森崎さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

天装戦隊ゴセイジャー エピックON THE ムービー(2010年製作の映画)

2.5

久しぶりに「東映『先入観とか捨てて興味持ったキャストがいたらテレビシリーズはすっ飛ばしてまず観ていこう』特撮劇場版まつり」をば。
今回はゴセイジャー。上映時間がかなり短いのでとっかかりには良いですね。
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ホーンテッドマンション(2003年製作の映画)

2.5

テレビ放送だったので吹替で観たんだけどつまらなさ楽しさ面白さが良い塩梅 笑
エンドクレジットで歌う石膏像はグッチ裕三、水晶玉のおばさんは木の実ナナと書いてあって「なるほどねー!」と。どこか美女と野獣ら
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.0

セッションの力ってとても不思議なもので、トランペット、ウッドベース、ドラム、ピアノと音が増えて重なるごとにより一層空間の厚みが増していく。皆が皆の音に耳を傾けながら己の出せる音を笑顔でぶつける様は最高>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

素敵ですね。男と女の役割、じゃないけど一人の女性としてジーナのように良い女になりたいなと思うしフィオのように良い人間でありたいなと思う。
風にはためくスカートの裾、黄みの強い鮮やかな青い空を飛ぶ飛行艇
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

食わず嫌いしてましたすみません。面白かった!
旬のキャストを集めてちゃんと映画サイズでテンポよく進めた話も面白いならこりゃヒットする訳だ。

ちなみに役職や大まかな話の流れを知っているくらいで原作は未
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.0

人生をいつまでも太く生きるために。
末期がんの妻とアルツハイマーの夫のロードムービーは思っていた以上に老いと病に重きを置いてぼかすことなく描いていた。

キャンプ場で家族の思い出を集めた8ミリを眺める
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

2.5

クラウン(道化師)が本業である夫婦、アベル&ゴードンが監督・脚本・主演で贈るおとぼけロマンス。
カナダから叔母を訪ねてパリへ来たフィオナ、ホームレスのドム、老人ホームを嫌がりフィオナに助けを求めたマー
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森山中教習所(2015年製作の映画)

3.5

これ良いな、日常に溶け込む絶妙な雰囲気がある。
普段映画や舞台を観たときはどちらかというと胸がいっぱいでご飯なんていらない寝る間も惜しい、その世界に浸って思いを巡らしたいと考える方なんだけど、既に知っ
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パリ猫ディノの夜(2010年製作の映画)

2.5

闇夜を駆けるは一人の泥棒と一匹の黒猫。
ギャングに追われて家に逃げ込んできた失語症の少女を救うため夜の逃走劇が始まる。

泥棒とギャングとその親玉コスタ、そして少女。その少女の母親は警視でありコスタと
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

噂に違わぬ格好良さ。スタイリッシュな音楽と軽快な台詞、計算された照明とカメラワークは91年公開とは思えないほどに色褪せずに目に映る。

作品を観たことが無くても揃いのスーツ姿の六人はどこかで見たことが
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教誨師(2018年製作の映画)

4.5

死刑囚はその時が来ると頭巾を被せられ、首に縄を掛けられる。そして三人の刑務官が同時にボタンを押すとその中で唯一繋がっているどれかひとつが作動し刑は執行される。首吊りには時間がかかるから喉の絞まりにじり>>続きを読む

COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.0

格好良い。これに尽きる。
アニマックスでHDリマスター版のテレビシリーズを今観てまして。ヤバキノコ回の17話「マッシュルーム・サンバ」で“天国の階段”なんてワードが出てきたものだし丁度良い頃合いかしら
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サルティンバンコ(1997年製作の映画)

3.0

シルク・ドゥ・ソレイユの演目のひとつ、92~07年にかけて上演された「サルティンバンコ」。公演は終了していますがソフト化しているので観ることができます。

コントーション、登り棒、綱渡り、ジャグリング
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デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」(2018年製作の映画)

1.5

「やっっっっっっっっと終わってくれた!この茶番が!地獄が苦痛が!うわ、すんごい嬉しい…」
という感情がエンドロールのButter-Flyが流れる最中にふつふつとこみ上げてきた驚きよ。そんな辛かったのか
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DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW(2018年製作の映画)

3.5

実はハイローの本編もキャラクターもほとんど知らない状態で入門がてらのお試し感覚で観に行ったんですけど面白かった。良い話。

内容はあらすじの通りなんだけど、旅に出る動機付けや平穏な街に満足はするものの
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大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016年製作の映画)

3.0

グリム童話の「手なしむすめ」を基にしたアニメーション。

映像を観ているのに、絵本や舞台に触れているときのように頭や創造力が動かされているのを感じる。背景もほとんど無く、色や線と面がほとんど。だけど呼
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.0

これは!これは良い!良かった!

