あまんださんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あまんだ

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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.3

思春期の不機嫌、ここに極まれり。
のっけから機嫌悪そうな女の子が映る。
迎えに来た父親にも悪い態度。
不機嫌の延長で万引き(駄目です。)

不機嫌なのには理由がある。
母を病気で亡くしたのだ。辛い一年
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.8

タイミング合わず、見逃していた一本。
この前、何かで予告映像を観て、無性に観たくなり鑑賞。
まず、のっけからハビエル·バルデムの全てに驚く。その凶暴さ、佇まい、そして顔の圧。
顔立ちだけでも圧がすごい
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.8

ダークファンタジーと言ってもいいくらい、ジョーダン·ピールの物語は、あり得ない設定ながら、不穏な空気に満ち溢れ、静かながら、ぞわっとするのが特徴かと思うのだが、今回は、レジェンド作品「キャンディマン」>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

ある時を境に、見知らぬ人が何者かに惨殺される悪夢を見るようになった女性。その夢が、現実に起っている事に慄いた女性は、この異常な出来事が、自らの記憶が抜け落ちた過去に関係する事に気づき、妹と共に空白の過>>続きを読む

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.5

自分のお父さんが、今も尚捕まっていない連続殺人鬼である疑いを抱いた少年。
事件を調べる同級生少女と協力しあい、調べ始めるが…。
面白いのだが、ちょい薄味。後もう一味何かが欲しい。
いや、そうなんちゃう
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.5

思いの外、グロいシーンがちゃんとグロくて、驚いた。あれで、惨殺シーンまではっきり描かれていたら、それはもう悪趣味の領域に行ってしまうのだが(被害者に子供とかもいるのでそこまでは観たくない。)
結果の凄
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犬部!(2021年製作の映画)

3.3

殺処分される動物を一匹でも減らそうと奮闘する、若者たちの話。
犬の眼は何故あんなにも澄んでいるのだろうか。好きな人には無垢に寄り添い、尽くす優しい生き物。
しかし、その恩恵を受けるだけ受けて、人は割と
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.6

いやー、皆、夢叶って伸び伸びとミュージカルしてるなー、て、微笑ましい冒頭から、さらなる飛躍を目指して走り始めるまでが、テンポ良くて、全然飽きへんかった。
観てたら、ついうっかり体が動きそうになって、楽
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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

4.5

「ゆりかごを揺らす手」的なミステリーかなーと思いきや、その要素もありながら、もっとひたすら、女性が可哀相な話でした…。
とにかく、主役の女性、子供の母親、ジソンと、ベビーシッター、ハンメを取り巻く環境
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ビースト(2018年製作の映画)

4.5

人間の業の深さ…。
片方は、捕まえたい人物を捕まえ、片方は捕まえるべき人物を捕まえる。
全く逆の考え、性質の二人が、「相棒」と言う、横並びの立場から、その行動を容認され将来を嘱望される者と、過小評価さ
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.0

ソウシリーズは、あまりの不条理さとグロさで2作目までしか観てないけど、久々に、新しいのはどうなってるかしら?と、観てみたら、何かあれね。熱量が全然違うね。オリジナルの熱量には敵わんな。
フラットな気持
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

4.2

耳が聴こえない女性が、殺人犯の犯行現場を目撃してしまったことから、一晩中追い掛け回される悪夢。
犯人がめちゃめちゃしつこい。
かつ、ただ逃げるだけでも恐いのに、耳が聴こえないと言うハンデで、聴覚からの
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.8

割と見慣れた展開かと思いきや、二転三転する展開でおもろかった。
出世をあきらめきれず、自らの罪の隠蔽に必死になる捜査一課長。
それに気づき、悲しみと共に課長に注視する若手刑事。
罪に罪を重ねる中、暴か
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空白(2021年製作の映画)

5.0

娘が、万引きの疑いをかけられた挙句、追い掛けてきたスーパーの店長を振り切ろうと、道に飛び出し、車にはねられ、亡くなる。
娘は無実だとスーパーの店長に詰め寄る父。いじめがあったのではないか?学校に詰め寄
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

重いテーマながら、ラストには心ならずも小気味良さを覚えてしまうのは、自分が全くの無関係な人物だからだろうか。
万が一、あの話の関係者の中の誰かだとしたら、また違う重い気持ちも抱いたような…。
友人を想
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと期待しすぎたかも…。
期待値を上げすぎたので、思っていたより普通やなあ…、と、感じてしまったけど、エンタメとしては、じゅうぶん面白い。
全く腕っぷしを見せてこないマ·ドンソク氏も何だか新鮮。
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女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

3.1

とうとうシリーズ最終なのだが、梶芽衣子さんと、今までの監督がもめはったらしく、ラストのみ、別の監督。
その結果…、うーん、いい意味でのケレン味や、謎のホラー演出が無くなり、随分落ち着いたと言うか、ここ
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インヘリタンス(2020年製作の映画)

