mさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

予告だけ見るとミステリー的な雰囲気も感じるけど、子どもを返してほしいと訪ねてきた人が誰なのかを知って見ていくことになる。そうすると同じ状況が全く違って見えてくる。

河瀨監督の作品独特のドキュメンタリ
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.7

起伏が少なくて静かな映画。
将棋のことが分かればもっと楽しめるとは思うけど、人間の頭脳とコンピュータが闘うこと自体が興味深くて退屈にはならなかった。

単にコンピュータが人間に勝てるかどうかの単純な勝
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.7

フレッシュな二人に対して結構えげつない事件。
それでも疾走感があってエンタメとして完成されてるからテンポが良かった。

パクソジュンとカンハヌルのバディがちょうどよくはまってて面白かったし、二人の生い
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PicNic(1996年製作の映画)

3.5

気持ち悪いけど究極に美しくもあってなかなかしんどい。
この尺がちょうど見やすい気がした。
とにかくChara×浅野忠信がとても良い。

29歳問題(2017年製作の映画)

3.7

何となく気になったから見始めて、最初ポップでかわいいなと思ってたのが最後は号泣してた。

30目前というわけではないけど共感する部分が多くて、きっと将来への不安とか「自分これでいいのかな?」って思うこ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

「勝手にふるえてろ」が大好きなのでやっぱりこれも好き。
ぶっとんだ主人公と、町や会社に点在するやたらクセのある人々がじわじわくる感じ。

共感度も高いし、とにかくのんちゃんがめちゃくちゃかわいい。
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望み(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どちらに転んでも辛い現実の中で、家族として、親としての望み。

何があっても生きていてほしいものじゃないのかなと見る前は思ってたけど、最後まで見ると本当に難しかった。

もちろん生きていてくれるのが一
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.7

もう最初菅田将暉の一言から始まるやり取りから既に、ザ・坂元裕二って感じだった。
以下、ネタバレでもないけど印象的な言葉とかも交えながら感想↓
















これだけモノローグが入って
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.5

この類いの映画は普通に苦手なのにパクソジュン見たさに鑑賞。 
耐性ないから結構ビクビクしながら見たしよく分かってないけど、パクソジュンがかっこいいので満足です。。

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.8

元ボクサーが主人公の映画ってなんか無条件に見たくなってしまう。
ぶっきらぼうなジョハがサヴァン症の弟と関わるうちに少しずつ変わっていく姿やたまに茶目っ気のある側面が出るのが良かった。

ジンテのピアノ
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.7

済州島の美しい自然と人の優しさと、主演2人の演技が素晴らしく良かった!
菜の花畑の鮮やかな黄色が切なくも温かくて心に残る。

序盤、年頃の娘になった孫とおばあちゃんが再会したときの接し方の分からない感
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.2

評判から想像してたより普通に楽しかった。でもアニメ界隈の知識が全くないから理解できてない部分は多々あると思うし、本当の面白さは理解できてない気がする。。笑

ビックサイトの前で踊るシーンは好きだけど全
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

いや結婚するのにそれはダメだろ…って思ってたらそこからずっとそんな感じでびっくり。
この人たちは何をしてる?と思いつつ、人間、本能だけに身を任せて生きたらこうなるんだろうか…?

でもこういう雰囲気の
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

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切羽詰まったハラハラ感は前作より薄かった。でも変わらず思うのは、カイジに出てくるゲーム本当に絶対やりたくなさすぎる…

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.7

前情報なしで見たら思ってたよりもっと悲しかった。でもタイトルに忠実というか、もちろんあったかいシーンもあるけど徹底して悲しみが描かれているという意味では構成も終わり方も好き。

側から見たら不思議な関
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星空(2011年製作の映画)

4.0

素敵な映画!!
主役の2人の、あの年頃だからこその距離感。優しさだけでできている…

置かれた環境の複雑さに対して、映像の美しさとやりすぎないファンタジー演出がちょうど良くて、雰囲気がかなり好き。
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EXIT(2019年製作の映画)

3.8

映画を見て「やっぱなんかあった時のためにモールス信号は覚えとくべきか」とか大真面目に思う機会が結構ある。
とりあえず「タタタ、ターターター、タタタ!」のリズムが頭から離れない。

雰囲気もカメラワーク
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ良かった。
久々に号泣した。。
設定としてはよくあるけど、やっぱり現実的に考えたら忘れる方も忘れられる方も悲しすぎる。

最初ぶっきらぼうな印象のチョルスだけど男らしくてかっこいいし、スジ
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君の結婚式(2017年製作の映画)

