しろくまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ガス燈(1944年製作の映画)

3.6

こういう男、いると思います
この男には目的があったけど単なる支配の方法としてこれをやる人間はホントにいる
「ガスライティング」って言葉になってるくらい洗脳する手段としては手垢がついてるものなんだろうけ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.0

オチありきの映画なのにオチが嫌いって、もう私には面白く感じる要素がないわ😮‍💨

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

親子なんだから理解し合えるなんて幻想だ
愛があればなんでも乗り越えられるなんてそれも幻想だ

親は例え子供が1歳の幼児だとしても同じ目線で世界を見る努力が必要だし、それができて初めて理解するという行為
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.8

重厚なミステリー
終始暗くて陰鬱
現在進行形の事件解決と過去のトラウマ級の事件が同時進行で映し出される

オーストラリアの酷暑と乾き(324日間雨が降ってないと冒頭で説明される😳)という気候に似つかわ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

こんなの泣かずにはいられない
やたらと盛り上がるBGMとともに「ここ泣くシーンですよ!」っていう演出は全然なくて終始父と息子の穏やかな日常が描かれる
その中に養子を受け入れる家族の家に面会に行くシーン
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フローズン(2010年製作の映画)

3.6

ダンがリフトから飛び降りると決断した時「いやいや絶対やめて!間違いなく両足とも骨折するから!」って心の中で全力で止めたけれど結果は予想の上を行く展開。彼氏があんな目に遭って例えそれを直視しなくて声と音>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

あー
なんかめっちゃ苦手なヤツだった
途中まではそうでもなかったけどラストシーンで「あーこれダメなやつだ」って疲れ果てました

愚行録(2017年製作の映画)

3.5

ストーリー展開が湊かなえっぽい
そこに「あのこは貴族」要素も盛り込まれているけどこの映画のそれはめちゃくちゃ闇深い
登場人物みんながみんなくずエピソード持っていてそれが着実に事件への布石になっているけ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.8

「会社員はケンカなんて強くなくていいんだよ」
正論!!
もっと早く教えてあげていれば地獄の特訓とかしなくても済んだのにね笑

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.7

何年か前に韓国版を観てしまってて「あ、これ知ってる!」ってなった
フランス版もあるらしく「みんな裏の顔ってあるよね」を具現化したスマホは世界共通認識として誰にも見せたくないものということなんだな
誰か
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.9

精神疾患を抱えるメイベル
その夫のニック
子供たち

まるでその空気に次々に感染していくかのように全てが壊れていく

だけどこの家族は愛に溢れている
問題は何一つ解決しないし、見ている私たちからはこの
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

これが現代の話だとは鑑賞中ずっと信じられない思いだった
彼女たちに起こっている出来事や生活スタイルなどから近代以前の世界なのかと思っていたら「2010年の国勢調査にご協力を!」の呼びかけに驚愕した
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

強い女性(のイメージ)フローレンス・ピューにピッタリの役
対するハリー・スタイルズの気弱そうな線の細い感じもかなりハマっていた

これって男性側から見たらどう感じるんでしょう?
ちょっと男性を馬鹿にし
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

くだらな面白かった😂

アニマルプラネットみたいな番組を見て自分がいかにも肉食動物の捕食者にでもなったかのような錯覚に陥る描き方がめっちゃ笑えた

冷えきった夫婦関係がビーガンを殺して食べる(しかも自
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スマイル(2022年製作の映画)

3.8

笑顔って状況によっては不気味だよね

前半はサイコものかと思わせといて後半はホラーだった

どこかで見たことのあるホラーによくあるプロットが随所に盛り込まれていて王道とも言えるので単純に楽しめました
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

3.2

高性能のパソコンを買ったと友達に吹聴するのがなんだか悲しい
いくら忘れ物コーナーに放置されてたからと言って盗んじゃダメでしょ
自業自得
友達は巻き込まれてかわいそう…

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.4

search2がすごく面白かったから同じ系統のもので「あれがあったな💡」と思い見てみました
searchが2作とも家族愛がベースにあったのに対して、この映画は出てくる人たちみんなろくでもない奴らばっか
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

ママの愛は偉大でした!
その愛はジューンにしっかりと伝わった

前作は画面に釘付け状態だったということ以外細かい部分は忘れてしまっているけど今作もあっという間の110分だった

閉じ込められてしまった
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

エスターがヤバイのはそもそも分かってたことで彼女の前日譚としてのオドロキはなかった
しかしエストニアの精神病院を抜け出して最初に入り込んだアメリカの家庭(特に母親と兄)のヤバさにびっくりだった
前作同
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ヘンリー(1986年製作の映画)