3.3

富豪の父の遺言で、別荘の地下室を開けてみれば、知らんおっちゃんが、監禁されてて仰天!誰、この人?お父さん、何やってんの!の、謎を解き明かす話。
最初の、森の中の地下室への出入り口の隠し方(正味、隠れて
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

思いの外、真面目なストーリーやったんやけど、普通と言うか、面白みにかけると言うか、何かどっかで見たような話感が否めず、どうしても頭に入ってこんくて、睡魔との戦いだったが、コングとゴジラが暴れているとこ>>続きを読む

さまよう刃(2014年製作の映画)

4.8

娘がいるため、長い間、観れなかったのだが、思うところあり、鑑賞。
娘であろうと、息子であろうと、子を持つ人が観れば、何も感じないと言う事は絶対に無いと思うのだが、実際に娘を持つ人が観れば、自身が引き裂
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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キモい以外の言葉が見つからないくらい、おっさん達がキモい。
SNSで、12歳の少女を装いどれだけおっさんらが、コンタクトを取ってくるかの実験時、アップして、5分くらいで16人。
キモい。
まだ、映画の
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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.6

愉快なゲイ達。
実話らしいのですが、事実は小説より奇なり。
非常に映画らしい悲喜こもごもが続き、面白いのだが、逆に凡庸ささえ感じる程。

しかし、仲間を悼むと言う件の演出には、ちょっと考えさせられた。
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女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

3.8

第2弾。
これ、また何かすごい。何かすごいとしか言いようがない。
今回は、前回に引き続き、刑務所長がさそりの最大の敵なんやけど、さそりをやり込める、そのやり口がエグい…。
非常に下劣な方法でさそりをい
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.3

ジャンル、ホラーになってたけど、ホラーかなー?そない恐くないし、ストレスでどんどん狂っていく人をずっと眺めさせられる話。
限られた空間に、反りのあわないおっさんと閉じ込められて、高圧的に振る舞われて、
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.5

一回観たら気になって仕方が無い。
先週、「けもの部屋」を観て、さそりの始まりが気になりすぎ、鑑賞。

もう、のっけから脱走よ。のっけから、起承転結の、転で始まってるよ。
そして、ラストまでずっと転やっ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.8

観たいなーと、思っていたけど、その時の自分の状況次第では、落ち込みそうなので、見合わせていた作品。
10年置いて、やっと観た。…置くだけの事はあった。

謎の放心状態から急死を遂げた母の遺言により、存
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

3.6

子供の時、朝っぱらから再放送してたよ…これ。なんて時代か!
ぶった斬った片腕を振り回しながら、街を駆け抜ける梶芽衣子が、幼き心に刻み込まれ、以後、梶芽衣子を見かける度に、あの時の!て、思っていた次第。
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

ウォーキング・デッド観てないので、観てる人より主人公のお父さんに親近感は無く、さらっと観た。
アメリカへ移民した韓国の一家の苦労して苦労して苦労して…、苦労する話。一家の末っ子、デイビッド君と、お祖母
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.8

長年連れ添ったカップル同士の問題と結末。

良かった…。
ゲイのカップルのロードムービーだが、静かに話が進んでいき、そして病気の方の秘密と決意が明らかになり、パートナーの苦悩が有り、その合間に田舎の美
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.8

今年最後に、あっついヤツ観た。
大上亡き後、広島の治安を引き継ぐ日岡。

昭和から平成になったけど、まだまだヤクザが、バッキバキで、おとろしかった。
上林のいかれっぷりにドキドキしてたけど、
ええ塩梅
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ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)

2.9

めっちゃ短くて、すぐ観れるんやけど、その短さが逆に徒になってんのか、創り込みが浅くて、さほどおもんなかった。
頭爆発とかのグロシーンは良かったんやけど、なんやろう…。血、安い?何か血が安い感じ。
途中
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

生まれた時から身体のハンデが多い17歳のクロエ(いしのようこ似)
しかし、頭脳は明晰で、献身的な母との暮らしに不満はなく、大学生活での自立を夢見ていたが…。
多分、数多の映画を観てきた人には想像通りの
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.5

ホラーの恐ろしさより、歴史的な、個人ではどうする事もできないような時代背景に翻弄される人々の悲しみが勝る。
ストーリーの進行と謎解きが反比例する構成故、どこがどうとかの感想は、盛大なネタバレになってし
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3

日曜に観た、最強おじいさんに続き、最強おじさん。
我慢して、我慢して、我慢して、後3mmで溢れる状態の表面張力の一押しが、猫ちゃんのブレスレット(笑)
まあ、溜め込むタイプの人が爆発するときって、周り
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.8

まず、1から間が空いていた為、前回のあらすじを調べるところからして、あ、そうやった、そうやった。おじい、気の毒な人やけど、同時にヤバいおじいやったわ。と、思い出し、いざ、観始めたら、、、誰?この女の子>>続きを読む

ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

3.7

尊厳死を選んだ母と、最後の週末を過ごす家族。
多分、自然死を待っているなら、お互いの気もちをぶつけ合う事はなかった。
明確に死がわかっているからこそ、気持ちの昂りが出たのだと思う。
明日、母が死ぬと明
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