを読む

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

3.6

ケニアのビーチリゾートを訪れた中年の白人女性が「本物の愛」を求めさ迷うオフビートコメディ。ミヒャエル・ハネケかロイ・アンダーソンが好きな人なら高確率でハマれる世界観。現地の男性におっぱいの触り方をレク>>続きを読む

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

4.3

"みんなの顔には希望の光
人は何かを探してる
大きな夢を抱いて、
誰もが向上しようと、
答えを探している
だが 彼らは気づかない
答えは すでに出ているのに…"

虚ろで繊細。美しくも残酷。舟に揺られ
>>続きを読む

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

4.1

同監督の傑作「ドリーマーズ」を彷彿させる近親相姦的な危ない香りを始終漂わせながらも、冷たく静かな感情の蓄積を閉塞的に描写した異色の青春ムービー。主人公の境遇といい聴く音楽の趣味といい自分のなかでパズル>>続きを読む

リヴィッド(2011年製作の映画)

3.1

物語上の突っ込みポイントは多いものの、後半にかけて主人公たちに襲いかかる惨劇のカオス加減が絶妙で結構楽しめた。鮮血に染まったバレリーナの美しいこと。

白い家の少女(1976年製作の映画)

4.1

ジョディ・フォスターが天才子役と呼ばれていた所以が分かった。10代前半にしてあの虚ろで冷酷な目の演技は衝撃的。

小さな悪の華(1970年製作の映画)

3.9

内容が不謹慎すぎて笑う。
ラストの展開は吃驚したけど刹那的で美しかった。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

4.6

たけし監督曰く本作は「自分が作ってきた作品のなかで一番暴力的な映画」らしい。成る程…。主演の西島秀俊と菅野美穂がみせる泣きの演技が上手すぎてびびった。

Fire (PoZar) (原題)(2015年製作の映画)

3.8

寝る前に怖い絵本を読んだ感覚。
リンチ監督の短編をもっと観てみたい。

サブマリン(2010年製作の映画)

4.5

やばい好きすぎる…。家族や恋人とのぎこちない関係性の描写はフィクションと現実の狭間を往来する絶妙なリアリティ。不器用な青春の日々なんていつか笑える時が来るとよくいうけど、少なくとも"今"は辛いんだよ!>>続きを読む

愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

4.4

ねちっこい恋愛ストーリーから段々と雲行きが怪しくなっていって…いやあ、この展開と演出はびびった。主演オドレイ・トトゥの演技は「アメリ」の可愛らしいイメージが軽くどこかへ吹っ飛ぶ程の衝撃。

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

3.5

かなりぶっ飛んだ世界観。かといって観る側の理解が追い付かず置いてけぼり食らうというよりは幻惑的で謎めいた映像空間にどんどん呑まれる感覚。妖艶な恍惚に浸れる77分。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

クリス・クーパー出てたのか!「アメリカン・ビューティー」の毒親のイメージが強いがあんなに心優しい老人の役まで演じられるなんて凄い…他にも教授役のルイ・ガレルや姉妹の母親役のローラ・ダーンなど脇を固める>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.3

発想の勝利。
美しい曲線を描いたコンクリート(?)を手で擦る音が妙に生々しくて不気味。塚本晋也の「HAZE」的世界観で解釈の余地はいくらでもあるが、自分は単純にシチュエーション・スリラーとして何も考え
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

ラストにかけての展開が中々秀逸で精神的にきつかった。長編も楽しみ。

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

4.1

ホアキン・フェニックスのキャリア史上最高の演技。

ヘンリー(1986年製作の映画)

4.6

究極のサイコパス映画。
特に主人公の深層心理に潜り込むわけでもなく、ただ淡々と殺人を描写していくザラついたフィルム映像に宿されたとてつもない闇の深さと辛辣な狂気。
ゆうて途中までは"ふ~ん、なるほどそ
>>続きを読む

カノン(1998年製作の映画)

4.2

"ATTENTION!"
悲劇は一歩引いて見れば喜劇、とはまさにこの事ですね。笑ってしまうほど愚鈍で酷い人生を歩んできた鬼畜おじさんの暴走物語は究極の人間愛で一杯でした。

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

4.8

かのタランティーノも尻尾を振り回してここ掘れワンワンするに違いない痛快復讐ブラック・コメディ(ティム・ロスも出演)。
美醜咲き乱れる奇抜な映像も著しくモラルに欠けたストーリー展開もマイケル・ナイマンの
>>続きを読む

gerry ジェリー(2002年製作の映画)

4.5

マット・デイモンとケイシー・アフレックとガス・ヴァン・サントが紡ぎだす物語は何とも虚しくて悲痛で傷だらけで…それなのに彼らを覆う空や夕陽や大地があまりにも美しく在り続けるものだから感情が迷子です。傑作>>続きを読む

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

4.5

ガス・ヴァン・サント監督の青春映画は間違いない。静かな映像で淡々と心を抉ってくるが観賞後感はどこか爽やか。主人公の美少年ぶりがまたさりげなく物語の儚さを演出する。

>|