kirinさんの映画レビュー・感想・評価

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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.3

いい原作を映画化してくれてうれしいです。引き込まれました。

青い鳥(2008年製作の映画)

3.9

中学のクラスの集団イジメの対応の話。叱るのではなく本気で対応する教師に自省を促される中学生。校長と教頭はよくいるタイプだし、生徒指導の熱血教師もよくいるタイプだからこそ、目からウロコで勉強になった。話>>続きを読む

ベルリン・アレクサンダープラッツ(2020年製作の映画)

2.7

映像美に凝った作品だと思った。
フランシス役の俳優さんが良かった。

悪いドイツ男を描いているので自省的な意味があるのだろうか。
でも、不法入国はいけないことなので、
なぜ不法入国したのかを描いてほし
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

主人公の子役のバディの表情と口調に心を引き寄せられる。じいちゃん、ばあちゃんのキャラが味があった。
この映画を見て宗派対立の代償の大きさに愚かだと気づけたら、世の中平和になるだろうなと思った。
歌は知
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

-

主演のキャラが好みではなかったので共感できなかったが、そのキャラ付けこそがこの映画の骨格をなすものである。
殺人の報いを描いた映画だと解した。

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.5

おもしろかった!
主演のブリギッテ・ミラが温かみがあって好感が持てた。
モロッコ人の相手役がかっこよい風貌と素直な人柄である一方で、差別する側のドイツ人たちが醜い感じで描かれていたのも、映画としての主
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.3

おもしろかったです。
冒頭と最後の歴史的背景の部分についてはあとで調べることが必要だったけど、子どもの取り違えの話としては心情がよく綴られていて引き込まれました。

主演のペネロペ・クルスは、「コンペ
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

4.0

衣装と演技が素晴らしかった!
物語は、突然の乗り換えがいかに相手を傷つけるかを描いた作品に思いました。別れは徐々に相手に納得してもらえるようにしなければ恨みを買いますね。
住まいが撮影場所というのが分
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コンペティション(2021年製作の映画)

2.9

コンペティションとは、作品を競うというより、大物俳優同士の競争という意味だったのか。

最後の場面だけはメッセージ性を感じたが、それに至る過程や人物の思いがつかみどころがなかった。人物のキャラも共感す
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エアポート’80(1979年製作の映画)

4.0

コンコルドを間近で見られて良かった。
あらすじはありうる感があるし、キャストも魅力的でした。

女性関係のところは品がないけれど、腕がよくカッコいいパイロットたちでした。
ラストシーンでの協力も良く、
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U-571(2000年製作の映画)

4.6

物語に引き込まれました。面白かったです。

アメリカの作戦の勝利の物語ではあるが、ドイツの潜水艦や暗号が優れていることへの敬意も表しているのがよかった。

戦争とは、やらなけれれば全員やられるという状
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あのこと(2021年製作の映画)

3.9

60年代のフランスは女子の大学生がとても多かったんだなあと感心。

いくら合意の上での行為とはいえ、相手の男性がまったく妊娠に関わらないのは勝手だなあ。主人公の女子学生が自分一人で解決しようとするのは
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

4.5

内容の濃い作品だった。
ボクサーである主演俳優が鈴木亮平に似ていた。

ナチスに従わざるを得なかったとはいえ、ユダヤ人の財産の個人的な頂戴や収容所における暴力的な仕打ちは、ナチスの傘を被ったノルウェー
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

2.3

なんとも軽くて突飛なタイムスリップのラブストーリー。
物語に道理が全く感じられず感情移入もできず途中から早送りで見た。

アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

4.2

アウシュヴィッツ強制収容所の寒々しさと厳しさが伝わってきた。
ナチスドイツが赤十字を欺いていたことを知った。
スロバキア国境まで80km。到達できて本当によかった。
赤十字にレポートしに行った本人と協
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.5

物語の展開を楽しめました。
子どもたちの演技も良かった。
松坂桃李の表情の演技がおぞましくて印象に残った。
脱出方法はよく考えられたものだなあと感心。

めまい(1958年製作の映画)

2.8

最初の急斜面の設定が無謀過ぎて衝撃的。
その後の物語の展開はゆったりと尺を取って進むので、緊張感を持てなくて最後までたどり着けませんでした。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.6

デヴィッド・ボウイや坂本龍一はじめキャストが全員魅力的。
さまざまな思いを抱えた人物設定や時代設定と相まってのストーリーの進行にも引き込まれた。

この映画によって世界に切腹が印象づけられたのかなと思
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

-

ベトナム戦争について調べたり考えたりする機会を与えてくれました。
生きるか死ぬかの戦場では狂気になるものだということが分かりました。
殺しや死体がたくさん出て来て時間も長いので、見終わった後、気分が悪
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

歳を取って表情に深みのあるかっこよさのトム・クルーズ。
戦闘機の飛行に関する場面がたくさんあって、見ごたえがあった。
差し迫った時は「考えるな。行動しろ」、まさにそれですね!

