魔球ですさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

ゲームではない!ドライビングシュミレーションだ!

散りばめられた数々の点がラインとして繋がりフィニッシュした。このブッ飛んだ話しが実話だったなんて観終わった後でも信じられない。正に事実は小説より奇な
>>続きを読む

グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

便利になるのは時代の流れとして仕方無くても、その結果どこかに皺寄せが、犠牲者が存在しているのも確か。
"死んだら仕事できなくなる"ってセリフは業界のハードさや悪しき日本人気質さを物語っていて胸が痛い。
>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.0

前作よりも強度を増したMEGと新参者な巨大海洋生物ズに、唯一対抗できる人類として存在する主人公感あり過ぎるステイサムの説得力よ。勝ち確。

数々のサメ映画オマージュが捧げられる中で、ディープブルーのク
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

風光明媚な湿地帯に潜む裏側。

生きる為なら手段は選ばないシンプルな自然界の法則。そして次々に表情を変えていく人間界の複雑さが邂逅した世界観。ある種もののけ姫な節がありナーメテーター映画でもあった。
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

ダメだと理解してるのに、ヤッてしまう人達の屈託の無いその笑顔、狂気。

従来のゾンビとは違い、無駄に起点が効き会話する生々しい人間味ある姿には絶望感を覚えるし、走るゾンビから更なる進化を遂げたアイデア
>>続きを読む

バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

3.5

神の導き?サイエンス?とりあえず目を開けた人間は"アレ"にヤられます。

前作から宗教濃度は濃くなり謎は深まっても、スリラー濃度は薄くなっているし、ノールックドライブに代わる見せ場もない。

それでも
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

投稿映像が中々の長さで不安を煽るのだが 投稿者である櫻井の人となりを理解させる演出だったのか!と後に納得。

謎理論とパワープレイで自身の恋愛感を語る工藤Dは相変わらず滅茶苦茶だけど面白い。市川さんも
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.0

超コワすぎ。はじめました!

あの誰もが恐れ慄くコックリさんも、工藤Dからすればコックリのクソ野郎!呼ばわりなのが笑える。相変わらずパワープレイ連発で破茶滅茶。最低だけど最高!

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

いつもと違う永野芽郁!痺れた!

死んだ人に会う為に生きていく。というマインドに共感。マンガ原作らしい吹っ切れた展開や演出にモヤッとするが、シイナとマキオが下手に交わらない関係性が良かったし、あえて語
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.0

世界の終わりと始まりの生中継!

ここにきて、お馴染み江野祥平がまさかのコワすぎインザハウス。監督に無理難題を振っては物語をスピーディーに進めるパワープレイな展開は今作だからこそ成せる技なのかも。
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.5

運命に逆らえ!

工藤Dのバックボーンが明らかになり、シリーズを撮り続ける理由が明かされる。という、ここに来て、まさかの伏線回収に驚いた。

しかしカマシ過ぎて、もはやコワすぎ。ではなくて"ヤリすぎ"
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.5

いわゆるfile05。

工藤D系統のハーコーな呪術師と、工藤Dのやり取りが破茶滅茶で笑える。劇場版だからと期待しても、内容は良くも悪くもいつものコワすぎ。

市川さんの迫真の演技、吉田悠軌さんの登場
>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.8

令和版アフリカの女王。ただしチャーリーはロック様。

ディズニーランドのアトラクションに引けを取らない老若男女が楽しめるギミックと展開が盛り沢山。
最後の最後まで楽しませる展開は流石ジャウムコレットセ
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

行くしかねぇ!

常に息を切らし走り回る登場人物の状態がストーリーとリンクする。そこから生み出されるエキサイティングさ。没入度高し。

学校の怪談ライクな青臭いジュブナイルとSF要素も見事にハマって、
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.5

認知している河童とはかけ離れた、森の奥に住む神出鬼没なおぞましさは、プレデターを彷彿させる。

目的も能力も違う工藤Dと呪術師がコラボする面白さ。市川さんも活躍する!口裂け女にしろ河童にしろ、描き方次
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.7

で、で、でけぇ〜!!

人の生死がポップなノリで片付けられてしまう悪ふざけな脚本は緊張感に欠けてしまうが、巨大なサメ=メガロドンが登場する強烈さを前にすれば、それなりの満足度は得れてしまう。質より量!
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.5

前作の呪物を今作に持ってくる展開は貞子vs伽倻子な趣きがあり最高。

そして今作は"性"をやたらと追求した印象を受けた。工藤Dは、より暴力の限りを尽くす。モキュメンタリーの良い出汁が出てILL。

オルカ(1977年製作の映画)

3.5

フリーウィリーの感動をブチ壊す。

爆発炎上する港を背にジャンプを繰り返すシャチakaオルカの異界のケモノ感。

何十年越しに観ても強烈な一本であり面白い。オルキヌスオルカ恐るべし。やはり海洋生物は格
>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

シンプルなストーリーと迫力かつ繊細な映像表現は、TV版未視聴でも全然満足できるし、面白い。

エヴァ好きとしては乙骨と碇シンジが被ってくるわけで、覚醒する展開にはテンションが高ぶってしまった。

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

無限弾!

