usuさんの映画レビュー・感想・評価

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季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

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時間軸が過去と現在を行き来し、子供時代にホテルで出会った人達を回想していく映画。流れるようなショットや、ドアの開閉を利用したカットの繋ぎ方など、美しいシーンが多数あった。

んだけど、ストーリー的な一
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

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序盤丁寧に人間模様を朝ドラみたいな雰囲気で描いていて、そこからの殺人事件の緩急が凄くて一気に引き込まれる。

盲人目線のカメラワークが凄くて、
韓国って映画撮るのほんと上手だな〜と思った。

前半まで
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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前回のケイコの時に「え、めっちゃ好き」となっていた監督。

ケイコを見た時は「よく分からんけど、良い映画見たな」という感覚だけあって、その半年後、夜中電気が点いていたボクシングジムがふと目に入って、「
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被害者が容疑者となるとき(2023年製作の映画)

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手繋ぎましたよね?車乗りましたよね?拒否しませんでしたよね???

これに少しでも性被害者が、そうだったかも。と答えるだけで容疑者側の「同意があった」が成立するの意味不明すぎる。⚪︎ね

という感想し
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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凄い良かった

なんかずーーーっとうーーーっすらボケてて、ニヤニヤしながら見てた。

身の丈に合わないシニカルで知的そうなジョークを行おうとする男側を、語彙が多く理知的な会話を好む女性側が、それを見抜
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最強のふたり(2011年製作の映画)

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そういえば年末あたりにこれ観てた。

2人がいいならそれで良いだけの話なんだけど、見る人によっては「必要なケアをしっかりしつつ、お互いのリスペクトがある上で」という部分が抜け落ちて伝わってそうでなんか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

「今年はなんか映画を観れる気がする」と思いながら行った今年一本目の映画。

あらすじだけ聞いて奇妙な博士の愛みたいな話かと思っていたけど、支配を受けていた女性が文字通り生まれ変わり知性を得て、この世の
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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アクションで近年稀に見る傑作だと思う。
海外から見たトンデモ日本も丁度良い塩梅で、個人的に日本で戦うならこうなってほしいなぁと言うのが盛り盛りで楽しかった。

ドニーイェンのキャラが良すぎて、詠春拳も
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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自分が自分であることは過去が連続して連なっている事がそれを証明している。過去の自分から連続して今の自分がある。

では、過去に虚構が入り混じってしまったら何が自分を証明するのか?

みまがアイドルを辞
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

他の人の感想は見ないでおこうと思います

あなた達のは要らないです
私も石をもらったので

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

徐々に曲の年代が近年のものになっていき、ラストで何流れるんだ??と思っていたら、
まさかの学生時代から自分の1番好きなアーティストの好きな曲が来て、無事「ひぃ〜ん…」となった。
子犬のワルツがどっひゃ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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いや面白すぎた。人生で1番笑った映画かも

おちゃらけとんでも日本映画と見せかけて、「誰かの悪運は誰かの幸運になっている。そして巡り巡っていつかゼロになる。」というメッセージに、あの曲が流れる日本解像
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映像が良すぎる。
どこを切り取ってもCDのジャケットになりそうな画作りが凄い。

物語のオチや構造は暗喩に満ちていて、
ちょっと難しいが、1970年、老人と子供しかいない街で反ファシズムの英雄が礼賛さ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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2回目

舞台装置とかの考察云々の前に、
ニールはなぜ自分の運命を現実として受け入れてるのかというのが、最大の疑問。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

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日本では、"紳士"と"masculine"の文脈はもっと切り分けられた方がいいだろうなと思った。

すごい楽しく見れたけど、
価値観が全然追いついてないのに日本でこの映画がそこそこ受け入れられているの
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別れる決心(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

正直メタファーが多すぎて監督の意図は全然理解できてないけど、映像はめっちゃ良かった。

鏡の使い方とか死体の一人称視点とか、山と海、最後のシーンはすごかった。

徐々に惹かれていく前半で事件が解決し、
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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逆襲のシャアを作成時に
富野監督が
「これまでに無い新しいガンダムを作ってくれ」と言ったら、庵野監督が更にシンプルにした初代ガンダムを提出してきて、富野監督が突き返したエピソードがある。

それ。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

更新しようと思ったら消しちゃった。。。

初めてスタッフロール後、泣きすぎて立てなかった。

この世にいるすべての他人とは、
ちょっとしたボタンの掛け違いで、
対立し、すれ違い、一生知り合わない可能性
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

奏者と観客の魅せ方が上手すぎて、我慢しなかったらずっと泣いてただろうと思う。
音楽の感動とストーリーの感動で感情がぐちゃぐちゃになった。

主人公達にしっかりドラマがあって、その他の観客達にもストーリ
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

2回見た

こんなご時世にただドンチャンしてくれてありがとう。終始「ウワッハッハッハwww」と見てた。

ゲームのムービーシーンみたいなド派手なアクションやら、薬草で秒速で治る怪我でツッコもうと思った
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おろかもの(2019年製作の映画)

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は〜何だこの映画の謎のバランス感覚
ずーっと間の抜けたコメディ感があるけど、その癖この先どうなるんだ〜という気持ちをめちゃ揺さぶってくる。

誰が敵で誰が味方かに絶対的なものなんてなくて
その時々での
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

今年の映画初め。
もちろんスラムダンクは既読

過去編が始まった瞬間正直嫌な予感がしたけど
バスケの試合が始まった途端に、
"アニメが一歩先の映像表現に達した瞬間を目の当たりにした"
と感じるくらい試
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

今年の映画館納め。

10年ぶりくらいに見た。
当時、言うほどかね〜って言う感想を持ってたし、漫画も友達に借りて2巻くらいでもういいやしたんだけど。

今回初めて映画館で見て、こんなに凄かったっけ??
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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年始にcodaを見て年末にケイコを見た。

映画館でみて良かったなぁ〜ってなった。
16ミリのザラザラ感と電車の轟音と生活音。観ている私達には聞こえてもケイコには聞こえないんだなぁーと思うと不思議な感
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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きったねぇなぁ〜〜!
ご飯食べながら映画見る人も居るんですわ
先に言っとけ、この野郎
数回目の前の画面を叩き割りたくなった。
興味深いテーマではあるのでなんとか倍速で見た。

こういう変なやつは斎藤さ
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

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自分の中の今年のベストアルバムを考えたら外せないなーという事で書く。

当時の社会的なニュースを交えながら、50年封印されてきたライブ映像を編集した作品。

アポロ着陸の裏で開催されたハーレムカルチュ
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

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大人になってよくよく考えると、
「え?どういう理屈?」となるこの政策

舞踊や歌を政策を広めるために歪ませ、
猫を去勢するが如く国民に不妊を迫り、
明らかにピンハネしている人身売買の価格、そして根底に
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年製作の映画)

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2回目 立川の極音上映

極音が凄すぎたのかわからないけど、リンミンメイのライブシーンは、もはや生コンサートだった。この手のやつ行ったことないけど…
オープニング曲のイントロ流れた瞬間、
「エ゛?!?
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

考察しすぎてまとまらなくて諦めたので見たよーということだけ

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

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映画は見たいけど、どの映画も気分じゃ無いなーと思ってたらドキュメンタリーの気分だったみたい。

大学で生後間も無く生き別れた双子が出会った。そのニュースはアメリカ中を駆け巡った。「この双子、僕に似てる
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