判定不能
ラストは良かった。
ゴダールが「アンナ」を撮ったように、アサイヤスはクリステン・スチュワートを撮ったのかな…
ベンアフレック自身はまるで現世に関心がないんだろうな、ってことが作品に表れていて良い
2回めの「今は正しくあの時は間違い」、フレームの映画。うわべや思いつきの失言と本質とはさして大差ないし、うまくいくもいかないも成り行きでしかなくて、我々が生きてる現実もその積み重なりでしかない。さらに>>続きを読む
前半かなり退屈だったんだけど(多民族多宗教のお国柄やインド版メガチャーチは面白いけど)、後半数十分の切ない恋模様が切なすぎた!
大使館との電話シーンで画面に映らないPKを思って泣き、彼が覚えたウソに泣>>続きを読む
頭で描いた物語かなぁという気もしたけれど、
ユペール様らしからぬドタドタ歩きと、でぶ猫が容赦なくでぶなのと、
ユペール様が元教え子とオープンカフェでお茶してる時に往来の車の音が強めに入って(車の音って>>続きを読む
「独りで大丈夫?」と聞かれて、(相手が頼ってほしいと本当に思ってることを知っていても)「大丈夫」と答えるしかない状況、
「大丈夫」と言われて(本当は大丈夫じゃないのを知っていても)頷くしかない状況。
不安定な心情を手持ちカメラゆれゆれで表すのやめてください…
ストーリー上決定的な欠落があって、そこを省略(に対する観客の想像)で補うのは反則、という点が残念だった。ラスト以後(に対する観客の想像)に>>続きを読む
途中の転換後は「なるほど、前半のギャグをあのくらいやっとかないとバランス悪いわけだわ」と納得、涙涙。「シワシワのおばあちゃんになっても」…!
中国系メイドさんがピアノ弾くとこ、彼女の来歴と、ヒロイ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
種付けの脇に控えて、撮影の合間のスタイリストさんみたいにささっと職員のお姉さんが割り込んで来て手際よく馬の性器を洗うのに大笑いした。
入れるだろうと思ってた安楽死シーンはなし。
競馬(馬牧場経営)が地>>続きを読む
パリ・オペラ座が学校であることをやや強調してたのに対し、こちらは興行。
激烈な抗議電話の最中に入って来ちゃった人の顔! こういうのワイズマンだなーと思う。
本公演シーンは少々ボンヤリしてたかもしれない>>続きを読む
こんなはずじゃなかったと内心思ってる人たち。
娯楽室の光景とブーツで飲まされるビール。
ストッキングのパーツモデルの女性が、何度も続くやり直しにかすかにウンザリした顔をするところと、シャワー浴びながらのインタビューがよかった。
辛辣だったー。絵画とかインチキホメオパシーとか趣味の域を超えたボディビルとか。家族や宗教を含めたなんらかのコミュニティに依拠することさえも暇つぶしに見えてしまう白人富裕層と、まるで存在ごとそこに見えな>>続きを読む
ワイズマンの勝手が違うというか、何にフォーカスしたいのかちょっとよくわからなかった(わたしの見たいところと違うだけかもしれないけど)。
が、美しいダンスをたくさん見られて満足。
「こうじゃなくて、こ>>続きを読む
牛の群れのからだから立ち上る湯気や呼気がもやみたいに見えて、
そこから驚くほどあっさり生き物が物体になる。
よく切れる刃物でスパスパ解体されて内臓はツヤピカで皮をくるんと剥くのもなんならちょっとやって>>続きを読む
議会は議員以外の人が話すことによって回っている。
アメリカの州法立案の仕組みがあまりわかっていないのであれだけど、
建築業の免許制のところと、同性婚法制化のところがわくわくした。賛成反対同数の場合の措>>続きを読む
あらゆる人がスネに傷持つ身。
若いママさん向けの避妊教育の話、元NBAの先輩の話、どっちも語り手の異様なテンションにもかかわらず聞き手に全然伝わってなさそうなところが最高でした。
死にゆく人のフィジカルな状況を撮るのかと勝手に予想していたけれど、圧倒的に言語の映画。
患者/家族や医療者間の意思決定・意思統一にどれほどの言葉が費やされるか。「同じ言葉の繰り返しを恐れない」という>>続きを読む
あんな陰翳ずるい。
それを口にしないために人は必死に生きてんだよ! ってかじりついて止めたくなるよな言葉がいくつも搾り出されて、画面の外で彼らを止められないわたしは終盤ずうっと泣いていた。
目を惹>>続きを読む
ドストエフスキー読んでない人には何のこっちゃなのでは…いや楽しいんですけど。
オリヴェイラのカトリック観はぶっ飛んでるようで結構正道な気もして面白い。
レオノール・シルヴェイラのすばらしいおっぱいと>>続きを読む