赤西蠣太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

赤西蠣太郎

赤西蠣太郎

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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

様々な映画のいいとこ取り的な内容。タイムトラベル、エイリアン、家族と何でもかんでもぶっ込んだ感じで、ツッコミどころも多い。
ただ、構成が二段構えになっているのは新鮮な印象を持った。これからのトレンドに
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

これはなかなか骨太なドキュメンタリー。骨格となる三島と東大全共闘の討論会はかなりの熱量であり、予告を見てこれは必見の映画だと確信した。
現代の日本も少なからずこの頃の影響は受けているから、日本人なら知
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.7

ジャッキーが笑い要素なしで挑んだ社会派アクション。監督はマーティン・キャンベル。007カジノ・ロワイヤルの監督だ。
助演というか、ほぼ主演のピアース・ブロスナンも元007。舞台もイギリスということもあ
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.2

これは映画館で見たかった1本。
好きなブラックミュージックの歴史を上手くなめながら描く物語はなかなか見応えがある。
個人的にはエディ・マーフィが光っていた。JBだったり、マーヴィン・ゲイだったり色んな
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

本当に終わったんだ、という思いが強い。

一生終わらないと思っていたので、ちゃんと終わってくれて良かった。取り急ぎ庵野監督に感謝。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.6

タランティーノ監督のいかにも好きそうな作品。タランティーノ流バニシングポイントになっている。エロ、バイオレンス、与太話、カーチェイスが2部構成なのも見終わってみればまぁ納得。前半の眠気に打ち勝つことが>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.1

あまりに人気だというのでIMAXにて3日前に予約。確かにこのご時世ですごいお客さんの数。映画産業をこの1本で支えているのかもしれないと思うほど。客層も小さなお子さんから大人まで幅広く、人気の程がうかが>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.0

ガイナックス作品、岡田斗司夫企画という伝説の1本。庵野、樋口、貞本などなど錚々たる顔ぶれで制作された本作はラスト30分のために作られたような印象を受けた。特に庵野ファンには嬉しい作品なのかもしれないが>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.0

これは正直駄作の部類。リュック・ベッソンはもはや過去の監督なのかもしれない。
ストーリーは稚拙&幼稚。色んなSF要素を散りばめたようなB級映画に仕上がっている。アイデアが枯渇した状態で制作してしまった
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プリンス/パープル・レイン(1984年製作の映画)

4.6

1984年なので自分が15歳の頃の作品。殿下の音楽を擦り切れるほど(死語か!)聞いたあの頃を思い出す。
ドラマは稚拙、編集もかなり幼稚ではあるものの、殿下の圧倒的なパフォーマンスに今見ても鳥肌が立つ。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

久々に満点となった。これはノーラン監督の最高傑作(現時点で)になるはず。これまで様々な映画で時間の概念を考察し映像化してきたノーラン監督こだわりのテーマ集大成、といっても良いだろう。
SF的な映像では
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ブルース・リーの神話(1984年製作の映画)

4.0

これはなかなかの作品。ブルース・リーファンを自称する方は必見。かのゴールデン・ハーベストのレイモンド・チョウが作ったドキュメンタリーだから間違いない1本といえる。
父がそもそも俳優で幼少の頃から映画に
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

4.0

もうタイトルからして見たくなる作品だった。何より自分がVHSテープを愛してやまない人間だったから、VHSに人生を捧げたような人たちのドキュメンタリーがつまらないわけがない。
特に、VHSテープを擦りす
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ラーメンヘッズ(2017年製作の映画)

3.3

中華蕎麦とみ田の店主に1年以上密着取材したドキュメンタリー。1年以上というだけあって、それなりに見応えがある。
それなりに、というのは、クレイジーなラーメン馬鹿である店主が人間的には割とまともな人であ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.1

バカバカしいだけのBL映画。そこそこ笑えるが、テレビのバラティーくらい脳内に残らない作品だ。

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.1

探偵というワードが出てくる以上、過去の探偵ものを意識せざるを得ない。
その上で本作は、まぁ普通、という印象。大泉洋とススキノ、探偵、バー、松田龍平という設定でほぼ終わっていてそれ以上でもそれ以下でもな
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.7

前作で脚本を担当したリアム・オドネルが監督として続編を作った第2作。圧倒的な強さを誇る宇宙人に立ち向かうSFアクション映画。正直今回はあまり期待せずに見たが、なんと2作目のが面白かった。これは珍しい「>>続きを読む