正直なところ、マンマの続編が制作決定、しかもドナの若かりし頃の物語だなんて一歩間違えれば1ヶ月かそこらで3人の男と寝るドナのクソビッチ伝説にもなりかねないしそもそも誰
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THE DUFF/ダメ・ガールが最高の彼女になる方法(2015年製作の映画)

3.5

高校という箱の中では自分や人をカテゴリ分けするのは簡単だ、自分を人と比べるのだって簡単だ。

美人でセクシーな親友二人に比べると目立たない普通な女の子のビアンカは優等生でカルト映画が好きだけど気づけば
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本陣殺人事件(1975年製作の映画)

3.0

金田一耕助、初めての事件。
シリーズ第一作目である「本陣殺人事件」、ちらと話には出るものの1992年の映像化を最後に一向にお目にかかれないものだから借りますよ。舞台を現代に置き換えた中尾彬のジーパン金
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八つ墓村(1977年製作の映画)

2.0

NHKのBSプレミアム金田一が長谷川博己、池松壮亮、吉岡秀隆ときて最後にちらっと挟まれた再来年あたりにやるだろう次回作が「八つ墓村」ということで待ちきれず、というか「この作品に合う俳優って誰だろう」と>>続きを読む

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)

2.0

しっとり金田一。
美人というわけではないとわざわざ原作に設定されてしまうと映像化にあたってヒロインの美禰子の扱いって大変そうだな…。

先日NHKで放送された吉岡版金田一も悪くはなかったんだけど、流石
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.0

池松壮亮づいてるのか松居大悟づいてるのか、面白いか面白くないかは関係無しにこれは観に行かなきゃなと思っていたけど最高じゃん!登場人物のやってることなんてほとんど最低なのにさ。

純情か狂気か、どっちだ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

人に掛ける言葉は自分が信じたい思い。

バス停の列に並ぶ大勢のひとり、自転車置き場にびっしりと並んだうちの一台で走り出すひとり、東京で生活する人々のなかを駆け抜けるひとり。ざっくりとした大多数から少し
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シネマ歌舞伎 東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖(2018年製作の映画)

4.0

これ面白かった!ただただ笑わせにいってるシネマ歌舞伎。誘われて観に行ったけど105分と短い(少しぷつぷつと切れてるのは話の邪魔にはならないながら気になるけど)しエンタメだと割り切ってるからとても楽に観>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(2017年製作の映画)

3.5

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」
戯曲をなんとか読んでNTLIVEに備えました。

両手を上げて「面白い!」と言える訳ではないのはやはりローゼンクランツとギルデンスターンという彼等が決し
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

やっと観れたー!
五匹の中のユニフォームを着た犬のロゴってどう見ても「Dragons」だよな…これはもしややはりあのドラゴンズなのかい!?早急に中日はコラボの企画をするべきじゃ?!と別ベクトルの期待を
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

ロースクール舞台のなにやら面白そうなちょっと昔の映画がやってるなあ、法律モノ好きなんだよね!と思って深夜適当に合わせていたチャンネルをそのままにラストまでしっかり見入ってた。
「キューティー・ブロンド
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

2.5

今回は全方位に喧嘩売っていくタイプのポアロ。揺さぶるぜ~。

事件発生に至るまで嫌になるほど登場人物の後ろ暗い一面や何かを抱えていそうな様子を描いていてポアロ対登場人物がくっきり。だから少し退屈にもな
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.5

ポアロが活躍するアガサ・クリスティの名作。
名作に相応しく映画スターと舞台俳優が集結したこの作品、序盤より中盤、中盤より終盤と観るほどに引き込まれていくのだから面白い。

それぞれが列車に乗り込むシー
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.5

「山田ー、有害図書買いに行こうぜー」
って、そんな話もあったのね。

久しぶりに観たくなって借りたけど、初めて観た子供の頃は(これがジブリ?朝日新聞の4コマで見たことあるよ?絵のタッチ全然違うよ?)と
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.0

市川崑監督作金田一シリーズ一気見週間その④、シリーズ第五作目「病院坂の首縊りの家」。ここでシリーズはいったん完結。

作品名もまったく知らなかった初見の物語。原作は長編らしく映画は大幅に脚色されている
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女王蜂(1978年製作の映画)

3.0

市川崑監督作金田一シリーズ一気見週間その③、シリーズ第四作目「女王蜂」。
以前テレビで見たときの栗山千明は綺麗だったなという印象のある作品、関わった男たちに次々と不審な死が訪れる女王蜂と呼ばれる大道寺
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5

市川崑監督作金田一シリーズ一気見週間その②、シリーズ第二作目の「悪魔の手鞠唄」。
旧知の警部から彼が長年追っていた奇妙な殺人事件の解明の手助けを頼まれて訪れた鬼首村で起こった殺人事件。升屋、秤屋、錠前
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