tanakaさんの映画レビュー・感想・評価

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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

3.5

人間界・霊界を巻き込んだドタバタダークコメディだった!
前作未視聴でも楽しめたけど、前作観てからの方がより楽しめるし、一番良いのは当時に前作に触れていると、より懐かしさも相まって楽しめる作品なのかもし
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

主人公が映画に出会い、夢中になり、一方で人生の様々な出来事から葛藤しつつも成長していく物語。
映画を撮るって、自分の人生や家族、周りの人々ととことん向き合うことなのかもしれないと思った。
映像を通して
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スクーターに乗るラッセル・クロウで有名(?)な本作品!
エクソシストが出てくる映画は、この作品とThe Exorcistのみ観たが、どちらもこどもが悪魔に憑りつかれる演技が本当に怖くて……。
直接的に
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

ストレンジャー・シングスのジム・ホッパー署長でおなじみデヴィッド・ハーバー主演作。
こんなバイオレンスなクリスマス作品も面白いなと思った。
サンタだけでなく、子どもも活躍するのがいかにもクリスマス作品
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

これぞゾンビ映画の真骨頂って感じ!
ゾンビパンデミックの中、大切な人達を守りきれるか!?という大筋はよくある展開かもしれないが…。
小ネタの多さ、小気味よいカット、ちょうどいいパニック具合。
これらの
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

17歳レディ・バードの思春期がたっぷり詰まった映画だった。
人によっては、この作品の中二病、もとい高二病っぷりに共感性羞恥心を感じると思う。それだけ主人公たちの心情や人間関係の絶妙さを繊細に描いている
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ヴィーガンをハムにするアイディアは驚き!
仕入れ(殺人)の様子が音楽に合わせていて小気味よい。だんだん慣れてきて仕入れ(殺し)の手法も様になっててかっこいい。店やインテリアの色使いも綺麗だった。
……
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

良い狂い映画に出会いました。
人里離れた山間に暮らす夫婦が登場人物。
この閉鎖的な環境だけでも不安なのに、特に説明もなく物語が進んでいくので焦る。
え…?という展開に対して、あまりにも落ち着いた夫婦に
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.0

故郷の国がなくなり、ビザもなくなり、旅行先にも祖国にも帰れなくなり、空港で暮らすことになる男の話。
全体的にファンタジーな内容で、さすがスピルバーグ監督!!などと思っていたら、なんと驚き、実話の小説が
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.0

前作が良かったからか…今作はちょっと濃いなぁと思う箇所も多かったかも?
言い換えれば前作のノリは忘れず、むしろ進化していた!という感じかな。
前回はポスターの2人(主人公たち)に焦点が当たっていたが、
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

王宮を舞台とした女同士の戦い。ドロドロとしている。
それぞれの思惑を叶えるべく、振る舞いを考え、人を利用する。
挙げ句、己の感情すら利用し、自分を見失い、何かを犠牲にして生きていく。
一体、この物語の
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

よく分からない物語だったけど、求心力がある映画だった。
しゃべくり映画というのかな。そんな印象。
最後まで観ていくと、ああ、これがこうなのねって繋がる感じが気持ちいい。
特に好きだったのが、台詞回し。
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

Queenのことをよく知らないし、実際にいる人の話だからドキュメンタリー風なのかなと思って敬遠していたけれど、皆がおもしろかったという作品は観たほうがいいんだという体験になった!(笑)
曲は知らないも
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

名作と言う言葉は、この作品のために存在していたんだ………。
この映画は実在したピアニストの体験記が基だが、観ているこちらも体験になる、本当に素晴らしい映画だった。
ドイツ軍から隠れ、戦況の変化を見続け
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

少年が誘拐されて脱出しようとする話。
幽霊は出てくるが、怖いのは人間。
恐怖に向かって様々な工夫をこらして戦うあたり、王道ホラー映画感。
ホラー展開に入るまで割と短い時間なのに、登場人物たちの情報が分
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

今作は大人向け。
怖いし残酷。人間の醜さが際立つ。
昭和初期と妖怪の物語がとても良く合う。
時代や文化、人々の生活様式が伝わりやすい様に細かいところまで演出されている。
タバコのシーンや、自然の美しさ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

また傑作ホラーに出会った!
人が怖い系ホラー。後半はチョイとグロいので注意。
人種が題材で珍しいなと思った。
主人公は黒人で、白人ガールフレンドの家に招かれる。
でもガールフレンドの家族(白人)は過剰
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

See You Againを、この作品を経て聴いたほうが良いと勧められて…
その通りだった。
ワイスピシリーズは今作が初めてな私でも、全作を観てここまで来た人には特別な感動、いや、言葉に表せられない熱
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

