Mさんの映画レビュー・感想・評価

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.6

結婚ってある種のあきらめなのかなと、さいきんの結婚に対する悲観的(現実的?)な考え方がさらに増したようにおもう。
藤井風の「満ちてゆく」が全てを物語っている。「愛される為に愛すのは悲劇」…。
長澤まさ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

パーフェクトって言葉には、完璧、何も不足していないって意味があるけど、何で満足するかはそれぞれが決めることだよね

何よりもサントラがよすぎます

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ニックドレイクの話からはじまってイギリスを感じた
音楽ネタが雑に散りばめられてておもしろい
3人と世界観がただただ可愛かった

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

映像を通して訴えかけてることがたくさんあるっていう漠然としたメッセージは受けとりつつ、でもこれという決定的なものは掴めずにいる…みたいな気持ちで観ていたけど、
観終わってしばらくして、そういう気づきを
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

間と会話が絶妙で、
作り込まれたリアルさに脱帽。
わかりやすそうでじわじくるユーモアが最高で何度も声出して笑ってしまった。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

胸が苦しい、いろんな感情が渦巻いて言葉にならない、そんなタイミングで流れるAquaに涙が自然に込み上げてきて、あー生きてるんだなって感じた……。
人は悲しいくらい簡単に偏見に飲み込まれてしまう。だから
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.6

これはすごい。
すごいと思えてしまうことが悲しい。
テツガクって小難しくもお堅くもなくてわたしらの中にすでにあるもので、話し合う機会はあたりまえにあっていいはずなのに。

問いをもつこと、違いを頭では
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.6

わからない、説明できないって言葉に逃げるアデルに苛立ってしまうけどわたしもこの映画の感想うまく言葉にできないな…
たぶんアデルがエマと出会うには若すぎて、エマがアデルと出会うには全てを知りすぎていた。
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

-

言葉にすると共通の真実になるのよな、
黙っている罪と打ち明ける罪は重さが異なる

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トニー滝谷との結婚前にレイコが、洋服が心の隙間(足りない部分)を埋めてくれる的なことを言っていたから、買物依存症になったのはトニーとの結婚生活に不満があったからではないか、いやただシンプルにトニーと結>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

プライドのかけらもない班長がつぼ
ジェフンはひたすらにかわいい

テッド・チャン強くないんかい
麻薬班は強いんかい
フリとオチがエクストリームでした!

(暴力チキンなわたしにとってはナイフが痛々しい
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.0

おもろかった
わけわからん!と思いながら気づいたら声出して笑ってた
スコットが最強すぎるのとなんでモテるんかは最初から最後までわからんかった
音楽がちゃんといいのも笑えてしまう
あとあと、日本人役の人
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

-

「普通」は多様性があふれる現代社会の永遠のテーマ。

テイストはまた異なるけど少なからずリンクするところがあって、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」をふと思い出した。ドキッとさせられる瞬間があるのが似て
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

スポーツ、チームプレー、人と人との繋がりの素晴らしさが詰まっていた!!
漫画を読んだことがなければ、アニメも全部観てないから正直作品のことあんまり理解してない状態で行ったけど、しっかり心動かされた……
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.3

Netflix滑り込み視聴!
メグ•ライアンのクルクル変わる表情、ナチュラルな仕草が可愛くって開始早々すぐに虜になった。

お店や街の装飾、映画全体の雰囲気はクラシックでとても素敵なんやけど、男の人は
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

小説が読みたくてずっと気になってた!

生まれる境遇は誰にも選べないけれど、
敷かれたレールに乗るか乗らないかは自分次第。
「そういうもの」で済ませると、他の選択肢は知ることもなくその場に留まってしま
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

ハッとする部分は2年前に観た時とたぶんほとんど変わらずで、感性があんまり変わってないのかなあ
わかる固有名詞が増えててそこに成長を感じた


なるほど、同じ映画を一定期間空けて繰り返し観ると自分の何が
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

子供ができると、親は真の意味で”こども”ではなくなってしまう。
子供ができたって、こどもに戻りたくなること、そりゃあるよなあ
そして親を失うとき、またそれも同じ。
役割ではなく、名前を呼んでくれる人が
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

リトルフォレストに触発されて。
何かを食べないと生きていけへんな〜って改めて思った。何を食べるかも誰と食べるかも、大事。

私は生粋の日本人やけど、
「海外の人の目に映る日本人」ってこんな感じなんかな
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

4.0

Life is a road that opens up by myself.
Whichever I choose, both are my way,
I can make it!

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

super super cool !!!!!
台詞で多くを語らず、目と表情で魅せられた
感情が全て伝わってくるのはなんでなんだろう

2度見たくなる気持ちがよーくわかった
サントラを聴くだけで胸が高鳴
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

ほんとどっちがブローカーなんだか

ソヨンの過去が明らかになった瞬間に
ソヨンを守りたくなった
「産んでくれてありがとう」と
「生まれてくれてありがとう」が
重なることが当たり前じゃないんやなと
暗い
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

#20220502
子供って可愛い見た目したカイブツ。

なにが正しいかなんてわからない中で、無垢な子供と向き合うのってきっとむずかしい。

それでも、1人の人間として子供と向き合おうとする姿が眩しか
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

3時間もの…ってきいて(映画で寝ることはないが)寝ちゃわないかな〜とか集中力続くかな〜とか、色々と思いながら映画館に足を運んだけど、意外なことに あっという間 やった。
ゆっくりと、でも着実に、物語が
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

後味が映画館ではなく美術館に行った後の感覚。映像の淡さ、色合い、ポップめな音楽などなどのあたたかみに相反する登場人物たちの振る舞い、奇行、セリフなどなどの残酷までは行かないが冷酷な冷たさにギャップを感>>続きを読む