東京物語(1953年製作の映画)

4.5

出演者の表情や話し方や態度、セリフが秀逸で、心に残りました。
キャストのアップの表情が意味深でした。

町医者である長男が診察室でたばこを吸ってるのは、大した医者でないことを表しているのでしょう。
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(1963年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前に見た時にラストシーンの集団の鳥が印象に残っていて、今回テレビで放送されたので最初からじっくり鑑賞した。
本物の鳥も使った撮影が秀逸! キャストもよかった。

けど、ストーリーは、鳥も集団になると怖
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物のキャラ設定がとてもよくて、楽しめました。

勧善懲悪で爽快感がありましたが、係長がその後、どのような生活になったのかも知りたかったです。

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.5

アニメーションが楽しく時にリアルな動きで、表情が分かりやすく、見る者の心をつかむ。
寺院に来たばかりの頃の小鳥のひとりだちのシーンがとてもよかった!



最後は、ちょっと切ないなあ。

タイタニック(1997年製作の映画)

4.7

25年たっても語り継がれる名作だけある。多くのスタントマンやCGを駆使し、もちろん、生身の俳優にも過酷なロケを遂行し、事故のダイナミックな惨事が表現され、事故の現場を想像するだに悲惨さを感じる。
封切
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宇宙大戦争(1959年製作の映画)

3.8

1959年の宇宙戦争作品。サンダーバードを思わせる懐かしい時代感のある小道具たち。よくできたセットである。

地球の各国が一丸となって宇宙人から地球を防衛する。その主導権を握るのが日本というのが誇らし
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真実(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

子役と犬とリクガメの出演がとてもかわいらしく、大人たちのギスギスした関係の清涼剤となっていてよかった。

前半は展開が面白かったが、後半は、自分中心の大女優が仕事で晩年を迎えて家族愛を求め、記憶のあい
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.4

実在の人物や歴史を基にしていて、鉄の女が政治をきっぱりと語る内容であるからストーリーに娯楽性は全くない。夫デニスを亡霊として登場させたところは芸術的な工夫を感じるが、彼の言葉も強い口調で、バトルと愛情>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

殺人犯の子供は精神的に大変苦しむことが分かった。チャンスを与えられても目立つのを恐れるあまり、才能を発揮できなくなる。

城戸弁護士があまりにも熱心なのはなぜかと思っていたら、自分が現実逃避をしたいと
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

主人公のピアノと歌が上手で心を打つ!
仕事に行き詰まっているときに聞くと励まされる歌詞。

ラストの二人の微笑が何ともつらい。
夢追いによる離れた生活と恋愛の継続の難しさを描いたのだろうか。
こうだっ
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風に立つライオン(2015年製作の映画)

4.5

実話ベースの物語も映画の構成も、登場人物の設定もキャスティングも、そしてラストに流れるさだまさしの歌の歌詞に感動し、戦場での医療活動を知るとともに、長崎大学医学部のアフリカにおける貢献を日本人として大>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.6

犬も含めてキャストの演技が大変よかったです。
主演の二宮和也さんが役になり切った演技でした。
北川景子さんの泣きが壮絶で、美人がこんな顔をするのかと驚きました。
収容所内で暗い気持ちになっている松坂桃
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

3.4

映像作品として見せるテクニックが散りばめられている。

物語を楽しむにはWerwolf(連合国シンパ狩りを行っていたナチスの「人狼部隊」)のことを予習しておく必要がある。そうでなければ、映像の動きから
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.7

レスリー・マンヴィルの表情が喜怒哀楽が分かりやすく、人情ある行動をしたり、意見を素直に率直に言うキャラなので、見ていて清々しい気持ちになれて、とても楽しめて、気持ちが明るくなりました。

他のキャスト
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

東出昌大が当たり役だったと思います。
警察の取り調べや、裁判の進行の様子、敏腕弁護士の尋問など、引き込まれました。
ソフト開発者の社会貢献への思いも強く描かれていました。


だが、本人は社会貢献のた
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ひまわり(1970年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

あり得る話だと思うと、戦争はむごいなあと感じた。戦争には大量の犠牲者が付きもので、民間人の幸せが奪われる。

ロシア戦線に行くなんて、秀吉の朝鮮出兵のような天候と距離を考えなかった無謀さを感じた。寒冷
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