ogawanderlandさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

2.9

何より映像に圧倒される。よくゴッホのタッチを再現して何枚も描き連ねていったなと感心する。絵画に動きがあるからこそゴッホの感じていた世界をよりリアルに覗ける気がした。

ネルーダ 大いなる愛の逃亡者(2016年製作の映画)

3.5

映像の光の質感や詩的な語りによって演出される幻想的な世界観が良かった。物語も入れ子っぽいというか、追う者がいるからこそ追われる快楽が成立するというねじれた関係性をねじって表現していて面白かった

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.0

あらすじを知らなかったので最初ストーリーを追うのが難しかったが、だんだんとテンポの良さから引き込まれていった。主人公は外道かもしれないけれど、ラストの痛快さにカタルシスがあって全体的に面白かった。

ドリーム(2016年製作の映画)

2.8

人間の手で行っていた演算がコンピュータに取って代わられていった過程と、事務仕事が人工知能にとって代わられつつある現代とを重ねて観ることができて興味深かった。仕事も権利も努力して獲得しなければいけないと>>続きを読む

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.5

オムニバス映画はあまり観たことがないので評価が難しいところもあったけれど、結論としては全体的に面白かった。
一番好きなのはep1で、吾郎さんにハマっていることを差し引いても(笑)、映画として最も個人的
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.8

歌と画が非常に良くて、ダンスや演出にワクワクする。内容は薄っぺらいのに音楽や映像の力でここまで持っていけるとはさすがミュージカル。
ストーリーについては、サーカスの歴史を美化し過ぎで、いくら多様性を認
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キングスマン(2015年製作の映画)

2.8

これも飛行機にて。テンポがいいし英国紳士たちもカッコいい。ブラックジョークも効いてる。テンポ良く人をパンパン殺していくのがイギリスっぽいというか笑った。個人的にはコリン・ファースが主人公だと思っていた>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.3

これまた飛行機で。重い話だけどブラックジョークが効いてるから結構楽しめた。不条理な世界の中でもなんとか少しずつ前を向いて生きようとする人間たちを物語る映画だった。そういう意味では聖書的と言えるのかな。>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

飛行機で見たから細かいところは見れてないけど、映像と音楽は美しいがストーリーは普遍的だし勧善懲悪が単純すぎてこれがアカデミー賞なの?って最初は思った。しかし怪獣映画の文脈や人魚姫の物語の反転ということ>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

2.8

飛行機で鑑賞したから集中力なかったけど、気楽に見れて良かった。テーマ的には震災後の日本の慰霊等にも関わると言えるから興味深かった。

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.7

原題を知ってそういうことかという感じで空海というタイトルに食いつきすぎると拍子抜けすると思う。というよりなぜ吹き替えしか上映ないのか。中国語の方が雰囲気出て良いでしょうが。映像はとても面白いけれどそう>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

原作に忠実だったと思う。しかし、というかかえってそれ故に、記号性の強い岡崎京子の世界観を実写化するとやはりこうなるか〜というくらいどうしても3次元の身体では生々しすぎてしまう。ここまで身体の性質が違う>>続きを読む

blue(2001年製作の映画)

3.4

ノスタルジーがすぎる!と私の中の18歳が叫び出さずにはいられないエモい映像。恋と友情、漠然とした焦り、他人の人生への憧れなど思春期の痛々しさが美しく描き出されていた。こういう映画の美しさがあるから青春>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

2.7

人は分かり合えない、その切なさがリアルに描かれていた。よくありそうなエピソードだけど共感のフックがしっかりしている。

ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

2.7

女性の性や生き方を様々な角度から描いていた。テーマやその映像表現は分かりやすい感じだったけど、いまいち共感しきれなかったのは群像劇だったからか?と言いつつ塔子の悔し涙はめちゃくちゃ共感した。

グッド・タイム(2017年製作の映画)

2.0

自分の好みではないのか、何が面白いのかさっぱり分からなかった。お兄ちゃん大胆だけどバカすぎる。演出はスタイリッシュ。始まりと終わりに若干アルジャーノンみを感じる。やたらアップが多いのは一人称っぽくする>>続きを読む

あさがくるまえに(2016年製作の映画)

2.7

サーフィンのシーンと窓のシーンが美しかった。もう少し移植する側の話があった方が入り込めたと思う。生は、死は、どこまで続くんだろう?と考えさせられる作品。エンディングで流れるデヴィッド・ボウイの『Fiv>>続きを読む

逃げ去る恋(1978年製作の映画)

3.7

シリーズ完結編。半分くらい今までのシリーズの映像の回顧で、登場人物の当時の感情などが説明されていて面白い。映画も記憶もモンタージュだから手法としても極めて正当だろう。ドワネルはダメ男なんだけど愛嬌があ>>続きを読む

家庭(1970年製作の映画)

