幸村さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

幸村

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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

環境問題は今日でも重要課題として良く上がっているが、この映画に出てくるような、『有害物質を川とかにドバドバ流しちゃう系』問題はとっくの昔に解決された話だと思っていたので、2015年まで裁判をやっていた>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

公開当時に3部作を見て以来ぶりのマトリックス。

昔のマトリックスは、ストーリーとかは良く分からなくてもとにかく映像が唯一無二という強みがあったが、今の時代ではもう珍しくもなくなってしまっているところ
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.8

冒頭から唐突な自分語りを始めますが、皆さん、好きな映画を何回も見ることってありますよね。
私の場合、映画館で一番多く見た映画は『ガールズ&パンツァー 劇場版』か『リズと青い鳥』だと思うんですが、家で見
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.7

お手本のような
こういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」
という感じの映画。

バディというよりは最早バカップルと化したエディとヴェノムのやり取りも微笑ましかったし、宿主とシンビオート
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

俺ももうおじさんなので、この映画みたいに若い少年少女がみんなハッピーになるのはそれだけでニッコリしてしまう…という贔屓目を除いてもかなり出来のいい作品だったと思う。

ユーモアを交えながらテンポよく進
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空白(2021年製作の映画)

4.0

物語の発端となる事件の「現実でもこういうのありそう」感が半端なく(調べたところ実際に参考にした事件があるらしいが)、一気に引き込まれた。
登場人物の言動も、主要キャラには明確な悪意を持った人間というの
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.1

いやー、まさに高校生の夏!って感じで、とにかく作り物っぽさというか嘘っぽさというか、そういうものを一切感じさせない作りが凄く良かったです。
会話の内容とかも、現実の会話はこんな感じだよなっていう内容で
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

前作にあった重厚な人間ドラマが今作では大分薄まっているので、その辺は少し好みが出るところかもしれないが、その分エンタメマシマシで個人的にはかなり楽しめた。

なんと言っても鈴木亮平演じる上林のキャラク
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

前作と大まかな話の流れは同じであるものの、作り手が変わると出来上がるものもこれだけ変わるんだなあという感じで、しっかりハジケムービーを堪能できた。

情報を全く仕入れずに見に行ったのもあって、アバンの
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.7

そこまで熱心にシリーズを追っているわけではないので、過去作のキャラ(多分)が「久しぶりだな!」みたいな感じで登場したときに誰?ってなることが数回あったが、まあその辺は分からなくても問題なかったし、今回>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.3

田舎町を舞台に繰り広げられる、思春期の少年少女の一夏の爽やかな恋物語……いい…。

この映画はね、見ての通りアニメ映画なんですけど、話的には限りなく現実的で、コンプレックスを持つ少年と少女の一夏の恋を
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

何はさておき歌がよかった。展開的にちょっと?となるところでも、歌が盛り上がってるからまあいいかという気にさせてくれるので、本当に歌の力は偉大だと思う。
映像のクオリティも満足のいくもので、特にオープニ
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

恥ずかしながらモータルコンバットは9を少し齧った程度なので、モーコンにわかの意見で恐縮だが…かなり原作再現度が高くて良かった!

対戦相手に勝利したキャラはばっちりフェイタリティをしていたし(個人的に
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

モンスターバース史上最も満足度が高い怪獣バトルと、モンスターバース史上最もガバガバなシナリオが同時に摂取できて最高だった。

まず、バトルに関しては、前作のKOMが画としての美しさとか劇伴も相まってあ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前作はガチホラーだと思って見に行ったら、ヴェノムみたいなクリーチャーがキレッキレの動きで人間を薙ぎ払っていて思わずずっこけたのだが、今作は初めからモンスターパニックだと思って見に行ったので期待通りの出>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作から約2年経っているというわけでね。もう公開ペースのことに関しては考えるのをやめたよね。

まあそれはそれとして今回も見どころが沢山あって良かった。

まずは知波単が強かった!内容的には勝っていた
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

見終えた後に何ともやるせない気持ちになった。
ヒューマンドラマと言いながら意外とドンパチやるやんっていう前半と中盤以降の落差がいい味出してる。
暴対法が悪いとか見直せとか言う気は微塵もないけど、法律で
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

邦画で恋愛もの!っていうと、この映画の主人公二人は眉を顰めそうだけど、単なるキラキラ恋愛ものではなく、一つの恋の初めから終わりまでが地に足がついた感じで描かれていてよかった。
見る人の年齢や立場によっ
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

