muuumさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

情報を一切入れずに見て、
こんなに社会派な話だとは知らず、
完全に引き込まれた作品でした。
あっという間の2時間でした。

映画から知る、新たな世界の歴史。
40年前の韓国光州で、こんな話が
あったと
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.6

ツイッターで話題になっていたので鑑賞。

10分スリラーです。

目が覚めた瞬間、今にも落ちそうな急勾配のカーブにいる主人公。
自由に身動きが取れない上、
体中にケガがあり、手からも血がしたたっている
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犬猿(2017年製作の映画)

3.8

想像以上に良くて、面白くて
あっという間に終わりました。

4人がすごく良かったです。
新井さんは、いろいろとタイムリーすぎますが、ハマり役すぎて文句なし。
何よりニッチェ江上さんがたまらなく良かった
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.7

え、こんな終わり方なの!?
という衝撃的なラストで驚きました

子どもたちがとにかくかわいくて、
演技とは思えない自然な仕草や
表情がとても良かった

空、光、夕暮れ、闇。
その美しさが際立っていて、
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

前作が好きで、しかしあらすじはほとんど忘れてしまいましたが、
デルトロに会いたくて観ました

銃撃戦系アクションはあまり観ませんが、このシリーズはなぜか好きです。
今回もとても好きでした。
結局のとこ
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別離(2011年製作の映画)

3.9

とても地味ですが、どの家庭にもある夫婦の問題を、あるひとつの事件をなぞりながら、辿っていく物語です

「うわぁ…きついな」と思うものの、ラストがまたそれぞれに答えを委ねる展開で、見終わった後の名残がと
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.5

ミステリーとかホラー要素強めの人間ドラマでした

下手をすると、かなりチープを仕上がりになりそうな話を、役者3人の演技のうまさで、なんとかここまで底上げしたような印象です

個人的には、松山ケンイチさ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

とても良かったです。

空気のような人間関係の中で描く、
3人の恋愛模様が、とても心地よかったです。

視線、目くばせで見せる心情がとても巧みで、柄本さん演じる「僕」の視線の動きから、静雄と佐知子が会
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.6

ありあまる憎しみとぶつかりあいに
疲れてしまう作品でした

なぜあれほどに相手を咎めて、
傷つけてしまうのか。ここに至るまでの
バックストーリーが気になりました

終始自分勝手で子供をまったく気にかけ
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.8

堕落し、自殺を試みる主人公が、
20年前に訪れた思い出の場所を
再訪したことをきっかけに、
過去へ少しずつ遡り、
人生を振り返っていく物語です

崩壊した主人公が、どのように
生まれてしまったのか、
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JSA(2000年製作の映画)

3.9

随分前に観て、内容を思い出したいと思い再鑑。よく練られたストーリーと、キャストの最高の演技が相成って、とても素晴らしい作品でした

エンディングの分かりにくさは当時の印象と同じで、北と南のどちらかに住
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

空気感、音楽、余白をしっかりと
見せたおしゃれな映画です。

何か起こりそうで起こらなくて、
やっぱり起こって。
繋がっているようないないような。
つまらなくならない、ギリギリのところで
まとめてくる
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.9

あたたかな、羽毛のような物語です

天然であり、優しさと人間らしい
柔らかな主人公の半生を描いています

高良くん、かっこよさとか
クールさを最小限にして演じた
おとぼけ主人公がなんとも
愛嬌たっぷり
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.9

原作は知らずで、本作のみ鑑賞。

こんな話とは知らず、ちょっとびっくりでしたがとても良かったです。

ラブロマンスとはいえ、一筋縄ではいかない複雑で生々しい純愛ものでした。

むきだしになった本能がぶ
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.8

息子を亡くしたシングルマザーが
本当の気持ちを受け入れるまでの
10年間を描いた物語です。

吉田羊さん無くして、
成立しなかった作品
なのかなと思いました。

ひたすらシンプルに削ぎ落とした
表現が
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.8

要素盛りだくさんで、とても楽しい作品です。笑いにコメディ、スリラー、ちょっと社会派もあり

ストーリーは、まったりする部分がひとつもない、ジェットコースター級の展開で、
長さはあるものの、最後まで全く
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

池松×菅田、このふたりのかわいさと掛け合いのゆるさにひたすら癒される1時間半

最高です

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.8

いろいろと最高で、大好きな作品です。

田西がダメすぎるし、ちはるちゃんも適当でイライラするんだけど、人間愛に満ちていてなんだかんだ許せてしまうから不思議。

峯田さんが適役だったし、演技もめちゃくち
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

とても良かった。

終始静寂と冷ややかな空気が流れていて、どこか他人事のようでありながら、
全ては自分自身につながって
いるような気がした。

説明的ではないけれど、日々の小さなしわのようなものが折り
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.9

15年前くらいに観て、とても良かったなと思い、再鑑賞。

たまらない物語です。すごい。
青春物語でもあるし、サバイバルものでもあるし、残酷な裏切りものでもあるし、分断の話でもあるし、狂気な話でもあるし
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.0

すごい!
衝撃的な内容ですが、
とてもおすすめです!

中国が40年前から、ごく最近まで
掲げていた〝一人っ子政策〟の実情と
裏側に迫るドキュメンタリー。

なぜ?どうして?
こんなことがまかり通る社
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.9

とてもあたたかくて、優しくて、
ノルタルジックで。
もうこの世界にいない寅さん、
渥美清が登場するたびに
涙が出そうになります

人間味あふれる愛情たっぷりの寅さんは、
恋愛には奥手で、いつも不器用で
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

4.0

震えます…
こんなことが行われていた
という事実もですし、
役者のみなさんの心震える演技に、
胸がしめつけられます。

いやもう、こんな制度があることにも
驚愕だし、それに準ずる
人権を無視された国民
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世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.7

あたたかくて優しい映画です

引きこもり、という
うっかりやりすぎると
めちゃ暗くなりすぎたり、社会派になりすぎそうなテーマを、コミカルにゆったり描いています

門脇さん、ぴったりだったなぁ。
こんな
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

地味にすごく良い映画でした

最後までエリザベスの実態、なぜあれほどまで熱意と執着をもって仕事をするのか分からなかったので、もう少し知りたかったなあと

しかしながら、先手先手に動き、裏をついてくる心
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.7

Amazonプライム・ビデオで配信されているとは知らず、劇場にて観賞

単なる冒険ものかと思いきや、科学への探究心と亡き愛する人への葛藤を描いたヒューマンドラマでした

しかしながら、2人が凍りそうに
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.8

優しくて嘘がなくて、形のない気持ちを
上手に表している映画でした。今泉監督、やっぱり料理上手だなぁとつくづく思います。

セリフも、描くものも、切り取るものも、
全てがとてもちょうど良くて心地いい。
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.9

これは…最初から最後まで、
なんとも苦しい作品でした

民族の血を絶やしたくないがために
失われる人権、尊厳。
そんなことをしてまで
守られる民族なんて
意味があるのだろうか

どこに行っても、迫害と
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

ネイティブ・アメリカンが住む
凍てつく果ての地で起こった
18歳の少女殺人事件を解決していく
シンプルなサスペンスです

まさか…もしや…という展開をしたけれど、それが起こらなくてホッとしました
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