宇宙兄弟(2012年製作の映画)

3.1

邦画の宇宙モノということで果たして耐えられる作品になっているのか興味半分で視聴。意外に見れる作品だった。
宇宙モノだが、基本的には兄弟愛が大いなるテーマとして横たわっている。男兄弟の家庭で育った者とし
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

初めはヒッチコック監督の「ロープ」みたいに作っているのだろうと思いながら鑑賞。最後の方では「走れメロス」的ロードムービーだなと思いながら見ていた。
本当のところ何カットあったのかは分からないが、いくつ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

基本的にブラックフィルムは好きなのだが、スパイク・リーは脚本がクドイ。
黒人とユダヤ人が白人をとっちめるストーリーはハラハラドキドキするし、ブラックユーモアもあって楽しめる。
だが、どうも最初と最後が
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

なんということだ!
こんなにもデビッドのことが好きなのに寝てしまった!せっかく良い事言ってても、モノローグばかりでは飽きる!

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

レイ・クロックが如何にマック帝国を築き上げたかというサクセスストーリー、というかビジネスの横取りに執着した男の話だ。
よくこんな話を作れたもんだな、とまずは感心。
その上で、これはビジネスのノウハウが
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

もはやシリーズ化確定のアクション映画となった。
1作目から続くストーリーは、シンプルながら最後まで楽しめる内容になっている。しかしながら、延長戦であるがゆえに新しい刺激はあまりないと言っていい。このシ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

チャド・スタエルスキー監督のデビュー作。アクション映画をいきなりこのクオリティで作るとは一体何者なのかと思ったら、スタントマン。しかもマトリックスでキアヌのスタントをしていたという事で納得した。
しか
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作品。アカデミー賞も有力との事で韓国映画の勢いを感じる。
韓国の格差社会を見事に抉っていて終始見飽きる事なく最後まで走りきる監督の手腕はなかなかのものだ。
やはり、脚本が
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

これは良作。脚本も良いし、役者も良い。
第二次大戦下でのドイツを舞台にナチに心酔した10歳の坊やを主人公にした話。これだけだと、ふーん、で終わってしまうが本作は実によく練られている。トーマサイン・マッ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.1

好きな人はハマるかもしれない独特の世界観アニメ。江戸川乱歩、夢枕獏、そして案外スパイダーバースとかにも通じる感覚なのかもなぁなんて見ていたがどうだろうか。
予備知識を詰め込んだ上で鑑賞すればより楽しめ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

シリーズを全てほぼリアルタイムで観てきた者としては感無量なのだが、回を重ねるごとに感動は薄れ、今回は余韻に浸るような感覚で鑑賞した。

製作側としては古典映画をここまでひっぱるのは大変だったかも知れな
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イントゥ・ザ・ブルー(2005年製作の映画)

3.0

ジェシカ・アルバを見るためにだけ存在する映画。一定の需要はあるだろう。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.2

正当な続編であるという言葉と、キャメロン、ハミルトン、シュワルツネッガー揃い踏みということである程度期待して見たが、やはり駄作の領域に片足つっこんでしまったようだ。
まず多くの人が書いているように、出
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.6

リブート作品となった本作は「正式な」と付けておきたいものとなった。もともとゴーストバスターズ3として計画をしていたが、オリジナル・メンバーのハロルド・ライミスが死去したことで断念。その後リブート版とし>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

本作だけ何故か見逃していたのだが、ようやく見ることができた。今回の監督はマレーシア出身のジェームズ・ワン。「ソウ」シリーズの人だ。漢字で書くと温子仁だそう。日本にも似たような監督いるな(笑)
本作でポ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

いきなり本作を鑑賞。しかし、全く問題ない。ストーリーはシンプルだし、基本的に殺しのシーケンスを見せたい「だけ」の映画だからすぐにその世界観に入っていける。
キアヌのアクションはなかなかキレているものの
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

マシュー・ボーン監督のキングスマン第2作。今回もぶっちぎりにエグい映像で楽しませてくれる作品になっている。軟弱な諸君は決してデートで観てはならない(笑)
コリン・ファースの復活も嬉しい。今回はアメリカ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.2

muleとは、ラバ、頑固者という意味。イーストウッドにピッタリな頑固者爺さんの話だ。
メッセージは極めてシンプルで「時間は金で買えない」とがんこジジイが教えてくれるお話。90近いイーストウッド翁のメッ
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