marさんの映画レビュー・感想・評価

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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.6

揺れるポニーテール、あの子の足音、瞳がキラキラと変化するところ。そんなすべての瞬間を感じたい、見逃したくないと思わせるくらいに繊細で美しい作品。ユーフォ本編とはまた違った絵のタッチも、このストーリーに>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

3.5

TVシリーズが良すぎるので映画はさらっとしてる感じがするけど、やっぱり好き。1年生キャラ濃いの、嫌いじゃない。
元吹部なので、当時のドロドロもキラキラも、ここまでリアルに描かれていることにいつも驚かさ
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.5

安定の良さ。久美子、良い先輩になったなぁ。アンコンのオーディションシーン、せめて上位だけでも観たかった!!

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.0

マルセルめっちゃ喋るけど、声が良いので心地良かった。可愛かったぁ。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Part1の没入感と感動を上回ることはなかったが、今作もよかった。特にポールが巨大砂虫に乗るシーンの迫力はすごい。
思っていた以上に宗教的な展開になってきて、物語としても面白くなってきた。
ただフェイ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

素敵なお屋敷、素晴らしい星空、そして悪夢のような気持ち悪さ!
連続出産のシーン、主人公が叫ぶでも怯えるでもなく、静かにあの顔でじっと見てるのがすごくよかった。同じ顔については、邦題になければ気づかなか
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

最初から最後までひたすら気持ち悪くて怖くてよかった!
生きるか死ぬか、選ばれるか選ばれないかの状況で人間の本性があらわになるの、あまりにもリアル。

オアシス(2002年製作の映画)

-

言葉を選ぼうとしたけれど、どれも違う気がして。安易なことを何も言えないと思った。もう二度と観ることはないと思う。でも絶対に忘れない。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

音楽もジャズも好きだけど、この作品にはハマらなかった。
青春時代をほぼ音楽に費やしてきたので、それがなければもっと心を熱くして観ることができたのかも。原作をギュッとまとめたから見えない部分がたくさんあ
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

生きづらさを分かり合える人がたったひとりでも近くにいて、支え合って生きていけたらいいな。少しでも穏やかな日常になるように。最近、世間では多様性という言葉が一人歩きしているように感じる。きっとメディアで>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.7

市子の鼻歌が頭から離れない。
どれが本当の彼女なのかわからなくなった。けれど、プロポーズされた時の涙も、夢について語った時のキラキラした目も、嘘とは思えなかった。彼女は生きることを選んだ時から、生きる
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(2022年製作の映画)

3.7

初めてのロマンポルノ。
想像していたよりもずっと観やすかったのは、監督が松井大悟氏だったからだろうか。「手」というタイトルがとても印象的だったので、自然と意識していろんな人の手を見ている自分がいた。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

3時間ずっと続く不快感。たぶんこれ、ボーの視点で観ているということなのだろうな。ブラックコメディなんだけど、あるシーン以外では全然笑えなくて、終始ボーの不安顔みたいな顔で観ていた。
ある意味逃げ場のな
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

始まってからどこにも逃れられず、ひたすらHPがじわじわと削られていく映画。これは悪夢だ。でもなんでだろ、最悪で最高だった。終着点が好きすぎる。ラスト10分がクセになるし奇妙な美しさすらある。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.6

哀れなるものたちを観てからランティモス作品が気になって仕方なく、これが鑑賞4作目だけど、だんだんクセになってきたな、、終始何を見せられてるんだという気持ちにはなるものの、淡々と進むので不思議と観ていら>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

懐かしさのあまり、終始ニコニコして観てしまった。もちろんこれは映画なのだけれど、ちゃんとゲームだったから、制作陣素晴らしいなって、なんだかうるっとした。
当時遊んでいた頃、マリオとルイージがここにいる
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

この映画についてはレビューにならないくらい大好きな作品で、初めて観たのは6年くらい前。これを観て、私は会話劇の魅力に気づいたと思う。それから何度も繰り返し観てきて、観るたびに感じ方は変わるけれど、多分>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.6