撃っても撃ってもリロード知らずなM4的なマシンガンと、主人公チートが過ぎるクリプラにモヤッとする。が、VFXやアクション、ヒロイックなドラマ展開の楽しさが際立っているから満足。

劇場で観
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.3

口裂け女も色々な説で固めていくと、なかなか怖くて説得力がある。

この時点では、まだ工藤Dのバイオレンスな一面は控えめか〜と思いきや、なかなかの暴力を振るっていて完全にアウト。金属バット持って住宅街を
>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

何を描いて何を描かないか。

水墨画への語り口と人間ドラマがリンクして効いてくる内容は良くも悪くもシンプルイズベスト。

水墨画という面白いテーマがあるのに、その世界観を強調したり魅せるシーンが足りな
>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

高カロリーでド派手なベイ版に慣れた為に、今作は簡潔で観やすい低カロリーなトランスフォーマーに見えてしまいがち。

ビースト覚醒という副題に違和感を覚える内容であったけど、90sヒップホップ全開の選曲が
>>続きを読む

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

己の股間にぶら下げたオプティマスプライムで業界のスターに成り上がるも、時代の流れには逆らえないという儚さ。

"今日流行ったモノは明日には消える"という業界のセオリーに垣間見える華やかさの裏にある闇は
>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.0

マチズムな西部の世界で生きる男2人が心の内を吐露しては絆を深める道中があってからのクライマックスのやり取りと選択肢は格好良い。

最後までブレないベンの流儀に感服。MVPはラッセルクロウでしょう!
>>続きを読む

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.5

忍者の末裔が現代に蘇る。というワクワクな世界観や設定に対して、中身は赤城ファイルや移民問題を彷彿させるシリアスさが目立つ形になっていても、小難しい話しには派生せずに、勧善懲悪な物語で描く潔さは良かった>>続きを読む

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

3.6

ハイテンポな展開とスタイリッシュなアクション。ノリの良い音楽も物語に作用して楽しい。

イングロリアスバスターズまたはキングスマンを匂わせる瞬間が多々あり。ネトフリオリジナルにしては満足度は高い。良作
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

慣れ親しんだゲームの向こう側の世界が最先端の技術で可視化されている衝撃。マンマミーア!

必要以上に肉付けしないストーリーをマリオのアクションと世界観で貫ぬき通すスタイルにはデッドレコニングを彷彿させ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

安全であるな。有能であれ。

目的不明なブッ飛んだストーリーテリングに困惑させる隙を与えない、渾身のアクションと気の利いたユーモアで繋いでいくパワープレイの数々は3時間近いランタイムも瞬く間に過ぎ去っ
>>続きを読む

NIGHT HEAD(1994年製作の映画)

3.5

鑑賞後は"兄さん誰か来るよ"とマネしたくなるのは必然。90年代特有の鬼畜文化と終末論がマッチしたような空気感を纏う世界観が格好良い。しかし謎謎謎。謎すぎる。

そして独特なあの曲はいつ聴いても最高。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

タイムループというジャンルの面白さよりも、社員が一致団結して"とある目標"を目指すという部活的な方が目立っている。

カメ止め!みたいのを期待してたから肩透かしを食らったが、最初から最後まで枠内からは
>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

今作におけるパンチラインは「純くんだよ」に尽きる。

不気味な世界観をやり過ぎて、胡散臭さが漂う瞬間があっても、コチラの興味を惹きつける展開が用意されていて素直に導かれてしまっていた。

死んだ目つき
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

呪縛。

事前情報が明かされてない前代未聞な宣伝方法でも初日から観に行ってしまうのは、長年刷り込まれた駿の呪い。

自身の歴史を寓話的に語った内容は宮崎駿ファンでも困惑してしまう"らしくない"難易度の
>>続きを読む

トイレの花子さん(1995年製作の映画)

3.6

ほぼ登場しない花子さんの噂に翻弄されるクラスメイトと犠牲となる主人公。純粋さ故に何でも信じてしまう子供の怖さと、そこに付け入る大人の怖さ。

たかが怪談、されど怪談。色々な怖さが入り混じってるのは面白
>>続きを読む

ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

3.3

料理版セッションな予告からは想像できない、まさかの着地!?

型にハマらない、次々と変化する物語はスピーディーに展開していくが、いまいちキレが悪い印象も受ける。

色々派生せずに、最初のコック試験的な
>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.7

やはりゾンビはジャンルを選ばない。

映画監督でありながら全然現場を回せてない陰キャな若手監督と、エンタメとは程遠い関係に位置する林業のおじさんが起こすケミストリーが面白い。

スローな展開とシュール
>>続きを読む