老いることが、なんだかとても怖くなってしまった。自分が老いることも、周りの人の老いを感じることも。
昨今、”老い”について、それを豊かさにつながるようなものとして表現するような風潮があるように感じるし>>続きを読む
「仕事をする」というのはどういうことなのか、と考えた。
好きなことを仕事にするとか、社会の中で役割を持つべきだからとか、生きるために必要なものを得るために仕事をするとか、仕事というものに対して、あらゆ>>続きを読む
結構衝撃を受けた。自分自身の、他者や外部のものへの冷酷さや無関心を、恥じることなく寧ろ少し誇示するような形で抱いていたような部分に心底絶望した。なぜそんなふうに存在していられたのか。あらゆるものに魂が>>続きを読む
良かった。
生活のいろいろなところに、クリエイティビティは宿り得る。
生に、日々の選択に。
表現、というとアピールのようなニュアンスが強まってしまうが、季節はどんどんと移り変わっていき、時はどんど>>続きを読む
自分自身の信じる正義のための大きな策略を実行する実業家と、その妻の話。
人と人の間にある本当のこと、というのは、自分の中にしか存在し得ないのかもしれない。自分の人生、自分の計画、自分の感覚のようなもの>>続きを読む
Human/Rights/Creation/Practical/Passion/Ambitionという単語がなんか浮かんだ。2024年に23歳としてこれを見られてよかった。すごい映画だと思う。色彩の感>>続きを読む
年始の週末、人の多い梅田の街中の映画館で、残り3席になっていたところに滑り込んだ。一番前の席。ものすごい角度に首を上に掲げながら、スクリーンを眺めたが、この映画はこの場所こそが一番のポジションなんじゃ>>続きを読む
大人に対する、「絶対に違う」という気持ち。そういう、社会性の中で身につけられていってこんがらがって正しさとは違う方向に行っていると感じる醜いような傾向のようなものが、クラスメイトや身近な同年代の者にも>>続きを読む
・「子どもにはなんの罪もない」
確かに。
でもじゃあそういう、罪はないとされる子ども時代を過ごしたその先で、その未来で、大人となった者たちには罪があるのか、ないのか。
作中の”大人”たちは革命を起こし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
・初めは、キャンピングカーで旅したいなあ、サックスやっぱり買いたいなあ(フルート吹いてるのを見て)、とかって思っていた。
この作品における旅は、人生という旅であって、そこにおいて自分の発する単語として>>続きを読む
年末の元町映画館で。残るような残らないような。長い時間をかけて、人生の中でみつけていくような映画なのかもしれない。
人の演技というのはここまでどんどんと身体に馴染んでいくものなんだな、と思った。これは>>続きを読む
あらすじ見てから見る、みたいなのは良くないのかもな。笑
でも、人が産まれてから成長して大人になって、というのは当たり前のことじゃあないなあと思ったりした。
出産の時期と自分との性交渉の時期等を考え>>続きを読む
ただただまっすぐにあることによって、周りの人々のことをひらいていくみー坊。
このひとりの存在の「好きに勝るものなし」を守るために母がしてきた覚悟がどんどん花開き、その在り方が社会的にどうなのかなんてこ>>続きを読む
知への欲求なんじゃないかと思った。
それをひらいてくれた存在を神聖化するような。
なにかしら知識や知恵への欲求が眠っている状態で、急にそれを呼び起こされたときにその目覚めの衝撃が目の前にいる人を対象と>>続きを読む
やはり最後の、夫となる人物に優子がバトンとして、モノとして渡される場面にはもやもやしてしまうが、現実にこんなことがあったら、そんなことを他者が指摘することが全く無意味になるくらいに、その子の周りをとり>>続きを読む
すごくまっとうにおどろいた。
命は永遠ではないな、みたいなある意味普通のメッセージを、どストレートに受け取った。
良かった。さきちゃんの、虚しさや穴を他者によって埋めなければやっていけないのがつらい。でもそれは永田も同じか。
社会の中での客観的な?公平な?評価ではなく、恋愛関係など閉鎖的な関係性の中で特別に加算さ>>続きを読む
難しいといいたくないけど、正直むずかしかった。
わからない自分がくやしい、と思った。
また数年後とかに見たら変わるのかな。
自分の本当にしたい生き方というのはどういうものなんだろう。
社会から断絶された状態で、無機質なモノに囲まれて生きることは私にはできない。
どれだけ優しそうな人の中にもこれまでの人生ではめこまれてきた価>>続きを読む
話しているけど話していないように感じた。交わしていないというか、整理はされているけど。
すべて、二元論で語ることはできない中で、あいまいなものをどうするのか、という問題は、そのときになれば答えをださな>>続きを読む
これにインスパイアされるものが十分にあるくらいには私はやっぱり”女児”としてしっかりつくりあげられていて、かつ私はその形成された”女児”の中にずっといる人間なんだなと思った。
いろんな議論や発想の始点>>続きを読む
自分の手に負えない悔しさみたいなものをどうするのか。
人生というものをどう生きるのか、を考えた。
結果的に、互いのリスペクトに満ちていた。
いいなあ、それぞれが思想を持ち、それを交わせる場があるということ。そのような行為の無意味さを感じるものたちが暴動をしたということから何を思えばいいのかはわから>>続きを読む
断片的だった。そこからの想像がたくさんできる、芸術だと思った。
芸術は、人に考えさせるようなことをするものなんだと思った。
重大そうなことが結局は重大ではなかったり、でもなんだかんだすごい影響を持っ>>続きを読む
そうだそうだ、そりゃあそうだった、と、自分の本来性に立ち返ったような気持ちだった。
日常の中でのちょっとしたお茶目さがある人が残したわずかな痕跡を、輝かせる少女、それに励まされる女性、その後それを何の>>続きを読む
よかった。山戸さんのつくるものやっぱり私好きだ。
なにがしかになるということ、その片鱗をまず今持っているという感覚を共有できる人との、ひりひりするような関係性。
大多数ではないからこそ、その関係性を>>続きを読む
ー君の美意識がすきー
ー美しいままの君でいてねー
少女から少女に発される”君”という言葉に、不思議な感覚を持つと同時に、もっとこの、私と、私とおなじあなたに対して発される”君”という言葉のテンション>>続きを読む
すごく、すばらしかった。
胃にあるものが、昇ってきそうな感覚になった。
静かなシーンが多そうだから、夕方に見るには絶対お腹鳴るのを阻止しないと、とチョコクロワッサンを直前に食べてシアターに入ったけれど>>続きを読む
よかった。
ガッカリしたとかって言ってても、なんでも、とにかくケイコの行いと、それをまっすぐにただ受け取り放つ中でその他者がまたケイコに熱を持って関わらざるを得なくなる。
目に見える発散をしないからこ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もうこれはなんかもう、私がつくったといっても許されるんじゃないかと思う。
私のすきなひとたち私のことがすきなひとたちみんなに見てほしいそして話したい。
この映画が存在してる、これをつくったひとたちがい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「何かの役に立つ」ということは、人間にとって想像よりも重要なことなのだろうと思う。
「人の役に立ちたい」という思いが強いソノコに対し、主人公にはそういった想いや欲、切迫感のようなものがとても薄いように>>続きを読む