カステラさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

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過去シリーズへのトリビュートが強く、安定している。その中にあってもフィービー・ウォーラー=ブリッジの存在感はデカく、アクションも良かった。空港のバイクとか。
インディらしく息もつかせぬチェイスと多彩な
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

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丁寧に進めてるなと思ったら前編だった。
セルフケアは大事(人付き合いの基礎)。
ファミリーの話に収斂していきそうなのが、複雑(面白そうなんだけど今は食傷気味)。
氾濫するメディア/色彩/スタイルは(意
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

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スモアで燃やされる側(だしスモアする側。どちらにせよ燃料側)。Takerでないのはほぼほぼ無理。構造は堅固なままで、マーゴはそこに当てはまらなかった(論理とは別のところで罰せられそうにはなっていた)。>>続きを読む

女必殺五段拳(1976年製作の映画)

3.5

なんだかこの4作の中で一番愉快だった気がする。もう一回観たい。

帰ってきた女必殺拳(1975年製作の映画)

3.1

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ジェームズコバーン崩れの悪役が良い。
食客の一人がエスパイに出てきたウィリー・ドーシーだった気がする。殺人拳にもいるし......

レインマン(1988年製作の映画)

3.6

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ケーブルテレビで断片的にみる映画のイメージが強く、初めて通しで観た。
まさかロードムービーだとは知らなかった。
ミッドナイトランではニューヨーク-シカゴ-ロス、オーバーザトップではニューヨーク-ロス-
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.7

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文字に触れた主人公の視界が文字通りひらけていく様が良い
平成・令和における“大東亜戦争”への映画メディアでの言及がここで描かれている様な加害者の立場のものでなかった(あるいはそれがスタンダードではなか
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とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール-(1996年製作の映画)

3.6

爆音のママ・キャスが良い。
公営団地の持つ独特の雰囲気ー密集・閉塞・プライバシーの無さ、が2度のダンスシーンを際立てている。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

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限られた時間と力の使い方、他人との関わり方といったミクロな話題と、起こるべくして起こったとしても、そしてそれによる解決を諦めようとしても、始まった争いは辞める時の方が難しいという大きな物語(に接続でき>>続きを読む

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

3.8

テンポの良い展開の速さもあって面白さがとめどもない(結末部は失速気味)。
台詞がなさが時には雄弁。

殺し屋ネルソン(1957年製作の映画)

3.3

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嘘を突き通せずに死ぬ
ことの始まりは冤罪
仕事始めと終わりの現金輸送
殺した郵便配達員の姿でもって押し入る
雄呂血のようで正反対の結末は、プロローグで示された通り。官の側。
音楽が好き。

守護教師(2018年製作の映画)

3.2

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メタ読みを二転三転のツイストで躱す脚本
マブリーの前に閉じたドアなどない......
強行突破が必要な場面と打ち破れるドンソクと突破されただけじゃ済まさない社会のせめぎ合い
ポスター(本国版の一つ)の
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.5

美しい日本パンチ🤛が本当に醜悪で恥ずかしくて、東條英機役の方は良い言葉を選んだと思う。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.7

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テンポが合わせられなかったけど、『麦秋』を観た時とよく似た気持ちだから良い気持ち
face offの絵がはちゃめちゃにキマる映画

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.9

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序盤の大立ち回り(長ぐつをはいたネコ)の動きの可笑しさ美しさ!に比べると中盤後半は大人しく(筋の上でも)なっていくが、ウルフがキッチリ引き締めて全くダレなくて良かった。
三匹のクマやジャックホーマーの
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.6

序盤で思い当たるのに、ラストの勢いが良くて気持ちが乗せられちゃう。
エレーヌ・シャトランがチャーミング

キャノンボール(1980年製作の映画)

2.0

ロジャー・ムーアっていい人だな......
ジャッキー・チェンとマイケル・ホイは可哀想。アクションは良かった。
賞金とかが無かったのが狂ってるし唯一良いとこかも。

名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

1.0

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劇場公開する必要あったか?

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

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トップ・ガンと同じエグみ。犬王ほど自覚的ではない。

全体の構成が変で盛り上がりがバラけている。ゴジラがウケて、ウルトラマン・仮面ライダーが微妙なのは連続ドラマ→2時間映画の変換が上手くいっていないか
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

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マルチバースと映画って意外と相性良くないのかもしれない。あるいはまだ新しい語り方が見つかってない(再発見されていない)のか。あったかもしれない=ある自分から経験・技能をテレビのチャンネルを合わせる様に>>続きを読む

チセ・ア・カラ われらいえをつくる(1974年製作の映画)

3.4

本当に自分でも作れるんじゃないかと思えるぐらい、テンポが良く、わかりやすい。
ただ作業を追うのではなく、何故そこに窓を切るのか、柱を立てるのか、何故その材を使うのか、といったところまでを写している。

ロサンゼルスによるロサンゼルス(2003年製作の映画)

4.0

ハリウッドはL.A.でもましてロサンゼルスでもない。L.A.は何を映してきて、ロサンゼルスの何を写して来なかったのか?

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.4

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カサンドラ系のサスペンスから一転駅馬車やゾンビ物のような籠城戦に。誰にも信じてもらえない怖さ(+頭部の打撲のせいで自分自身&観客自身も信じきれない)と署名の見せ方が上手い。が、そこからパワープレイで押>>続きを読む

サント VS ゾンビ(1962年製作の映画)

3.0

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初めてしっかり見たプロレスがこの映画になってしまった。
ポスターの?に惹かれる。
科学的ゾンビというか電気的ゾンビというか、ブードゥー・ゾンビなのにフランケンシュタインの怪物の雰囲気が漂う。腰のバッテ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

出来がいいということしかわかんない(面白いとか格好いいとか興奮するとかでは無い)。
酒向芳が出てるとなんか嬉しくなる。
金田哲も滑らかで良かった。

幾多の北(2021年製作の映画)

3.8

(生理的・肉体的)に(訴え・迫る)(アニメーション・音)と堂々巡りの思考から溢れたような言葉
耳の中身の様な小さな生き物が良い。

骨噛み(2021年製作の映画)

3.8

心情に添った不安定(かつ無重力)なカメラアイと砂粒のような点描がマッチ

ホッキョクグマすっごくひま(2021年製作の映画)

3.8

鯨が良かった

ほっきょくぐまの動きがキュート
歌も耳に残る

ミニミニポッケの大きな庭で(2022年製作の映画)

3.8

色彩と音の濁流
耳を通じてこちらの口からもついてでそうな言葉が印象的

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

3.4

ベタの元ネタ(元ネタ近く)はやっぱりベタ
パキッとした白黒と画面が決まってた。

睡蓮の人(2003年製作の映画)

3.5

戯画化された老人の顔で、ヌメヌメと輝く瞳が生々しく、綺麗だった。
間取りのデザインとそれを生かすライティングが良い。

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何でこんな映画で過去イチのスタイリッシュ目合いをみる羽目に......

VFXは凄い