4.0

こういう人間が普通の顔して生活してると思うとゾッとする
「梅切らぬバカ」とか「さかなのこ」を観ていろんな人がいるのが社会だよね!と頭の中お花畑になりかけてましたが、犯罪者は絶対に隣人にいて欲しくない
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.3

加賀まりこさん演じる母親がすごく魅力的
「忠さんはご近所の有名人になってよね」ってなかなか言える言葉じゃない
でも当たり前のようにサラッと言える
自閉症を隠したり恥たりしない
だってそれが忠さんだから
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.2

あーー
いい映画だった

友情、挫折、努力、勝利
少年ジャンプの王道セオリー
わかってるけどまんまと感動する

乙骨憂太の成長
すごい成長だ
純愛だった

新シリーズも楽しみだなー

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5

昔「ホームレス中学生」を読んだ時のような気持ちになった

みー坊のキャラは自分自身だけじゃなくてみんなを幸せにするよね
どこに行ってもみんながみー坊のペースにハマって幸せな笑顔になれる
みー坊がなんで
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パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.2

同姓同名のユダヤ人、ロベール・クラインの正体を追いかけることに取り憑かれてしまったフランス人の男の末路
こんな結末が待っていたとは…

いわゆる大衆演劇のような舞台で上演されていたユダヤ人を嘲笑するよ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.9

子供の頃見て泣いた映画
デヴィッド・リンチ作品だったのか
全然らしくなくて驚いた

こんな悲しいことが起こっちゃうなら人と対面しないでバーチャルなアバターだけのやり取りでいいのでは…と思ってしまうくら
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

阿部サダヲの瞳の黒目の部分が全く光がなくて真っ黒だったのが不気味だった
カラーコンタクト?それとも映像処理でああいう感じの瞳を再現できるのかな?その効果と阿部サダヲの声のトーンなどサイコパス感はすごく
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

実際にあった殺人事件を犯人目線で再現している作品
見方によっては5点満点にもなりそうだけど別の見方だと相当低評価にもなりそう
欧米諸国で物議を醸し相次ぐ上映禁止措置となった伝説を聞くとなるほどそうだろ
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

4.0

何気にずっと見たかった作品
「荒野の○○」って言われると西部劇なのかと思ってしまうけれど舞台はオーストラリアのヤバという田舎町
ここの人々のよそ者へのオープンな態度に驚く
アメリカ映画で田舎町と言えば
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.9

日本でも時々 成年後見人制度を悪用した弁護士による詐欺事件を耳にしますがこれは酷い!ここまで成年後見人に権力があるとなると相当な問題が起こってそう😵
医師、成年後見人、施設長がタッグを組めばいとも簡単
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ウィンブルドン(2004年製作の映画)

3.5

ポール・ベタニーが超絶お茶目で可愛い♡
今までシリアスな役柄を見ることが多かったのでギャップ萌えした笑
「アバウトタイム」のドーナル・グリーソンや「ノッティングヒルの恋人」のヒュー・グラントなど、少し
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

バスケの神様との異名を持つマイケル・ジョーダン
彼は一体どのスポーツブランドと契約するのか
今となってはバッシュと言えばNIKEが当たり前だけど、当時はCONVERSE、adidas、には到底かなわな
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.8

ジュリエット・ビノシュ相変わらずお美しい✨
作中で50歳と言っていたので私と同年代設定ですが彼女なら20代30代男性から見てもストライクゾーン間違いなしです
しかも超キュートなフランソワ・シビル君がお
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噤みの村(2023年製作の映画)

2.9

見始めてからずーっとなんだかイライラ

オチがどうなるのかとりあえず知りたいと言うだけの気持ちでラストまで見たけどその感想は
「なんじゃこりゃ!?」
でした

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

こんな悲劇的なストーリーだったなんて😢
社会の隅っこに追いやられている状況は凪沙と一果の共通点だ
バレエを知って一果は救われた
そんな一果を支えることで凪沙は救われた

一果を広島に迎えに行くにあたっ
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誰かの幸せ(2020年製作の映画)

3.5

何年か前に読んだ中野信子さんが書いた「シャーデンフロイデ」という本で紹介されている人間の心理を描いています
人間は自分が不公平を感じた時に怒りを感じ誰かを貶めて毒の喜びを感じる、というもの
しかもそこ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.8

くだらな過ぎてお腹抱えて笑いました
DCいじりかと思えばがっつりMARVELキャラを踏襲してきたりとにかくアメリカンヒーローはいじってナンボみたいなノリで楽しめます

安定のおバカ路線のフィリップ・ラ
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