ムチコさんの映画レビュー・感想・評価

ムチコ

ムチコ

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肉屋(1969年製作の映画)

5.0

ものすごく久しぶりに見た。
オードランが学校に住んでるというのがまずこわい。仔羊ブーケ💐
終盤の高まりが本当に良くて、オードランがナイフを引き抜くところ、そのまま刺し返しそうだし、車に乗せてからは歌舞
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Wedding in Blood(英題)(1973年製作の映画)

5.0

おなじみの疾走。
ミシェル・ピコリが車に乗り込んでニヤっとするとこから、待ち合わせ場所のオードランにへんな声出して抱きつく、そして笑っちゃうほど激しいキス、この流れでもう最高が保証される。
もうすぐそ
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

5.0

ダゲール=ダゲレオタイプのダゲレオ。その名がつくモンマルトル近くの一隅。自身が住む通りの商店での営みを愛情豊かに写しとる。
手の連続。
小間物店du chardon bleu の寡黙な奥さまが客の上着
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.2

ひらめき、創造、共有。
アニエスの輝くような人柄に圧倒される。エネルギーと愛情、その出しどころを自分で決められる賢さ、たっぷりのユーモア。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.9

2つの話が並行して描かれる。
画面がとにかく決まっていて、どの瞬間もバッチバチ。
洗濯物をとりこむおばちゃんの手。いつまでも見ていたくなる田舎の港町の風景。お祭りのライトの美しさ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

計算され尽くした隙のない画面が続いて「見せる」んだけど、その遊びのなさに少々疲れてしまった。
『下女』を彷彿とさせる上下動と格差を直結させた構成にはへばりつくような面の表現が効いている。
三家族のトッ
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夏時間の庭(2008年製作の映画)

4.2

カタストロフのないデプレシャンみたいな小品。けっこう好き。

houseとしての家、homeとしての家が失われ、別の形で再生していく。ブラックモンの花器、ルドンの装飾画、ちらりと映るオルセー美術館のバ
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

4.0

喫煙のたびに屋外へ出るフランス人!デジュネをワインなしですませるフランス人! 変化への対応の映画。
作家と編集者が登場する都合上、メディアの変化によって紙媒体の書物は衰退するかという話が延々語られるの
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冷たい水(1994年製作の映画)

4.0

切迫したティーンの恋。妙にスムーズに運営されているパーティー。身を切るような水の冷たさと炎、炎。

音楽の使い方とかもわりと好きな感じで、なんとなく『EDEN』連想するなー(逆だけど)と思ってたらmo
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スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

-

3つくらいある大掛かりなアクションシーン以外は、ドニーさんにとっては小指をちらっと動かしたほどの。

香港に「総合教養」という科目は本当にあるんだろうか。

香港パラダイス(1990年製作の映画)

-

公開時はめちゃコケだったみたいだけど…しょうもなくて結構好き。
いくらバブル期といっても、斉藤由貴の謎のお色気衣装はなんだったんだろう(まだスキャンダル前だし)。パンツ見えてますよー

CHECKERS in TANTAN たぬき(1985年製作の映画)

3.8

堀越絹衣のチェッカーズ衣装、当時も相当奇抜だったんだろうけど今見てもすごい。
あとチェッカーズのメンバーがかなり「普通」で、この人たちで100分もたせるにはこういうメタな設定は必要だったんだなと思った
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妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

4.2

なんとも言えない。全然楽しい話ではない。自分の気持ちに正直に生きてるはずのお母さんは最後の最後に自分の気持ちを言えなくて、ほんともうそこがんばってよ!となじりたくなるが、そうなってしまうこともわかるん>>続きを読む

噂の娘(1935年製作の映画)

4.0

初めて見たんだけど、どのシーンも切り替えが早くて、わたしが思うタイミングより1秒くらいずつ早く次のシーンになるのでなんだこれは…と興奮した。
妹とデートする男を橋の下から見つけるシーン。妹のモガファッ
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ラブホテル(1985年製作の映画)

-

とても好きな作品ですが、録画ので見たらR15に編集されてたみたいで、「あたし天使なんだって」のところがそっくりなかったような気がする

キッド(1984年製作の映画)

-

ずいぶんと荒削りな。でもこの先の長編で出てくるモチーフが見え隠れする。

パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

子供が「大人の頭で考えたおませな子供」っぽくてちょっと。

8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)