3.7

恋愛ものはこうでなくちゃと言わんばかりの見事なすれ違いとタイミングのズレのオンパレード。ウヨンみたいなタイプの主人公はもれなく幸せになってほしい。

あのときこうしてたら…っていうのは人生にはつきもの
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7

今年は韓国の作品をいろいろ見てみようと思ってるけど、入り口としてもぴったりな素敵な映画だった。
ありえない設定でもテーマは普遍的で現実的で、不思議とストーリーに入りやすかった。

人は見かけじゃないと
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天外者(2020年製作の映画)

3.7

悲しいことがあっても他のキャストの皆さんが頑張ってこの映画のプロモーションをしてた姿が最後のシーンに重なって、あの光景が春馬くん自身の人望みたいに見えてきた。

翔平くんや蓮佛さんとの共演なのが今とな
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

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福田ワールド全開で見慣れた顔ぶれが続々出てくる中、渡辺直美の妙な色気とまた新たな扉を開いたがんちゃんが特に印象に残った笑

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

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北川景子の台詞「落ち着け犬飼!」まさにこれに尽きる。


犯人のことを快楽殺人者と言ってたけど、本人も確かに人が死ぬ様子を見ることを楽しんでる感じはある一方で自分が患者を苦しみから救ってあげてるという
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

明らかに異様な親子なのにあまりにも救いがなさすぎる。共依存は怖い。
どうしようもない親を子どもが守る、みたいな構図たまに見るけど、どんな親でも子どもは親を信じたいものか、、と思う。

長澤まさみは本当
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.8

良かった。現実味のない展開がある点ではいまいち入り込めなかった『糸』と同じなのに、純粋に良い話と思えて心に残る。

ルイは言葉数が少なくて、感情も顔に出づらいから顔を見ても打ち解けづらいタイプなのに、
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空に住む(2020年製作の映画)

3.4

住んでるタワーマンションも、それと正反対な環境の職場も、それぞれの登場人物もみんないまいち現実感がなくて不思議だった。
後半唐突な展開が多いのも気になった。
でも、充実してないわけじゃないけどなんとな
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水上のフライト(2020年製作の映画)

3.5

パラスポーツを題材にした映画は初めて見たし興味も持った。

内容は王道のスポーツもので、どんな状況や競技でも目標に向かって頑張る姿は見てて熱い気持ちになるし特に後半のあやみちゃんはキラキラしてた。
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キング(2019年製作の映画)

3.7

ふらふら遊んでたり王になる気もなさそうだったのが、いざその立場になったらしっかり王やってて強い。
かっこいいティモシーシャラメが存分に見られるしフランス語喋る姿も見れて嬉しい(全然分からんけど)。
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

最後、スカッとする気持ちと感動と、でもこれ実話なのか…っていうのが混ざって、理不尽な展開もいろいろあったけど見て良かったと心から思えた。

シリアスな題材でほとんど法廷で台詞も多いのに、無駄なことが何
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生きちゃった(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

そうなってほしくないと思った方に何もかもが進んでいって重くて、こんなにも救われない物語があるのか…と。見終わってずっしりきた。言葉が出ない。
太賀と若葉竜也の熱量がすごい。大島優子も今までのイメージに
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

きれいごとだけじゃない社会ときれいなバレエのシーンが合わさって強烈に印象が残る。
草彅くんはもちろん、服部樹咲ちゃんの演技と踊りも素晴らしくて、今後他の作品でも見たいと思った。

一方きれいごとだけじ
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E.T.(1982年製作の映画)

3.8

子どもたちが、自分たちだけ知ってる秘密の存在と心を通わす展開は、どの作品でも共通してワクワクする。
それに加えて、わかってくれない大人がいたり、自分たちにも知り得ない大きな存在があったり、子ども目線の
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

描き方は前作とうって変わって(前作もかなり好きだけど)、畳み掛けてくる言い争いの雰囲気とか母親とのうまくいかない関係性とか、いろんな部分にらしさを感じた。
『たかが世界の終わり』を見たときと全く同じ圧
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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時間の順行と逆行が存在する世界なんて本当にこの人の頭の中はどうなってるのか、、

旧作上映のときに何回も見た冒頭のオペラのシーン、観客がドミノ倒しになっていくのが何度見てもかっこいい。
その後からはも
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

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そもそも鎌倉が妖怪と共存する世界っていう設定が良いし世界観が好き。
中でも電車のシーンはやっぱり素敵で、亡くなった人が行く黄泉の国がこんなにきれいな場所なら本当にこんな世界あったらいいのにと思ってしま
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