YuukiImazuさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

YuukiImazu

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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.5

ベン・アフレック初監督作品。
社会派サスペンス。

カットの切り替わりがぎこちなく、荒削りな印象。私立探偵を演じるケイシー・アフレックは、主人公にしては少し味気ない感じかなぁ。
でも、幼女誘拐事件の真
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スマグラー おまえの未来を運べ(2011年製作の映画)

3.7

裏社会の運び屋のバイトをする妻夫木 聡のお話。

背骨と内臓の殺し屋コンビがカッコ良い。スローモーションをしつこいくらい多用したヌンチャクアクションが好き。ただ、後半の背骨が、まるでエクソシスト。CG
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誕生日はもう来ない(1981年製作の映画)

3.2

記憶を喪失し、幻覚を見る主人公を含めた優等生グループのメンバーが次々に失踪していく。

頭のおかしそうな変わり者が多くて、どいつも殺人鬼の匂いを漂わせている。サスペンス要素の強いB級ホラーです☺︎
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ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

3.6

ある意味、西部劇的な作りのスタイリッシュ・サスペンス。いぶし銀の魅力が全開‼︎

BGMやセリフを極力排した静寂には、ピンと張り詰めた空気感がある。沈黙を破る凶行、それを予感させるような思わせぶりの演
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ランド・オブ・プレンティ(2004年製作の映画)

3.8

アメリカをシニカルに描く一方で、優しく暖かい眼差しが向けられている。主人公はベトナム帰りのポールと、パレスチナから戻った少女ラナ。

たった1人でテロからアメリカを守る使命感や正義感に駆られるポール。
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TATARI タタリ(1999年製作の映画)

3.0

患者が狂った精神科医に鉛筆を突き刺したりして、めっためたにするOPの掴みはOK( ´▽`)

断片的な奇妙な映像がメリーゴーランド式に切り替わっていく恐怖描写とか、ハンディカムだけに映る、死んだ精神科
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バーティカル・リミット(2000年製作の映画)

3.2

「エベレスト」のトレーラーを見たら本作を見たくなって久々の鑑賞。
これ突っ込みどころ満載なんやけど好き。なぜか、学生の時にこれを劇場で2回も観た(-。-;

自己中な1人のおっさんのエゴに振り回された
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華氏451(1966年製作の映画)

3.1

退化する人間の、無為な時間が流れるディストピア〜(´Д` )

「本は人間を不幸にする」なんて台詞も矛盾するかのように、徹底的に書籍を排除する社会の様が、全くもって幸福感がない(◎_◎;)
密告者もい
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

マンハッタンの男女の画になる風景、ウィットとユーモアに富んだ会話のキャッチボール。
まぁなんとも、洗練された映画世界。シャレオツだな〜ほんと(´ε` )フゥ〜

好いては離れて、なんとも身勝手な大人達
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.9

グワ〜ンと歪な造形の建物やインテリアが不気味で不安定。それでいて、どこかポップで楽しい(^.^)

場面状況や人物の情緒を表現するようなBGMのピアノの音色が素敵だ‼︎
心地よく、どこかカッコ良くもあ
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ヒート(1995年製作の映画)

4.2

文句なしにカッコいい映画。
やっぱ、あの前半の山場である白昼の銃撃戦は堪らんですね。( ´ ▽ ` )

犯罪のプロフェッショナル・ニールと刑事・ヴィンセント。
両者は、心のどこかで惹かれ合い、共鳴し
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.4

ウォーターゲート事件を扱った作品。
国家権力を相手にワシントン・ポストの記者たちが地道な取材を展開する。

記者の当意即妙な話術を駆使した取材対象とのやり取りには引き込まれます‼︎

俯瞰ショットやク
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エクステ(2007年製作の映画)

2.0

園子温監督だったのか(゚Д゚)
確かに、ぽいっちゃあ〜ぽい。

女の子の遺体の色んな所から髪の毛がわさわさーって生えてきて、それで作ったエクステが災いを及ぼす映画。

髪の毛に異常な執着を持つ変態・ヤ
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悪の法則(2013年製作の映画)

4.4

エクステンデッドVer.の終盤のブラピの追加シーンが堪らんですねW(`0`)W
相変わらず“HOLA(やぁ‼︎)”て書いたディスクが届くところと、キャメロン・ディアスのナマズも強烈なシーンですねぇ。
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.1

久々に鑑賞。真実の物語。
世界最速記録を打ち立てるため、スピードの聖地・アメリカのボンヌヴィル塩平原を目指すバート爺さんのロード・ムービー。

長い年月をかけて改造した愛車“1920年型インディアン・
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

仮面を被って参加する、セックス集会の官能美。怪しいムードが良いです。仮面を被っての行為は妙にやらしい。(O_O)

NYの街の風景がどこかファンタジーぽくて現実味が薄く思えたりと、虚構のような部分が現
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仁義(1970年製作の映画)

3.7

アラン・ドロン、イブ・モンタン2大スター共演のフィルム・ノワール。ダンディズム溢れる男たちの滅びの美学がここにあり。

娑婆に出た男と指名手配犯が初めて顔を合わせる場面が超クールでカッコいい。互いを語
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

2.7

サスペンス風味の人生転落劇。

序盤から、後先の読めない主人公の行動に愕然(゚д゚lll)『そりゃあかんで』と思いながら心は離れていってしまった( ´Д`)案の定、絶望的状況に陥っていく様に、『ほれみ
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(1959年製作の映画)