自然と人間の共生をテーマにした映画だと、最早レジェンドの『もののけ姫』は置いておいて、最近話題になった映画だと『羅小黒戦記』があると思うけど、かなりエンタメに振っている羅小黒戦記に対して、こちらは絵本>>続きを読む

相撲道~サムライを継ぐ者たち~(2020年製作の映画)

3.6

相撲といえば「強く当たって後は流れでお願いします」の印象くらいしかなかったけど(あ、周防監督の『シコふんじゃった。』はめっちゃ好きです)、タイトルが格好良かったので鑑賞。

ちょっと中弛みしてた感もあ
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

原作にあったジョゼの繊細な心理描写とか、どこか退廃的ともいえる二人の関係とかが完全になくなっていて、ただの青春ラブストーリーになってるじゃねーか!という突っ込みは絶対あると思う、というか俺もそれは思っ>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

アクションあり、ロマンスありの目に楽しい要素がありながら、しっかりと現代社会に即したメッセージ性も持つという近年のハリウッド大作の模範みたいな作りで、去年あたりは「最近のハリウッドこのパターンばっかじ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

実のところ俺はキングクリムゾンのスタンド能力をよく理解していないのだが、それでもジョジョ5部のラストバトルは名勝負だと思っている。
テネットもそれに近いのではないかと思った。あまり細かいところには拘ら
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

お前は劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンで失った「愛してる」を取り戻す

よくきたな。おまえはもう劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見たか。まだ見ていない、もしくは見るつもりのないおまえも、
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

ラストでリスペクト元的に触れられていた通り、藤子F先生的なSF(少し不思議)テイストに満ちていて面白かったし、ワクワクした。
あれ以上時間が込み入るとたぶんついていけなくなってしまったと思うので、70
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.7

ディック・ロング(直球)のタイトルに相応しいしょうもない内容なんだけど、映画自体は全然そのしょうもなさを笑う方向に寄せていない、というかむしろ文芸作品的な作りになっていて、面白いとは思わなかったけど、>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

映画のタイトルの出方は結構重要だと思ってるんどけど、その点この映画のタイトルの出方は相当ダサかった。
…っていうはあくまで個人的な拘りで、映画自体はまあ普通に面白かった。ジムキャリーが良い。

エッグ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

新しい切り口の戦争映画


予告とか事前の宣伝で「イマジナリーフレンドのヒトラー」をかなり前面に押し出してたから、ガッツリ話に絡んでくるのかと思いきやヒトラーの出番は予想以上に少なかった…。
まあそれ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

名探偵と ← 分かる
刃の館の秘密 ← コレガワカラナイ


雰囲気のある館に怪しい登場人物達、キャラの立つ名探偵と助手。
現代に甦った古き良きミステリーって感じで楽しく見られた(といっても俺は金田
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キャッツ(2019年製作の映画)

1.0

現代のルドヴィコ療法


申し訳ないけどこれは本当にムリだった!

もう少し正確に書くと、最初の5分くらいは普通に見れてたんだけど、ゴキブリのところからかなりキツくなってきて、残飯を漁るあたりでもう完
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

自分を善だと信じて疑わないときは…


マスコミとFBIがいくらなんでも分かりやすく嫌なやつに描かれすぎている気がしないでもないものの、安定のイーストウッド。
メインの3人の演技はみんな素晴らしかった
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.3

シンプルイズベストの極み


…北極だけに!(激ウマギャグ)


絵も話もシンプルではある(絵は予算の関係でああいう描き方にしたというのもあるらしい)けど、それが逆に「ここだけ押さえとけば面白い!」と
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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江ノ島丼!!


キャラクターが可愛かったし、メインターゲット層である子供達が、要所で笑い声を上げながら本当に楽しそうに見ていたので良かったと思う。

『孤独のグルメ(漫画版)』で、五郎さんが江ノ島で
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

エンタメとしても社会派としても秀逸。まさに現代社会を"象徴"する映画!


テンポよく進むコメディを「おほほ、おもろ!」と思って見ていたはずが、いつの間にかずーんと重い気分になって劇場を後にするという
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.4

オリジナルギャンブルがつまらなすぎるよ、カイジくん!


漫画準拠だった2作目までと違い、ギャンブルも脚本も完全オリジナルとなった3作目。
今回はなんと、オリンピック後に大不況となった日本を舞台に日本
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.7

エル・ファニングが可愛い!


この映画に関してはこれ以外に何も言うことがない。
「エル・ファニング可愛い!」「エル・ファニング歌うまい!」
以上!

画面には常にエル・ファニングが映っているし、特に
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