3.3

アントワーヌが焦がれていたであろう、家庭。でも期待していた理想とは現実が違っていくのが切ない。とはいえとてもユーモラスで軽めだから普通に観れた。日本人のくだりは笑った。なんだかんだ言ってクリスティーヌ>>続きを読む

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.3

ドワネルシリーズの中では1番よく分からなかった笑。ちょっといろんな要素が詰め込まれすぎていて脈絡がとれないところが。でも、アントワーヌが探偵の職に就いていたことでーー彼が主人公の物語としてもちろん観れ>>続きを読む

二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.5

今回観たのはフランス編だけ。短いながらに若すぎる、自己中で空回りする恋がユーモラスに描かれていた。『大人は判ってくれない』で小説と戯れていたアントワーヌが、この作品から主に音楽に傾倒しているのが気にな>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.9

トリュフォーはゴダールとかよりユーモラスだし物語も分かりやすいように思う。この作品は物語は普遍的ではあるけれど、映像表現が(白黒とはいえ)鮮やかで観ていて楽しい。学校をサボって遊びに行くシーンなんてワ>>続きを読む

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.3

イレーヌ・ジャコブがきれい。赤は博愛。心温まる物語だった。同時に覗き、すなわち小説や映画など物語の語り手の視点の問題も見られる。
最後が3部作全体をまとめていて面白かった。まさに神の視点っていう感じ。

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.3

3部作のなかで最もユーモラスで観やすかった。白は平等ということだが、あまり愛の平等のニュアンスは感じ取れなかったように思う。どちらかというと愛の平等は幻想、という意味に私は受け取った。
ポーランドの陰
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.3

もう1人の自分、あるいは生まれた場所が違えばあったかもしれない別の人生を想像してしまう、なんて経験がある人は少なくないだろう。この作品はそんな想像力を刺激する文学的な映画だった。見終わった直後はフラン>>続きを読む

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.4

青を基調とした映像がきれいな大人の映画。トリコロールの青が自由を意味するなら、この映画の青は悲しみとそこから立ち上がる自由という感じがする。といっても無傷で再生するわけではなく、傷つけ合いながら現実を>>続きを読む

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011年製作の映画)

2.6

映像に力が入ってる。アムとイムのくだりとか想像力が甘くないかと思ったけれど、全体的にはストーリーも分かりやすいしピッポとかキャラもかわいいから娯楽としてよくできてるんじゃないかな。夕方の湖のシーンはき>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

2.7

ラストの絶望感。その一言に尽きる。それがあるからこそ、物語全体が月並みなスリラーSFとの差異を生んでいると思う。人間の -- 選択の怖さ。

フェイシズ(1968年製作の映画)

2.8

映像の雰囲気は好きだけど、ストーリーが大人な内容で、今の自分では全然良さが理解できなかった。それでも執拗な顔のクローズアップから、この作品で描かれるいくつかの問題の1つの「老い」は感じ取ることができた>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

3.5

映像がかっこいい。冒頭のブリジット・バルドーの身体の映し方が部分的なのが映画というメディアの触覚性を表しているように見え、冒頭から映画に自己言及的なこの作品の特徴がよく分かる。ストーリー全体としてはギ>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.7

ホドロフスキー初めてだったけどストーリーは分かりやすかったので楽しめた。演劇的な演出で詩、オペラ、ダンスなどとの融合がまさに総合芸術という趣。劇伴も感情や展開に無難に沿っていたからマジックリアリズム的>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.8

原作もすごく好きだけど、詩からこういう物語を膨らませたのかと思って面白かった。やっぱり原作よりは普遍性が与えられていたからその意味では映画の好き嫌いは別れるかもしれない。それでも現代の世界、そして都市>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

2.6

爽やかで雰囲気やカット、曲、キャストなど良かったと思う。要素が次々に入り混じるから散漫と言えば散漫なんだけど、公園(→散歩)がテーマだからそれもアリなのかなとは思った。しかし、後半の急なメタ展開で必要>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

2.8

サスペンスの雰囲気作りがしっかりしてた。最後の死の重みの表現も良かった。ただ、犯人分かってからの葛藤が文化的背景に詳しくないせいかいまいち分かりづらく感じてしまった。戯曲『セールスマンの死』も観ていた>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.3

「結婚は万能薬じゃない」「アメリカ行きも万能薬じゃない」ひぇー!
引きずってしまう過去と先のわからない不安からこじれていく人間関係ってことなんだろうけど、核心的な状況説明は無いから理解するのが難しいと
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恐怖分子(1986年製作の映画)

3.3

風の使い方が上手い。黒沢清と比較してる他の方々のコメント見てなるほどと思った。
小さなきっかけから日常が壊れていく様子に、この作品に込められた現代人のアクチュアリティを感じる。登場人物の弱さが切ない最
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