A24作品。
白黒なので昔の話なのかと勝手に勘違いしていたら、現代が舞台。
全体的に船を漕ぐような力強さとそよ風に吹かれる穏やかさがある作品。
伯父であるジョニーは仕事の様子をみていると、子供との対話
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

少し胸くそ悪い人間関係→主人公孤立気味→魅力的な世界(恐怖世界?)へ行けるようになる→何だかおかしいぞ…→現代もなんだか変だぞ!?
というお決まりホラー展開。
しかし60年代ロンドンの雰囲気は視聴者も
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.0

想像以上に生き方とは?自分とは?と考える物語だった。
主人公のリズは離婚して旅に出て自分を探す的な話。
私くらいの年代には超刺さるセリフが多かったかな。
作中のシーンは、まるで自分も旅行をしているよう
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

後味悪い心霊系ホラー。
しかし隠し味に、ティーンズ映画のような陽気さが隠れている。
怖さとワクワクさが入り交じる不思議な感覚。
さすがA24と言わざるを得ない。
この作品はいろんな感想がありそう。なの
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

やっとみた!A24らしさが溢れる一作。
人間の不快感に訴えかけるのがうまいんだから〜(褒め言葉)
気持ち悪いシーン(嘔吐表現、性描写?など)があるので、人によっては途中で断念するかもしれない。
正直な
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.5

冒頭の「実際の拒食症患者の実体験が含まれるためショッキングな映像に注意」のただし書き。
なるほど。現実に向き合い作られた作品だからこそのシリアスさはショッキングであった。
人生は理不尽だ、というセリフ
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

ロアルド・ダール原作ウェス・アンダーソン劇場、4部作4作目「ネズミ捕りの男」。
ちなみに、この4部作をどんな順で観たらよいか分からない。きっと順番なんてないんだろうけれど。
4部作中一番気持ち悪かった
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白鳥(2023年製作の映画)

4.0

ロアルド・ダール原作ウェス・アンダーソン劇場、4部作中3作目「白鳥」。
私はこれが1番好み!
寓話なようで、シニカルで、寂しくもあり、やりきれない思いも抱える、モヤモヤした話なんだけど、ウェス監督の演
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(2023年製作の映画)

3.5

ロアルド・ダール原作ウェス・アンダーソン劇場!4部作中2作目「毒」。
コメディよりだけど、最後の落とし方が急激。
しかし客観的に作られているので、感情を揺さぶられる!という感じはない。
だからか、ジワ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

やっと観れた、ロアルド・ダール原作ウェス・アンダーソン劇場!4部作全部観たので順番に書いていく。
まずヘンリー・シュガーのワンダフルな物語。
さすがのウェスっぽさ。映像のシンメトリー、色彩のポップさは
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ホラーでありつつエンタメ性も感じる作品。
主人公はビッチで性悪。自身の誕生日に殺されるんだけど、目覚めるとまた誕生日の朝で…というループもの。
最近、ループ物にハマってる私だけど、この作品はループなら
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

面白い!!!
脚本の細かな仕掛け、生まれるノリとボケとツッコミ、そしてストーリー性もある。
タイムリープに気づかせるために皆が動くシーン等、テンポが良いコントのようで笑えるシーンが多い。
しかしただの
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.5

ドントブリーズ2作目。
なぜだか、スプリッターアクションと化していた。
前作の雰囲気は残っている。静と動を意識していたり、建物内の構造を生かした演出だったり。
きっとこの作品は新しいもの、ホラーでなく
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

思わず呼吸を止めて観てしまう映画。
人間が怖いタイプのホラー。
そして個人的グッドポイントが、みんなそれぞれのエゴで生きていて、いい具合に胸糞悪かった。
盲目のおじいさんがちゃんとキモチワルくて最高。
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子ろも(2016年製作の映画)

3.5

youtubeで投稿されていた本作品。最近は無料でショートムービーも見れる時代なのか…と驚き。
日本語訳がないので少々苦戦するも内容は理解できた。
ありがちなストーリー展開だけど、BGMと映像の色味が
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

4.0

主人公ミンハンが物語を通して成長していく系物語。
幽霊になったマオマオことマオ(ゲイ)とひょんなことから冥婚して、価値観の違う二人が影響し合っていく。
独特な間で笑いを入れてくれて、シリアスになりすぎ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

青春バイオレンス殺し屋ムービー。
基本はゆるっと観れるけど、緩急ちょうどよくバイオレンス、時々青春の切なさを感じる。
女の子のバディ、独特でコテコテなキャラ設定、武器やアクション…好きな人には確実に刺
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