MRTさんの映画レビュー・感想・評価

MRT

MRT

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

小説として読んだ方が面白そうな作品。
狂気の女でしたね。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

2.5

ひどい。超典型的な「ハリウッド映画」。決して利用しているわけではないと言いながら、結局は、ただ最初だけ金でジュリアロバーツを買い、気持ちが芽生え、結ばれるというただの胸糞悪いストーリー。現代の尺度から>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

邦題の方が原題よりいいね。
紛れもない犯罪者だけど、どこかにぬめないんだね、ここまで礼儀正しくて人道を外れなければ。

ディーバ(1981年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不思議な雰囲気の映画。
やはり心地よく響くフランス語。
テープを巡って一介の郵便配達員が風俗嬢の闇に巻き込まれてしまう。
好きな部類の映画だったがやや退屈な場面も多かった。

オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

der TU Film

原作が良いので、良くならないわけがない。トムハンクスも素晴らしい演技。しかし、やはりスウェーデンver.の方が好きかな。
今作、大雑把に言うと『幸せなひとりぼっち』がの細かい
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

少し長さは感じてしまったが、良い映画だった。
愛の形とは。もしあなたの最も愛している人の心が、同じ性別だったら。愛し続けられるか、同じままでいられるか。今のように、性の多様性に理解が進んでいなかった頃
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

Cinema Filmtheater

初ドイツの映画館。地味に観ていなかったジブリ最新作を海外で遅れて鑑賞。日本で公開したときは、何も前情報がなく、公開後もみんながそれを尊重し誰もネタバレに繋がる
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

友だちと軽い気持ちで見始めた映画。気がついたらのめり込んでいて、結末はもう圧倒的に予想を裏切られた。
途中、浴槽の水を舐めるシーンは“Call Me By Your Name”に、墓地の上で死を嘆くシ
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.3

好きな映画でした。メイドに盛ってできた子どもを捨てる、まあ最低な設定。Kittenは出生からしてもう可哀想なのに、加えてゲイであり、そして独立運動で情勢不安定だった70年代のアイルランドで育つという、>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

シチリアの小さな街の唯一の娯楽として、みんなが集まる場所。笑ってしまうほどおおらかだった時代、フィルムがすぐに引火してしまう時代。ちびっ子時代のトトの愛らしさ。
映画への愛、アルフレッドとトトの愛、様
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

おしゃれで、そしてなんと言ってもどの俳優も演技が抜群で見入ってしまう、素晴らしい映画。

コーヒーとタバコは本当に不思議ですね。ただのドリンク、煙草ですが、それ以上にsocialisingの手段として
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

独特で、そして何も起きない映画。
何も起きないけど、ドイツ人のジャスミンが来て、砂漠のど真ん中にあるしがないカフェが変わっていく。最近の映画のように仰々しく変わっていく様を描くのではなく、印象的な音楽
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

最初はドロステレビの仕組みを見ている側に理解させるためか、ひたすら未来→過去の繰り返しで少し飽きかけたが、映画自体長くないし、最後は普通にドキドキしながら結末を見ることができた。
朝倉あきという女優し
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

ゆったりとして特に何が起きるわけでもないが、ヘルシンキで日本人3人が巡りあい美味しいご飯で小さな幸せを紡ぐ素敵な映画だった。
エンドロールの井上陽水の曲があまりにもビートルズのOh! Darlingだ
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エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)

2.7

面白くありませんでした。
アメフト、QB、自己中→仲間のため。
典型。実話?と思って調べたが実話ベースでもないんかい。余計にナンセンス。

アルパチーノ作品を追っていますが、ここにきてしんどくなってき
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訣別の街(1996年製作の映画)

3.0

登場人物がめちゃくちゃ多いわけでもないのに、まずそもそも最初に警官とチンピラがお互いに撃ち合って死んだシーンで、どっちが警官かすら認識できず、その後のストーリーに追いつけなかった。
追いつけたとしても
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フェイク(1997年製作の映画)

3.8

最後に盛り上がる感動シーンがあるのかと思いきや、なし。
正直片手間で観てしまいあまり感想がない。
仁義をもっとも重んじるマフィア界での囮捜査なんてやるもんじゃないな。やっていることは悪でも、彼らには彼
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

いいですね〜。男と男のプライドを懸けた戦い。
間接的にお互いの手口からそのレベルの高さを悟り、実際に会ってお互い譲れないものがあることを認識する。立場こそ真逆だが、お互いを認め合っている節が要所要所に
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

“If you’re tangled up, just tango on.”

