しろくまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

運命のイタズラ(2022年製作の映画)

3.2

ジェシー・プレモンスってここ何年かで大物感が出てきた。
今回はIT企業を立ち上げて成功を手に入れた嫌味なお金持ちを演じていて結構ハマってました。

別荘に入った空き巣犯人と鉢合わせになったところからド
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

4.5

これねー!昔、息子が小一くらいの時に一緒に観て泣いた映画なんですよー😭

ソウルから母親に連れてこられたド田舎のおばあちゃんち。しかも「ここで暫く居てね」って勝手な母親は少年を置いてとっとと帰ってしま
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.8

1より面白かった!
みんなが別々に行動し始める展開になった時「まずいんじゃないの😰」って思ってたけど離れてても兄弟がお互いの力になるような感覚になってピンチを切り抜けた時の爽快感がより強くなる演出にな
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ウィークエンド・アウェイ(2022年製作の映画)

4.0

これはサスペンスとしてはかなり出来がいいですよ!
クロアチアへの旅行中、親友が突如失踪。彼女は一体どこへ行ったのか?飲酒のせいか記憶が朧げながら親友を探すために奔走する主人公。そして怪しい人が次々と明
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エール!(2014年製作の映画)

5.0

文句なし!
聾唖者夫婦の元に産まれた娘は天才的な歌唱力を持つ少女なのでした。
コメディ要素強めかと思いきやラスト15分涙腺崩壊😭😭😭
まぁ言いたいことや突っ込みたいこともたくさんあるけれどそれを差し置
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.5

観る前から「こんな感じかな」って思ってた通りの展開で可もなく不可もなくって感じでした。

とはいえおばあちゃんになっても「やりたいこと」に邁進する姿には応援したくなるし、ワクワクする感覚は年齢問わず生
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日曜日の憂鬱(2018年製作の映画)

3.8

ラストはこうなるのか…😢
私ならどうするかな。
いくら娘の願いとはいえこの決断ができるかどうか…。

8歳の頃に母親に捨てられたキアラは35年経って母親に会いに行き「10日間だけ一緒に過ごして。それ以
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

4.0

ほっこり心が温まる作品。

子供にとって母性は当然のように必要と認知されているけれど、陰の存在ながら父性の重要性もかなりのウエイトを占めている。その父性は遺伝学的な父親でなければならない必要はなく、そ
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.9

悪銭身につかず。泡銭(←保険金詐欺でせしめたお金)はヴィトンのボストンに入れられあちこち巡って最後はどこへたどり着くのか。多分手に入れた人はその時点で邪念に囚われ人生を転がり落ちていくのでしょう。
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

面白かったです
さすがリドリースコットは中世ヨーロッパを映像化するのが上手いです!

観る前は「結構長いなあ」と身構えていたけれど終わってみればあっという間で今作の世界観にどっぷり惹き込まれてました。
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

80年代のイギリスはルートン。
サッチャー政権の元、パキスタンからの移民労働者が多く住み、彼らは移民排斥の重たい空気の中で差別を受けている。そんな閉塞的な街で主人公の16歳の少年が青年になるまでを描い
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.8

犯人は誰だ?
がテーマのようで実は違う。(と思っています)
デンゼルの過去。
ラミの未来。(デンゼルの過去をほぼ踏襲するのだろう)
後味が悪いなあ😓

ジャレット・レトは不気味さとサイコっぽさがプンプ
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カフカ「変身」(2019年製作の映画)

3.8

高校生の頃原作を読んで唖然とし絶望感しか湧かなかった作品。

今思えばこれって現代における「ひきこもり問題」そのままに思えた。

ひきこもり問題は結果だけ見れば社会問題だけど元を辿れば家族問題に端を発
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

こんなキャリー・マリガンは初めてです😳私の中でこの映画の魅力はキャリー・マリガンに尽きます。こんな表情するんだっけ?こんなにスタイル良かったっけ?こんなに悪女っぷりが似合うんだっけ?彼女の色んな初めて>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

紳士的な強盗犯フォレスト・タッカー。
実在の人物をロバート・レッドフォードが演じる。彼の引退作。

ロバート・レッドフォードのための作品とも言える。彼の引退にふさわしい。かっこよかったし魅力的な人物だ
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.3

ソ連にイギリスの原爆の研究情報を流した女性スパイ。当時から半世紀も経ち80代という高齢になった彼女はMI5に逮捕されてしまう。

見ていてなんだかイライラしてしまった。
彼女には信念があったとは思えな
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

新年1本目に見る映画としては重たかった😵

マギー・ギレンホール監督脚本。
オリヴィア・コールマン主演。

あの頃の私は母性より女性性が優位だった。それによって娘たちを手放さざるを得なかった(簡単に言
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.0

Netflixにありがちな豪華キャストによる中身スカスカ系です。
それぞれの役どころがイメージ通りでもちろん意外性もなし。
褒めるところがほぼない。
敢えて褒めるとすればお金かかってそうってくらいかな
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ザ・トリップ(2021年製作の映画)

