れれれさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

多分あのUFOみたいな生物は女性器をイメージしている。吸い込まれた中の産道みたいな場所だったり、「穴」から血が出てきていたり。っていうところまではなんとなくメタファーがあるのはわかったけど、猿のシーン>>続きを読む

愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

3.8

ストーリーと映像の拙さのバランスがよかった。

演出や衣装、色使いの奇抜さがテーマパークみたいだったんだけど、それに目が慣れてきたタイミング辺りで少しダレてしまったかなという印象。

造り手の価値観が
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.7

これはものすごい映画だ。

映画を見ていて「キャパオーバー」になったのはなかなかない経験。

あみ子はいわゆるグレーゾーンの子供だけど、グレーゾーンの子供の映画とラベリングすべき話ではなくて、あみ子の
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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

2.9

・会話が不自然。独白の延長線みたいなセリフがあまりに多い。こうはならんやろ、みたいな違和感のある独り言がちょくちょく出てくる

・この監督の描く、健一の童貞らしさにセクハラめいたものを感じる。(おっさ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スタンピードなど見るに、ワンピース映画は漫画と違ってストーリーの濃さは最初から期待していなくて、いわゆるエンターテインメントとして見に行ったので、非常に満足だった。
adoの歌も映画館で見ると圧をもっ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

終わり方は悪くない。
結局何一つ家族の問題が解決していないのは、映画として好みだった。
発表会の無音と、その後の父親がそれでも歌を聞こうとするシーンは、映画としての力も感じたし、わかりやすく陳腐ではあ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

逆張りの映画だと思った。
制作側はムロツヨシの味方で、だからこそムロツヨシを弱者にすることでムロツヨシを救っている。だからこそ岸井ゆきのに手を下すのがムロツヨシではなく、Youtubeそのものだったと
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アボカドの固さ(2019年製作の映画)

3.5

今泉力哉になりたくて、なれなかった映画(自戒)

主人公の男が独善的すぎて、愛らしさをまるで感じなかった。
あと、女性陣の衣装とか含め、ルックスが似すぎてて、パッと誰が誰だかすぐにわからなくなった

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.8

資本主義社会の寓話っていう設定にしてはあまりに直接的な気もするけど、この映画のシステムがわかっただけの面白さに留まらないのが、この映画のいいところ。
この最下層にいる子供は解釈が人によると思うけど、新
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.9

あんまりこの手のマーダーミステリー見ないけど、普通にクオリティ高かった
美術もかなり良かったし、映像もかなりかっこよかった。深瀬の家から背景に抜けて見えるネオンとか、そういうロケ地へのこだわりも感じた
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.3

別に面白くはあるんだけど、なんかこの調子の良い軽ーーい感じ、好きではない

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.8

ラストの還暦パーティと、そこまでの持っていき方が今泉らしさ全開で非常に良かった
映画としてのオチだったり、そういう部分の映画としての力強さはやっぱり今の方があるなぁ、それは成長していると捉えてもいい

オールド(2021年製作の映画)

3.8

ジョジョ5部のザ・グレイトフル・デッドだわ

伏線の張り方が雑
まぁでも見てて楽しい映画よね
アトラクション感

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.6

このね、あの頃を美化させて正当化させる感じがまじで好きじゃない
純猥談と同じ構造
若者のいう気持ち悪いエモさ

日本映画のここ最近の気持ち悪い動向が凝縮されている

この日々が凪いだら(2021年製作の映画)

4.0

常間監督と塩塚モエカが登壇するイベント付きで鑑賞。

羊文学がこの映画のために書き下ろした「夕凪」は映画の雰囲気にばっちり合っていたし、実際に映画の中でもキーになる楽曲として使われていて、映画×音楽の
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.5

スピカの看板写ってて笑う、レモンスマッシュは飲みサー

カメラは片側の世界しか見えないんだったら、やっぱり映画でも片側だけ写せば良かったんじゃないかな、と思ってしまった。あと、ドローンじゃなくてもうち
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.8

花束みたいな恋をしたの方がよっぽどマシ
話が浅すぎる
陽キャ社会人が叶わぬ恋をして忘れらんねぇって言ってるだけの映画。でもどうせ忘れて、半年後くらいにまたショートカットの女の人と付き合ってそう
実は二
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