3年ぶりに観たが、やはり良い映画。
以前観たときは、最後のシーンとタンゴのシーンが印象に残っていたが、今回は加えて自殺を
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

キューバの刑務所にいた金もコネも学も何もない男が、あそこまでの豪邸に住み、最盛期を迎え、そして死んで行く様はやはり痛快。

長いが、テンショングラフがビヨーンと上下に振れているので飽きない。
ただ、ト
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バービー(2023年製作の映画)

-

大学の映画館にて。

みんなおもろいシーンで声出して笑うし、いい感じのシーンが終わった後歓声飛び交うし、大学の映画館だからだとは思うがだいぶ自由に各々楽しんでいて良い雰囲気だった。まるで娯楽じゃねえか
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.2

三部作の中で一番普通の映画のような話だった。今までは、コルレオーネファミリーが大きくなっていく過程が冷酷と淡々と描かれていたが、今回は、冒頭のタイトルで、”The Death of Michael C>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

全ての画に無駄がなく、美しい。そしてそれを彩る音楽。絶妙な間。映画として、こんなに静かなのに思わず見入ってしまう作品は滅多にない。

頭首になったマイケルの時代、父と同じように、ファミリーがいかに発展
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.6

3年ぶりに鑑賞。映画史に残る大傑作であることは昔から知っていたが、当時は正直冗長でそこまで印象に残らなかった。しかし今アルパチーノの作品を追っているので、避けては通れない道だと思い再鑑賞。以前よりは面>>続きを読む

Of An Age(原題)(2022年製作の映画)

3.8

誰かのレビューにも書いてあったが、”Call Me Be Your Name”のビター版。ドライブのシーンが多く、個人的に映像として好きだった。
1999年は、オーストラリアに限らず、どの国でも同性愛
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

25歳の、大した仕事にも就いておらず良い人とも巡り会っていない女と、15歳の子役俳優の話。正直二人の関係があまりしっくり来なかった。
最初Garyが彼女を口説くところから出会っているので、くっつくか離
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.9

面白かった。銀行立て篭もりの午後についての話だが、どこか不思議な雰囲気で、これからどうなるんだと引き込まれた。
ソニーの動機も、レオンのためとも言い切れずよくわからず、人質たちも全員が全員怖がりまくっ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

映画館で見たもん勝ち。レースが題材の映画ってコケることあるのかと疑うくらい、『フォードvsフェラーリ』もこれも最高に刺激的。
文字通り世界最速を競う競技、コンマ何秒の世界、一瞬の躊躇いや判断ミスが生死
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

アニメの結末が不完全燃焼すぎて勢いでみたが、9割がアニメのダイジェストで時間を盛大に無駄にした。最後はさすがにアニメ以上の演出はあったが。
エンドロールで、最初は赤の他人だった登場人物たちが、小戸川を
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.0

時間潰しには良いですね。アクションカッコよくて。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

やっぱりスカーレットヨハンソンの演技って素晴らしいよね。しつこくなくて、声掠れてて。

白黒の「現実世界」と、カラーの「『アステロイド・シティ』という舞台の世界」が入り混じって展開される流れは、”Th
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Gメン(2023年製作の映画)

-

漫画原作、アクション系コメディ映画。
岸優太ファンの母からの猛烈なススメにより鑑賞。

容易に想像のつく簡単でツッコミどころの多いストーリー展開。でもコメディと割り切って臨んでいるのでモーマンタイ。
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.7

全てもう映画前と後の町山さんの解説動画で説明してくれていたので、至れり尽くせりというか、考察の楽しみを奪われたというか。
フランコ独裁政権下において、スペイン国内の様子を「子ども向け」とすることでなん
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.3

寝る前にちょっぴり見ようと思っていたら一気に見てしまった。
同時代のどのミュージカル映画よりも凝った演出で序盤から引き込まれた。

口説き方はさておき、ジーン・ケリーのレディーファーストの言動は、女性
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