ふぁるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

GONIN(1995年製作の映画)

3.8

理解力不足で展開に着いて行けなかったが、画面から滲み出る熱力と迫力でねじ伏せられた気分。機会があればまた観たいと思わせられる作品でした。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

心は複雑だ。他人を理解する事はできなくでも思いやる事はできる。分かり合うには思いやりが必要である。
大人は完璧ではない。認める事で進む事ができる。私は性善説を信じているし、子供の発想力は素晴らしい。が
>>続きを読む

ノー・グッド・シングス(2002年製作の映画)

3.6

倫理観が無いギャングスタモノを期待したが違っていた。序盤の転がり続けるストーリーに引き込まれるが、以降のインパクトは弱いか。視界が悪かったり見辛さが緊張感を演出していた。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.1

初代ロッキーに並ぶ最高傑作では。
親子がテーマになっていてクリードの親になる不安。ロッキーと息子との距離感、それによる哀愁。終盤ドラゴ側もとても良かった。前シリーズからの歴史の長さが思い入れを深め熱く
>>続きを読む

ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.9

映画は学びを与える。そんなうまい話はない。絶対に罠だ。マジで気を付けろ。何よりも怖かった。
FPS視点の様な背中を追うカメラが緊張感を出し、目的が分からない事も恐怖を煽る。ブラックコメディ要素も程よく
>>続きを読む

プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.5

みんないろいろ事情を抱えているとかは全然なく、勧善懲悪で分かりやすい。中国の客層がまだ黎明期だからだろうか。
ジャッキーがアクションをしているだけで嬉しいけど、祖国の映画産業の為に名前だけ貸しているの
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.2

アルコールはドラッグだし酔っぱらいは最悪。中年鬱を乗り越えるにはここまでやらないといけないのか、過酷である。熟年夫婦問題も人のせいにして壁を作っている場合じゃないのよな。失敗を認める事で次に進めるみた>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.0

アニメーションにとって動きが面白いかはとても重要である。引きで撮られたカメラは真横移動であったり必要以上にグルグル動かさず、キャラクターの動きでユーモアを表現している。全体に醸し出される品は唯一無二。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.7

シチュエーションサスペンスホラーなんですかね。登場人物は個性的。普通に怖かった。こういう作品はオチが重要ですが、多少無理矢理感もあり、そこまで驚きは無かった。
夜×雷で影と光の映像。見えない、見えるは
>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.7

何だこの豪華キャストは!?ライアン・レイノルズは世界一雑に扱われるのが似合う。サミュエルLジャクソンも助演。笑ってるだけで最高なのにマザ○ァカ言いまくる。そしてさらに大物が。同じ画角に映ってるだけでワ>>続きを読む

刑事物語5 やまびこの詩(1987年製作の映画)

3.5

冒頭パトカーが必要以上に飛ぶシーンで期待させるも結果まあまあ。ボクシングの最終ラウンドの様なアクションは逆に最高。フラッシュダンスが流行っていたのか鈴木保奈美が踊る踊る。雑草だらけの原っぱでもレオター>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.6

この世は複雑でおかしい。おかしい部分を最高なジョークとエンタメで描いている。落ち着いて考えると、これくらいくだらない事が起きているという風刺か。自戒を含めて気付こう。
夢の世界に結末は無く、死を意識す
>>続きを読む

刑事物語4 くろしおの詩(1985年製作の映画)

3.3

割とちゃんとしてて逆に期待を裏切られた。ただの2時間ドラマクオリティ。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

面白いアングルだったり美しい映像が随所にありハッとさせられる。歪んだラブストーリー。あの死に方は途中で後悔した時に取り返しがつかなくて苦しくて最悪だろうな。

愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

今泉脚本の男女の会話劇の面白さに城定監督のアダルト寄りなエッセンスが相性良すぎ。もっと観たい。
いろいろなカタチがあるよな。愛なのにかぁ。ラストは可愛く締めてて良かった。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.9

全体的にトーンは低く、演奏シーンは短め。そのせいか2人の心の距離が繊細に描かれていた。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.3

LGBTQや性癖を十字架の様に背負って生きている人がいる。今作のテーマは許されないし、理解も難しい。が、そういう人もいるのである。マイノリティは多様であり、誰しもが何かを抱えている。こうするべきだ。な>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