5.0

マチュー好き…結婚して…。
ヴィルジニーもエロくてよかったけど、わたしはジャンヌ・バリバールが困ったような笑顔のまま喋るやり方がすごく好き。

居るのはつらいよ映画。あとお金大事映画。
ミア・ハンセン
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イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

4.0

俺のミューズに俺のしてほしい恰好をさせるぜ! という欲が伝わるし、実際マギーチャンはとても美しい。アサイヤスってわかりやすい。
特集でいくつも続けて見ているので、これがアサイヤスの好きモチーフ・好きシ
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DEMONLOVER デーモンラヴァー(2002年製作の映画)

3.5

珍作だけどきらいじゃない。

なにも前情報なく見たので「アビさん!」と衝撃を受けた(シャワーシーンまである)。皆が『ロスト・イン・トランスレーション』だと言うのも納得。

『パーソナル・ショッパー』と
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HHH:侯孝賢(1997年製作の映画)

3.9

フィルメックス2019
侯孝賢の「乾杯」熱唱を聞く女性陣がめんどくさそうにしてて良い。オスでいたいんや。
『憂鬱な楽園』を見て十份へわざわざ行った自分としてはアサイヤスが聖地巡礼したくなる気持ちわかる
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溶岩の家(1994年製作の映画)

4.2

好き。
夜の屋上で踊るのを少し遠くからぼんやり捉えるカット。横移動。聞き取れないクレオールの言葉。

序盤から、赤いミニドレスの若い女の子が無防備な格好でひとり異郷をガツガツ歩くシーンで、これ完全に『
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METライブビューイング2019-20 プッチーニ「トゥーランドット」(2019年製作の映画)

4.0

オペラ全く不案内で、プッチーニの未完の遺作、荒川静香、くらいしかイメージなく見たんだけど、わりとズブズブに感涙した。
「プライドと恐れゆえに冷酷に振る舞うしかないお姫さま」が好きなのだ。

ゼフィレッ
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車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

4.2

「俺が俺のまんままっすぐ生きられるならどこでもいいんだ」
これも好きな映画。大阪駅のオープンセット(外壁は書き割り)

なんでこの二人が恋に落ちるのか、なんでOKしちゃうのか、そういうの全部すっ飛ばし
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.5

衣装と美術にうっとりだったからまあよし。デルトロは顔(頭)をどうにかするの好きだね

瞼の母(1962年製作の映画)

3.8

もうほんと、わかってても辛い。何の意地なんだ君らみんな…!

セットが限られてるせいか歌舞伎ぽさが強い。後半の長回し。

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

5.0

コッテリコテコテの加藤泰ワールドで何度見ても好き。
桜町弘子が自分で人力車引っ張っちゃうとこで間違いなく泣いてしまうんだけど、今回はその前の「ぐっすり寝たの初めて」あたりでもうウルウルしていた。夏八木
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

おじいちゃんたち楽しかったけど長かった…アプ渋で見たせいもある。
30分×5回のドラマシリーズで見た方がよかったかもしれない。

なんとなく3部くらいに分かれていて、スコセッシが撮りたかったのは終盤の
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ボーン・イン・フレイムズ(1983年製作の映画)

4.0

社会民主主義革命が成立したのちの近未来アメリカ、為政者が変わっても抑圧の構造は変わらない…、って、この映画が作られたのは1980年代なんだけど、2020年近くになっても全然変わってないじゃないですか。>>続きを読む

WASP ネットワーク(2019年製作の映画)

3.9

TIFF2019

1990年代キューバからフロリダへの亡命、経済制裁、テロ活動、などを群像劇的にとらえていて、サスペンスフルではあるんだけどなんか一方でフワッとしてた印象も残る不思議な映画だった。お
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

TIFF2019

ノア・バームバックにあまりいい印象を持っていないわたしだけど引き込まれる、主演2人の圧の強さ。舞台劇のよう(冒頭からそれが示唆されるんだけど)
アダム・ドライヴァーもスカーレット・
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デルフィーヌとキャロル(2019年製作の映画)

5.0

じっとりしてなくて好き。

デルフィーヌ・セイリグはすらっとした綺麗な人、という印象で来歴を知らなかったけど自分の言葉で語れる強い人だった。尊敬する人(俳優?)を聞かれて「サフラジェット」と答える。こ
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.5

きらびやかな城、幾何学的なフランス式庭園、シャネルの衣装、どこをとっても一部の隙もない美しさ、そしてなんの話なんだかさっぱりわからない。
あるはずのない出会い、起こったはずのない記憶、鏡をはさんだ対称
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