4.2

夫婦の究極の仲直りの仕方。

ノオミ・ラパスはこうでなくっちゃ!
序盤はお化粧バッチリでスカした雰囲気のノオミ・ラパスですが中盤からは血だらけです😆

次から次へと色んな人が登場しますがみんなキャラ濃
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.0

これはサイコパスっていうよりパーソナリティ障害なんじゃないのか…
娘をあんな風に扱うのはミュンヒハウゼン症候群っぽさもあるし…
サイコパスって自分の利益のためなら人を貶めたり利用したり、場合にもよって
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

4.1

メンタルクリニックの待合室。
そこに居合わせることとなった6人の患者たち。みんな揃って強迫性障害に悩まされている。自分の意思に反して汚い言葉や仕草が勝手に出てしまう。何を見ても数えたり関連することを計
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.9

絶対死なない系のステイサム。
最近はワイスピファミリー入りしてそっちのイメージが強くなってましたが、個人的にはトランスポーターシリーズのステイサムが好きです。今回の彼はとにかく復讐に燃えた男でした。
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.5

これ、素晴らしく良い映画です。

スゥエーデン北部に暮らすサーミ人。1930年代にサーミ人の両親の元に生まれた主人公の女の子エレ・マリャ。スウェーデン人から差別されていたというのはもう当然の感覚で、国
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.5

雑草を植えた庭作りによってイギリスの由緒あるエリザベス女王主催チェルシーフラワーショーで優勝しちゃった女性ガーデナーのストーリー。

雑草と宿根草の違いとは??

人間にとって都合の悪いところに生えて
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

A24らしい映像、色彩、音楽、カメラワーク。オシャレでかっこいい。NYじゃないLAっぽさ。だけど人はどの時代でもどこに住んでいても同じようなつまづきや悩みを抱えて生きている。

ジャケット見るとラブス
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

深い感動とかはありませんが、ゲームの中の世界観にワクワクして楽しめました。

モブキャラなんていない。たとえ通行人Aであったとしてもその人にはその人の人生がある。その人にとっては人生の主人公は自分なん
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.6

これは続編作っちゃってもいいやつじゃないですか!!

その辺にいる普通のオジサンが実は元〇〇〇という王道パターンですが、ストーリー展開のテンポの良さ、映像、音楽、笑いのセンスなど絶妙に良いバランス。
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.4

ちょっと「プラダを着た悪魔」っぽいって思いながら観てたけど、それならプラダを着た悪魔の方が好きかな。

ダコタ・ジョンソンめちゃくちゃ可愛い。応援したくなる。ケルビン・ハリソン・ジュニアめちゃくちゃ歌
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.9

あれ?
前作の方で感じたピーターの悪意が今作では消えている!!前作ではいくら父親をパイにされた恨みがあるとはいえあの悪意に満ちた悪戯によってウサギ独特の可愛いイメージをぶち壊されてちょっとガッカリだっ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

切ない…😢
人はみんな老いていく。
歳をとるってどういうことなんだろう。
意識が混濁し、記憶が交錯し、脳機能の低下によって現実と妄想の境界もあやふやになっていく。その不安と恐怖。
現実にはここに排泄の
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.5

映像が凄い
流血っぷりが凄い
人間模様の胸糞っぷりが凄い
そして何より
禿げたデブのオッサンの予想外の強さと貧弱な主人公の強いとは言い難いけどどんなに深い傷を負っても全然死なない生命力が凄い!!

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ストレンジ・アフェア(2019年製作の映画)

3.3

ニック・ロビンソンだから観てみました。
逆に言うとニック・ロビンソンじゃなかったら多分観なかった😅

鑑賞後の後味は最悪。
というか途中から最悪な展開。
ドントブリーズのあの盲目のジジイの悪行くらい最
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.9

なかなかの豪華キャスト。
クリスチャン・スレーターのクソ市長候補役がかなりハマってました。

図書館の役割とは?
公共性とは?
ホームレスは存在してはいけないの?

いろんな問題提起があった。
ラスト
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

色んなシーンで涙が溢れた
何度も観てるのに何度でも胸が震える

「彼はあらゆる意味で私を救ってくれた」

そう、ローズの人生は彼なしでは存在さえしなかった。彼がローズの人生の道筋を照らしてくれた。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.0

15年ほど前だったか、国立近代美術館でのゴッホ展で「夜のカフェテラス」に魅了されその場で釘付けになった記憶があり、ゴッホは好きな画家のひとりです。彼の壮絶とも言える生涯は色々なところで紹介され伝記でも>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.7

エル・ファニングってこういう役をするようになったんだって驚きました😳もうとっくに子役ではないのに子役時代から活躍している俳優が成長すると、はっとさせられることがあります。

かなりヘビーなストーリーで
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