4.5

少年兵たちが戦略上重要度、危険性の低い橋に配されるのだが‥‥。

徴兵命令が下った我が子を戦場に送らざるをえない親の辛さ。一方、戦争の悲惨な実態を知らない少年たちは、兵士として戦うことを喜び勇む。
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.9

しっとりとしたサウンドが、70年代の夜の街の、ぼんやり揺らめくネオンと溶け込む。
味わい深い雰囲気が堪らんですね( ´ ▽ ` )ブルージーですねぇ。

ぶつぶつ独り言を吐き捨て、気怠く煙草を吸うマー
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.0

コメディタッチでびっくり‼︎
ごりごりのアクションや思てました。(^◇^;)

余命わずかな男2人には怖いものはなく、人生に悔いを残さず生きようとする。

海に向かう道中に繰り返される犯罪が、おもろい
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.0

めっちゃリバー・フェニックスを意識した感じの子おるやん笑。
島に潜伏するマッドと友情を結んだ少年たちが、交流を通じて成長するお話。

色々とあって影を背負う登場人物たち。彼らが持つ愛の形や、その行方を
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赤い影(1973年製作の映画)

3.7

赤いカッパを着た女の子が溺死。水の都ベニスを舞台に、娘を失った夫婦が奇妙な出来事に遭遇する。夫の目の前には赤い影がチラホラ‥‥。

やたらと赤色が登場。暗示orミスリードの混在や短い映像のインサートで
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.7

利益だけの追求に嫌気がさしたエージェントが、挫折を経験してプライスレスなものを手に入れる物語。

破れかぶれになってオーバーアクションをする様が面白いエージェント・トム・クルーズ。陽気に「Show M
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ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

4.3

誰もが虜になる完璧なローラ。
罪な女ですなぁ。ψ(`∇´)ψ

才色兼備のローラに男は惹きつけられ、女は羨む。彼女は顔面を猟銃で撃たれ無惨な姿で発見される。

探偵と容疑者候補の3人をメインに、各々の
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.6

馬に跨り火を吹く赤色の騎士が、公然と街中を疾走する。現代劇ながら、ファンタジー的な要素を織り交ぜた、一風変わった感じがテリー・ギリアムっぽい。

不思議な友情が芽生えた、心に深い傷を持つ2人の男が再生
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私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)

3.9

人肉を頬張るような場面は一切登場しない。ゾンビは夢遊病のごとく歩き、呪術者の操り人形として動く。グロ無しの誰もが安心して観れるゾンビもの。

モノクロ映像の黒と白のコントラストは恐怖感を十分に誘い、異
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.5

吸血鬼映画の原点。
場面の構図が、なんとも絵になる。美しいカットが一杯‼︎

吸血鬼ノスフェラトゥの登場を最小限に抑えた演出、迫る影、怪物のぎこちない動作が、この世の者でない、紛うことなき存在であるこ
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恐怖の精神病院(1946年製作の映画)

3.6

タイトルの割には、直接的な残酷描写もなく、おどろおどろしさの薄い怪奇映画。

患者を劣悪な環境に置き、金を取って見世物にする精神病院の院長シムズ。彼は病院内では支配的で残酷だが、権力者の前では媚びへつ
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タバコ・ロード(1941年製作の映画)

3.5

かつて煙草と綿花で栄えた“タバコ・ロード”で暮らす、貧困にあえぐ農民を描く。

お先真っ暗な貧乏生活に暗い話かと思いきや、、コメディ的な演出の底抜けに明るい人間賛歌でした‼︎貧乏一家の大黒柱のじいちゃ
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砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.2

ほのぼのとした前向きになれる映画。《イエメンの砂漠に川流して、鮭釣りしたいぞっ》ていうのがメインテーマ。

不可能と思われる前代未聞のビッグ・プロジェクトよりも、計画に携わる男女のラブロマンス要素が強
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

1.5

ドラッグ、セックス満載の毒々しい映画。体から抜け出た魂がサイケデリックなTOKYOを彷徨う。

イマジネーションが炸裂したような、怪しくも美しい、カラフルな不夜城・東京に魅了された。一応ストーリーはあ
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.9

神の真似事をしてはいけませんね。

『第9地区』同様、ドキュメンタリータッチの映像で始まる本作は、技術が急速に進歩する今、そう遠くはない未来のことなのだろう。
赤児同然の、AIを搭載したロボット・チャ
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.6

「この世は不思議な所だ。」
落ちている耳を拾ったことから、好奇心旺盛な主人公は、甘美と暴力が倒錯する世界に迷い込んでいく。

幸福感漂う、光溢れる暖かい風景と、芝生の影で不気味に蠢く虫たち。その冒頭の
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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカンニューシネマ。裕福な音楽一家に育ち、教養と音楽への才能を備えるボビー。今は肉体労働者として働いている。

仕事、恋愛、家族、社会に対して無関心、無感情。むしろ嫌悪しているから、何事にも愛情や
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サムサッカー(2005年製作の映画)

3.0

17歳のジャスティンの癖は親指をしゃぶること。歯医者の催眠療法やマリファナを試し、コンプレックスを改善しようとする。

少年の母親は、気晴らしでお気に入りのテレビ俳優とのデートを夢見、親父は若く見られ
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