かなり好きだった。
ポン・ジュノらしい格差社会を描くという社会的なメッセージ性を持っていながら、主人公の打開していく様が痛快だったし、物語に散りばめられた伏線が上手いこと回収されていくのも好きだった。
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.4

かなり好きだった。
ストーリーやキャラクター、映像の温度と湿度感が自分の好きな感じ。
愛なのに、と見比べて今泉力哉が好きな理由は脚本なんじゃなくて、監督としての映画の作り方なんだなとはっきりわかった。
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

城定監督はわりと性描写をするタイプの監督に対し、今泉力哉はむしろ性描写をしないどころか、相手に触れる行為もあまりしたがらないタイプなので、この作品の中に2つの色の違う液体がまざりあっているような印象を>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.6

たまには人間はプールの塩素の香りの強い青春ものを味わった方が良いね
ラストシーンに0.3秒くらい写ってたわ

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.9

「おかえり」を連呼している子供たちに、グッときてしまったな…。
大人の忘れてしまった子供心が躍動している作品とも言えるけど、この子たちは心の中にどこか淋しさや誰にも言えないことや鬱屈とした心情があるよ
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

1.0

はい、御社がこちらの映画を作った意味合いはなんでしょうか?
この映画の8割がアニメの総集編でした。
総集編なのは知っていましたが、あまりに新たな情報が薄弱では?特にアニメのストーリーを覆すような新事実
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.1

主人公の愛せるところがひとつもなくて笑った。すごいな、こういう人って。
ずーっと人のこと馬鹿にしてて、居酒屋のおばさんに言われてた「顔かわいいって言われるかもしんないけど、ブスだねぇ」という言葉に全て
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劇場版 殺意の道程(2021年製作の映画)

4.0

かなり好きだった。
ミステリー要素しっかりありつつ、タイトル回収も気持ち良い形で終わるし、温度感はバカリズムのコントみたいな淡々としたリズムだけど、そこにクスッと笑える要素がふんだんにあって良質なエン
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.5

別に面白くないわけではないけど、記憶にも残らない映画って感じ。
宣伝うまいけど中身が…ってのに今2連続KADOKAWAで当たっててうーん。という感じ。
なんかこう、ひねりが無いんですよね。最初の30分
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.1

今泉力哉の描く男の子ってめちゃくちゃいいよねっていう話。
志田彩良も鈴鹿央士も表情が読み取りづらくて口数もそんなに多くないから、あんまお互いに何考えているのかわからなくて、でもだからこそ探り探りの距離
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

人間性がすごくふわふわしていて、掴みどころがないなぁと思っていたら終わった。
特に高良健吾が読めなすぎて、映画最後のあの表情は何?と思ってしまった。読解力が終わってんのかもしれない。

門脇麦が貴族で
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃよかった。
基本的に回想というか過去の出来事で話が進んでいくんだけど、映画の構造が「お別れしてしまった今」から逆流していく形になっているから、この回想シーンも「別れてしまったものは仕方ない
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

完全にファイトクラブをオマージュしてますよね…?特にラストシーンなど。

音楽のセンスは相変わらず最高に良くて、これを映画のサウンド環境で楽しめるだけでも映画館で見る価値はある。二宮健の描く映像(カメ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

久々につけ始める
いや、前半のセリフ、ここ伏線回収に使うんだろうなーって見え透いていてる感がうーん。
映像とカラコレもなんかMV屋さんが撮ったみたいであんま好きじゃない

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.7

映像とカラグレが四宮さんだからとっても映像好きでした。

「人間らしさ」とはなんだろうと思ってしまった、自分にはあの映画に出てくる人があまり「人間らしい」と思えなかった、それは感覚的な話だからなんとも
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

映像、カラグレ、照明が素晴らしかった。
車内シーンの撮り方は過去一に上手かったし、全体を通しての色味や画角もかなり好みだった。
要は映像的にかなり理想系であったし、めっちゃ映画撮りたくなった。
だけど
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

役者はよかったけどあんま話自体には惹かれなかったな