ゆーきまささんの映画レビュー・感想・評価

ゆーきまさ

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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冒頭からまるでダメ。

活劇なのにショットが撮れてない。

VFXによる書き割りのような奥行きのない街並み(特に夜)が頂けない。

マッツがパレードを見下ろしてるシーンとか。下で騒がしいパレードが進行
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レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

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黒沢清と高橋洋が褒めていることもあって、この映画のことを「印象が薄い」などと言うユーザーは、作劇と演出を着眼点に映画を見ていないと自ら告白していることに自覚的になるべきだ。

映画を細部まで見る人は、
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兎のダンス(2007年製作の映画)

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池田千尋の初期短編

この映画について、『狩人の夜』だ、と言う有名な批評家がいたけど、圧倒的に間違いだね。
これは、『少女ムシェット』をやりつつ最後に『ラルジャン』で締め括ったブレッソンの名前を挙げる
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その女を殺せ(1952年製作の映画)

5.0

あれ、、、生涯ベストに入る絞殺魔より好きかも知れぬ。。。

内なる傷痕(1970年製作の映画)

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はじめてのフィリップ・ガレル。

アングラ映画の隠れた名作。
よく分かんなかった。けど美しかったのは確か。
ロングの長回しが多用されてる映画なんだけど、映画的かと言われるとそうではない感じ。舞台劇に近
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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ノーランへの憧れ

いやあ参った、参った。
ストーリーの奇抜さで魅せていたピールが、ついにストーリーラインを捨てた。

完全に演出だけで見せようと覚悟した映画だったな。

演出で何を見せたのかというと
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浮草(1959年製作の映画)

5.0

小津はやはり幽霊映画を撮る。


夏なので見たくなって再見。

毎度気づきがあるが、今回はちょっと面白いことを考えついたので記す。

今回の気づきは、話の急展開を小津がどうやってコントロールしたのかと
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キングダム(1994年製作の映画)

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デンマーク語が分からず断念。

けどアヤシイ感じはひしひしと。
英語か日本語字幕が出るまでお預け。

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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ゴダールの「カルメンという名の女」をジムジャームッシュ的オフビートで描いた作品。

封印されていた詳細について誰も書こうとしないが、おそらくエリア・カザンに関係するからではないかと推測する。赤狩りの余
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サボタージュ(1936年製作の映画)

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知る由もないが、当時の観客にとって、あんなイノセントな犠牲者が出るシーンの衝撃は計り知れないものだったんだろうな。

間諜最後の日(1936年製作の映画)

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ヒッチコック自身も認めているけれども、サスペンスが機能していない。

三十九夜(1935年製作の映画)

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緊張感がない、と言われがちだけど、さすがヒッチコックだよ。
手錠で結ばれた男女について映画術ヒッチコックトリュフォーで詳しく述べられていたはず。

殺人!(1930年製作の映画)

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これらの作品を経たからトーキーでも役者の身体を上手く扱えているんだねぇ。

The Girl and Her Trust(1912年製作の映画)

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グリフィスとヒッチコックを網羅的に見る試みも終盤戦。

いやぁ、すごいな。
映画的アクションの連鎖が素晴らしい。汽車、ハンカチが落ちる瞬間などなど。
しかも2カット目で、主人公、ヒロインのキャラクター
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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面白いんだけど、ちょっと難ありだなって思ってしまった。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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撮影の映画であっても、演出が強いPTAの映画はやはり舌を巻くしかないね。ただ。最後のワンカット絶対に要らなかったと思う。キスして終えて欲しかった。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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いやぁ、やられた。参った、参った。
ただ、もうちょっとトリッキーに魅せようとする部分をもっと抑えて、演出で魅せて欲しかったと思ったり。

トップガン(1986年製作の映画)

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ショット連発だけど、蓮實なら、トニースコットが撮らなくてもよい映画と言いそう(どこかで書いてある気がする)

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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今年のベスト確定でしょ〜。
トニースコットが撮ったと言われても違和感がないね。トニースコット的な橋を出して欲しかったけど。ショットというショットは見つからないけど、撮影と編集が圧巻だね。

オブリビオ
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呪詛(2022年製作の映画)

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頑張ってレヴュー再開。

なるほど、最後のアレがやりたいがためにモキュメンタリーにしたのね。

だけど、これは映画ではないね。1番近い感覚は、恐怖譚を読む感覚。ジワジワ系というか。

レミニセンス(2021年製作の映画)

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ヒッチコックの『めまい』がやりたかったんだろうなと。

自分の好きな女の「好きな部分」しか見ない男が事件の駒として使われる部分が『めまい』。

主人公のことが好きな同僚の部分も『めまい』。

最後のキ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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これと『100日間生きたワニ』を見て気付いたことがあるので書く。

『100日間生きたワニ』。見てない人が多いと思うのであらすじをパッと書くと、前半後半に分かれていて、前半は主人公と思しきワニが死ぬ
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絞殺魔(1968年製作の映画)

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どこかの映画評論家に調べて欲しいことがある。
蓮實重彦周辺(特に黒沢清)が絶賛するフライシャーと本作。

黒沢清と同世代のサスペンスホラーを作る作家は、世界的にこの作品に影響されていると思う。

特に
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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シネマトグラフの到着点の1つ。
Pシュレイダーの『魂のゆくえ』は多分ここから。
黒沢清の『CURE』も。

天使/L’ANGE デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

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なんでこの映画を見ようと思ったのか分からないけど、気づけばイメージフォーラムに座っていたな。吸い込まれた実験映画。

サンタクロースの眼は青い(1965年製作の映画)

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大好きな短編

ジャンユスターシュの世界的権威、須藤健太郎氏に指導してもらったことから興味をもった。

もっと長生きしてくれたら大御所になってた監督の1人だろうな、と。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.0

父親との再会

この映画の特筆すべき点は、フィンチャーが父親の脚本を掘り起こしたことであろう。
フィンチャー作品を見て節々で思うことは父親の幻影にフィンチャー自身が取り憑かれているということだ。

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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.3

アリ・アスター短編『ジョンソン家の奇妙なこと』(原:The Strange Things About the Johnsons 2011)を受け

参照:PATU(映画パンフ世界は宇宙だ) “I H
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楢山節考(1983年製作の映画)

4.1

いろんな人からアカウントを聞かれてひさびさにログインしてみる。自分の感想を偉そうに「発信」することに違和感があるのでまたすぐに消えそう。書いてはいるけど。

というわけで、


今村昌平『楢山節考』(
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