ふぁるさんの映画レビュー・感想・評価

ふぁる

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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

分からないモノは怖い。怖いモノから身を守るには動物は威嚇し攻撃する。人間は言葉を持つ事で相手を理解し繁栄してきたのではないだろうか。歴史の過程で地域は分断され、それぞれ異なる言語を話す様になる。犬の種>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.8

ヒロインが可愛いと観ちゃうよねぇ。居酒屋で質問し合うシーン超良かったぁ。彼女からの強めの乾杯も最高。ラストで笑顔に戻る所も良かったけど、やや唐突感があったかなぁ。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

胸が苦しい。思想問題課題友情全部載せ。
日本のエンタメが世界に通用する方法はアニメだと強く思える傑作。
原作は5巻くらいで止まっていたので(コミックレンタルで読んでたけど、レンタル自体辞めた為)広げた
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.0

はぁ。めちゃ良い。心をぶつけあえる美しさよ。TV版でストーリーを知ってるのに感動してしまう。大人ぶった あすか先輩が高校生に戻る瞬間。正しい事が正しい訳ではない。本音で語り合えるのが羨ましい。こんな青>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

4.0

そろそろ3期が始まるので、復習用にとっておいた今作を。
初見で劇場版から観るのはもったいないけど、ぎゅっとしてて思い出を振り返っている様で良いですね。
夏祭りの日、高坂麗奈が白いワンピースで現れた時の
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

お見事!途中で辛くなっても最後まで観て。何も言いません。是非、前情報なしで。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

地元の劇場にようやくIMAXが導入されるもIMAXで観たい作品がなかなか かからず、ようやく。
1ミリも安っぽくない作り込まれた映像は今作も。しかし最も感動したのは音でした。低音の鳴りと音圧が凄まじい
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.7

いろんな作品の元ネタなんでしょうか。前半は奇妙でサスペンス風味もあり緊張感あり。後半は夢という最大の武器を使ってやりたい放題。とっちらかった印象。アイデア満載のアニメーション表現は単純に面白い。ラムち>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

良作!まさかあきらめない心を学べるとは。チャプター6のタイトルが出た時は声が出たよ。アクションはCG感はあるものの痛いシーンはしっかり痛みを感じる。尺も短く無駄が無い。グローバルヒットを見越してなのか>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

主人公!?が、こちらに語りかける事で小説を読んでいる気になる。予想がつかないストーリーから急転。ここで終わるの!?

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

天才と凡才。情熱と努力。私は凡才なので、ドラムの彼がソロを叩いた時にグッときた。サクセスストーリーすぎるなぁと思ったが、あの展開はドラマティックにする為に彼が犠牲になったように思えて苦しい。ほぼほぼ客>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

一級品の映像。速すぎてスローにする演出。笑って泣けて良作でした。フラッシュのキャラは初見。ナードっぽくて走り方も癖があって好き。DC散見しかしてないけど掘りたくなる。

きみは愛せ(2020年製作の映画)

3.8

愛は1つしかない。同居人2人の関係性が超良い。ともき役の演技が抜群に素晴らしい。インディ映画で地元の街並みが映ると、市町村が誘致した様な商業映画とは違った感覚がある。役者も私が無知な為、初見の方しかお>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

良いシーンはたくさんあったが、長い。もう階段落ちないでくれと願うくらい長い。スタイリッシュガンアクションな印象は変わり、かなり泥臭い。ボロボロになるジョンを見ていたら感情移入せざるを得ないが、ここでは>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

人間を知るほど、犬への愛が深まる。
生い立ちであったり、富の再分配であったり、社会の不条理に抗う犬好きジョーカーの話かと思ったが、少しだけ違う。コンプレックスを抱えた者が装う事で別の自分であり、真の自
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

どこまで確信犯的に作ってるのか分からないが、いつエヴァに乗るのかとおもったよ。テレビシリーズプラスのアクションクオリティはあったが、それ以外の劇場版である価値は無かったか。

彼方に(2023年製作の映画)

3.6

失って気付く。喪失と再生は普遍的なテーマだが、再生が描ききれてなかったか。今が幸せなら後悔の無い様に。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.9

監督のこれまでの作風がより濃密に。カメラは極力動かさず、役者や物を動かす。まるで しかけ絵本だ。早口で多すぎる台詞量は間違って早見設定してたかと思うほど。物語の内容は金持ちの道楽に感じて、刺さらなかっ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.8