久美子3年生春編かと思いきや2年生秋冬編なんですね。後輩を上手くフォローし成長した姿は胸が熱くなる。彼女はまだ悩んでいる様だが。
久美子ちゃんと麗奈ちゃんのいちゃいちゃが観れただけで劇場に足を運んだ甲
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

3.7

立場が変われば人間関係の悩みも変わる島耕作的な展開(読んだ事はない)。劇場版だけで2年生編だったので、内容は少し薄いか。そりゃ久美子ちゃんも泣けないよ。いっそ演奏シーンいらないのではと思ったり。携帯動>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.8

カネと父親の威信。良心と信念は人を動かす。美談の様だが、部下可哀想では!?と思ったり。
逆光を生かしたショットが好きすぎる。

刑事物語3 潮騒の詩(1984年製作の映画)

3.5

ずんどこ要素強め。嘘みたいなアクションシーンはこういうのしか観れない夜に最適。出航のシーンは名場面。泣かせようとしているのか笑わせようとしているのか!?

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.9

冒頭のノリから青春バカムービーの匂いがして苦手だなぁと思っていたが、米軍基地問題を絡めて、力任せに一方的では距離は離れ、個人と個人の繋がりで対話があれば問題は少しでも解決する事を訴えていて良かった。全>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

作り込まれている凝った映像がリアルで凄い。間(ま)は大事だし間を生かした映画は大好きだが、これだけ間があると睡魔が、、。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

時代設定も、特権階級の少年が主人公なのも、その少年の性格も、変わらないジブリ的な動きも、雑な心の描き方も、気持ち悪い描写も、奇想天外かと思わせといてマルチバース的な展開も、意味があるんだろうけど、キリ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.6

1と2は子供の頃に何度も観て、3も観た。今作も観たつもりだったけど初見でした。歳を取りすぎたせいか、ドキドキすげえ!と思う展開は無かったかな。10年以上前の作品なのでCGのクオリティは置いておいて、や>>続きを読む

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.5

序盤の求愛ダンスまでは流石のセンス溢れる演出。しかし中盤以降はキツかった。インドの諺から着想を得ているのかもしれないが、そもそもモチーフに無理がある。やっぱ人間すげえが観たいな。

劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.9

何かを作る時、相手を思いやる時、生きていく上で想像力が大事だと言う事を給食を通して伝えている。
神野君がいなくなってシーズン3はどうなるのか楽しみ。うまそげ。

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

交通安全映画!?特権階級への反権力が裏テーマにあるのは好感。しかし、ん?あれ?と思うシーンが多く乗れない。山田杏奈さんの複雑な表情と尺が短いのは良い。
※不快に感じるシーンがあるので犬好きは要注意。

キネマ純情(2016年製作の映画)

2.8

漂いまくる地下臭。何かとんでもない展開に期待するも起きそうで起きず苦笑い。エンディングテーマもくだらない笑←笑ってしまった。ハイ!敬礼ってww

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.8

うまくいかんよな。なかなか最悪で良かった。
あなたはどんな人ですか?
知りたくもないです。

グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.7

低予算!?で作られたであろうガンアクションも全体の緩い雰囲気で許せてしまう。国岡は元より練習生もそれぞれ個性があって良かった。もっとシリーズ観たいな。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

タッチを色々変えながら2023年最高の映像表現なんだろうけど笑っちゃうほどのワクワクはせず。吹き替えで敬遠したけど4dxで観るべきだったか。長く感じたのに続くのか、。まぁ観るけど。
過激になり続けてい
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

何これ!?思ってたのと違った。ラストは笑ったよ。良いと思う。

生きる(1952年製作の映画)

3.7

とにかく無気力。何の希望も見出だせない気分の日。何となく視聴。やる気が漲る訳ではないが何か残った。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

思い込みの怖さ。外野が一面を見て分かった様な気になってしまう怖さ。物事は多面的に捉えなければならず、視点が変わると真実は変わる。当事者にしか分からない。
監督是枝裕和、脚本坂元裕二、安藤サクラに永山瑛
>>続きを読む

悪い男(2001年製作の映画)

3.8

男は喋らない。表情だけで純真さと繊細さを表現している。が、不器用では済まされない最悪な男である。ハッピーエンドの様で常識的には理解できない。が、分からないからこそ意味がある作品だったのでは。人の数だけ>>続きを読む