予告から殺伐とした雰囲気を醸し出していたが詰まるところは北野節の喜劇〈コメディ〉、めちゃくちゃ笑った。
「首」にこだわる者、「首」なんてどうでもいい者たちが繰り広げる探り合い裏切り合い、それぞれの野>>続きを読む
これを「救済」の映画だとは認めたくない自分がいる。
不要な感情の共有をしようとしたってその先には地獄しかないでしょう。
音の無い活動写真のような挙動をするキャラクターたち。それを音付きで観る我々観客。
今の世は映画、弁士は不要。当時を生きていないのに何故か懐かしくなる、ノスタルジック喜劇。
ロジャー・ディーキンスの化け物撮影力、脚本よりも映像からドラマを作る。
上官役の脇がチョイ役なのにいちいち豪華。
予告でタイトルが出てくるシーンは走ってるだけなのに劇的すぎて思わず涙腺が緩くなる、走っ>>続きを読む
劇中何度タイトルの2文字を心の中で呟いたか。人間の邪気につけ込む"あれ"と全国から集まった霊媒師たちの霊能バトル。松たか子と柴田理恵は強いし小松菜奈はかっこいい。クライマックスの大規模お祓いだけでも見>>続きを読む
クリードサイド、ドラゴサイド共に濃密なドラマ。クリードの名を背負い家族を想った上で自分の為に戦うアドニス、父親の名誉を取り戻す為に戦うヴィクター。リング上で粘る二頭の野獣を見て思わず歯をくいしばる。相>>続きを読む
タイトル通り、アポロ計画よりもニール・アームストロング個人にフォーカスした内容。月に想いを馳せる宇宙飛行士、犠牲を払っても猛進し続ける。コックピット内の音や振動が緊張感を募らせ、そしてたどり着いた光景>>続きを読む
凸凹な2人が行く60年代のアメリカ南部ツアー。0から始まる2人の友情を描く物語をベースに手紙やフライドチキンを使って品位と権利をコメディチックかつシリアスに語る。何よりあの時代特有の社会の冷たさよりも>>続きを読む
まさに「動くコミック」のような画期的な映像表現、ヒロイックな脚本、アクションの派手さ精密さかっこよさどれを取っても最高。この作品だからリアルな映像で攻めるピクサーに対抗できた。もっとあの作画でアメコミ>>続きを読む
『サーチ』よりもさらに情報が限られた極限の犯人探し。声の主の声色、息づかいなどから現場の状況が浮かんでくる。次第に明かされる事件の真相と主人公自身の過去、タイトルの意味。ただ技ありなだけに留まらない洗>>続きを読む
イーストウッド御大渾身の一振り。彼が画面にいるだけで映像が渋みを帯びて凄みが増す。90歳の老人の葛藤を描いているのにたかが21歳の自分にも力強く響く、重厚なドラマ。俺はどこまで走れるのだろう。
好きな人と結ばれたいのか、結ばれなくてもいいから側にいたいのか、それって愛と言えるのか、じゃあ愛ってなんやねんというわけで、メインの登場人物4人がひたすら「愛」について討論。途中で「愛」のゲシュタルト>>続きを読む
おしゃれ!怖さの中にカッコよさがあり映画映えする構図や演出の数々。一瞬で標的の背後を取るマイケルの立ち回りの巧さ。自宅を砦に変えたローリーの執念対マイケルの狂気、ド級にアツいバトルが観れた。
山戸結希作品初鑑賞だったけど、たしかにクセが強い。映像、音楽、写真、そして演技。映画における「素材」と呼べるもの全てを総動員した、シナリオを無視しないモザイクアートのようなもの。苦しいぐらいに刺さりま>>続きを読む
今だに「そんな切り口があったのか!」と思わせてくれるMCUもはや怖い。真実と偽りが無限に交差しこちらの脳をかき乱してくる。エンドゲーム公開直後ということを考慮しても全く見劣りしないアクションにもびっく>>続きを読む
監督の演出と香取慎吾の演技が尋常じゃない化学反応を生んでる。撮り方凝りまくってるし役者全員の演技がそれにしっかり追いついてる。金があれはすぐギャンブルに叩くどうしようもないクズは生き方を見失いながらも>>続きを読む
ミニマムだけど壮大な物語。東京という都市の描き方が良い。起承転結の転にあたるある出来事から先が完璧な作りで唸った、まっっったく飽きない。曲はグランドエスケープ一強という印象。キャラが皆んな第一印象に癖>>続きを読む