画面からの情報量過多で脳が追い付かない。音楽が煽り熱量を上げ、勢いで乗り切られた。映画最高だろ?俺が終わらせてやるよ的な集大成を感じさせる作品にしたかったのか。3時間でも監督には短かったんだろうな。変>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

アイデアと編集で面白いモノは作れる。可能性は感じるが貧乏臭さは否めないか。どうか監督にやりたい事を無限にやらせる資金を。とにかく事前情報無しで。

そばかす(2022年製作の映画)

3.6

マイノリティは弱者かもしれないが、台詞として言いきったり、唐突すぎる展開やチェロシーンの構図の悪さ、ラストシーンの理解不能な手振れ、ん?と思うシーンが多かった。アロマンティックの名作ドラマ恋せぬふたり>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

正直言うと間違った解釈をしそうで迂闊な感想は言えない。理解が追い付かない。言葉が出てこない。

言葉が出てこない理由を帰宅中に考えてみた。私は男性である。大前提として女性には優しくしないといけないと思
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.2

キツい。徐々に壊れる関係。見事な心理描写。嫉妬だけでは語れない複雑さ。ここまでは無くてもこういう事はある。人間マジ大変。

JUNG_E ジョンイ(2022年製作の映画)

3.3

100分くらいなのに長く感じた。新感染の監督で期待したが映像も違和感ありありで中途半端。この設定は難しい。アニメ向きだと思う。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.9

警告。情報が遮断され分からない事への恐怖。少しずつ明らかにされる事実。実名で国名を出し仮想敵国にするのは国民感情をコントロールする意図を感じた(すでに意識しているだろうが)国とは何なんだろう。最終的に>>続きを読む

素晴らしき日々も狼狽える(2022年製作の映画)

3.7

冒頭朗読から始まりブッチャーズのファウストだと気付きぶち上がる。曲を聴き返すと映画のタイトルは歌詞からの引用なんですね。協賛を受けず運営はチケット代で賄い、ゲストミュージシャンよりローカルミュージシャ>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.4

ゾンビ映画とは一線を画す意識がある状態で凶暴性が増して、欲望を抑えきれないという設定が新しい(昔からあったのかもしれないが)悪趣味すぎるアイデアも突き抜けていてヤバい。怖すぎる。多彩なカメラワークが活>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

血が出なく簡単に死なないので子供も楽しめる。個人的にはファンタジーが苦手なのとジョークが合わなかったせいか一度寝落ち。キャラクターも魅力的には感じなかったな。子供向けならもう少し短くすべきかと。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.7

辻褄が合っているのかを考えるのを放棄してしまうほど複雑に。まきのはらさん編という事なのでしょうか。桜島さんとのガッツリ恋愛をみたいのですが、、

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

宗教は苦手だし怖い。嘘みたいな事を信じてしまう人がいるのも事実。信仰は個人の自由だが、落ち着いて考えたら、こんなくだらない事なのかもしれないと心の片隅に。北村優衣さんのナチュラルな美しさがただただ残る>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

横スクロール的なアクションシーンや懐かしのBGMで上がる。可愛くてテンポよくて尺も短く子供が初めて観る映画に最適。なのに青いキャラクターのネガティブ名言が心に残る。「逃げ道はあるよ。唯一の希望。それは>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.7

相変わらずめちゃくちゃ。だが、それで良いしそれが良い。お金かけまくってバカすごい事しまくるのってやっぱ爽快なんですよね。続くんですね。結局、最後の最後にあの人が出てきた時にぶち上がる。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

かっこいいなぁ。クールな画もパン、パンと繋ぐ編集も電動バイクや車に乗るシーンも脳内独り言もモリッシー聴きまくるのも服のスタイリングも割れたTVの色合いまでかっこいい。でもそれだけで、割と単調。正直眠か>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

大事なシーンは引きで撮られ、背面から撮られたカットも多く、役者の顔が見えないので想像させられる。劇伴はほぼなく、よく聞くと不気味な低音が鳴っていたりする。エンドロールにもテーマ曲なんてなく、無音。結婚>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

余計な説明などなく断片的な情報で彼女の人物像を語る。長回しのシーンも多く、カット割りも少ない引きで撮られた映像が彼女の心情を想像させる。彼女はとんでもない悪人ではないし、番号を付けられた人を選ぶ事への>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

集大成なので増し増し全部載せには目を瞑る。やり尽くした冒険は禁断の果実に手を出してしまったか。監督がスピルバーグでないのは残念。ジェームズマンゴールドならと期待したが、痺れるショットは無かった。ディズ>>続きを読む

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