出てくる女たちのパワーがすごい!
現実的かどうかはおいといて、作品として面白い。それでも生活は続いていく、というよくある終わり方と思いきや、演劇的なラスト18分くらい、超好き。なんか元気出たわ。

百花(2022年製作の映画)

3.0

認知症によって母親の記憶が失われていく悲しさよりも、その母親が過去にしたことの方が大きすぎて。許さないままでもいいのでは、と思ってしまった。
実際に認知症になった身近な人を見ているからか、良くも悪くも
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

家族であれ友人であれ、人の生き方に口出しをするものではない。良かれと思ってのことでも、それって実はかなりグロいことをしてるかも。その人の人生はその人だけのものであって、あなたのものじゃないので。
現実
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

これはとんでもねぇ作品を観てしまった、、設定面白すぎる。恋愛にここまでブラックなの中々ない。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

アビゲイルがのし上がっていく中でも常に緊張感があって、観ていてハラハラする感じよかったなぁ。権力って恐ろしい。あの終着点よ、、

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

素晴らしかった、、新年にこの作品を劇場で観れたことが最高。
これはベラの物語であり、時代も境遇も国も違うはずなのに、間違いなく私達の人生と社会、そして自由の話をしていたよな、、エログロが気にならないく
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

2.9

この狂ってる感じが嫌いじゃないかも、と思って観ていたが、いつの間にかついていけなくなっていた、、雨漏りのシーンが好き。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ギレルモデルトロ色強い美術が良い。因果応報って感じのラストも好き。
ただ、決して楽しい展開ではないので、ラストまでの道のりがだいぶ長く感じる。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.0

ウエスト・サイド物語が良かったので、どうしても比べて観てしまったな、、
スピルバーグ色が感じられて良かったシーンはいくつもあった。特にダンスシーンは見応えあって楽しかったな。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

同じようなことを繰り返す日々を、これまで何度も退屈だと思ってきたし、刺激的な日々への憧れもあったのだけれど。
実は自分だけの拘りが詰まったこの日々は、どの瞬間も大切で、自然といつも何かを選択しているの
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コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.5

よくわからないけど、嫌いじゃない。
寝苦しい夜にみる、悪い夢みたい。

ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作観たの何年も前なのに、草太と楽人の顔見た途端に涙腺緩み始めたので、記憶の中にはふたりいたんだなーって。またふたりに会えて嬉しい。
ただいろいろとついていけず、特に妖怪のくだりで途中離脱しそうになっ
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四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.0

個人的にはあまり合わなかったのだけれど、若かりし二階堂ふみ、岡田将生が演じるイモとハル、すごく好き。演技の上手い下手ではない何かに、心が動かされたな。

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.6

ティモシー版ウォンカはこちらと繋がっていると聞いたので、鑑賞。
ウンパルンパがちゃんと顔オレンジで髪緑だし、同じ歌も出てきてテンション上がった!こっちのラストも良いね、この時代の古き良き演出もたまらん
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.7

ティモシーのウォンカ観たから再鑑賞。
子供の頃観て以来観ていなかったけれど、大人になって観るとまたいろんな意味で楽しめるなぁ。
ダークで子供にも容赦ないジョニデのウォンカもかなり好き。ティムバートンの
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

他のウォンカ作品との繋がりがどうでもよくなるくらい、ファンタジー映画ならではの夢とワクワク、ドキドキ、キラキラ、ちょっとだけじんわり、全部を存分に浴びて最高にハッピーな気持ちになった。これだから映画が>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

芸術や映画、映像へのポジティブな感情よりも、暴力性のようなものが印象に残っている。スピルバーグ少年にとって、映画や映像を撮ることはコミュニケーションの一部でもあったように思える。
夜のキャンプ場でお母
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

そうだよな、家に住んでいるのが普通という価値観、これまで疑ってもこなかったけれど、この映画を観て一体私達の信じている普通ってなんだろうって思ってしまった。
多様性を重んじる傾向が今の世の中、少しずつ強
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