ベン家の帯さんの映画レビュー・感想・評価

ベン家の帯

ベン家の帯

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

韓国における格差社会や家族の結びつきの強さが見える作品。
面白かったけど感情移入はしづらかった。

ひたすら美しい傑作ハウスが見応え抜群。
パク社長の豪邸はこの映画のために作ったセットだそうで、空間の
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.0

多様性が叫ばれるこの時代
今の社会は本当に色んな人間が生きやすい社会になってますか
誰かにとって生きやすい社会は
誰かにとって生きづらい社会になっているかもしれない

元ヤクザだから
前科者だから
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.0

キングスマンの映画の世界観とか脚本の大枠は好きなんだけど、やっぱりノれない。

もちろんテンション上がるシーンも沢山あって楽しい作品なんだけど、所々で「そうはならんやろ」て思ってしまう。
ゴンドラが落
>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

設定が面白い、その設定を効果的に見せる音や光の演出が素晴らしい。
劇中殆どが夜だし静かなトーンなんだけど、後半1時間はハラハラドキドキの展開が続いて感情を揺さぶられる。
韓国映画ほとんど見たことなかっ
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.0

ハリーが教会で無双するシーンくらいまでは結構好きだったんだけど、何となくノリが合わないなと思い初めて、パーティ出席者の頭が爆発してキノコ雲出すあたりで拒否反応が出た。
そもそもパーティ出席者の富豪は極
>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

「ショーシャンクの空に」に似た解放感があるけれど、とんでもない喪失感を与えてくる名作。
ジャック•ニコルソン最高すぎる。

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ熱くなる映画
悔し泣きという感情を久しぶりに思い出した
ボロボロになっても立ち続ける
多分勝てないのに挑み続ける
安藤サクラ七変化

【サウンドトラック】
Earth.Boy / Blu
>>続きを読む

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

3.0

田中泯の“場踊り”と呼ばれるダンス。
自然と、世界と一体になりその場そのものを表現する。
老人がヨロヨロしているだけのように見える。だけど、何故か画になる。物凄く引き込まれる時がある。
場踊りをその場
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

宇宙人に“地球の夜”を感じてもらうにはこの映画を見せれば良い。

Night on earth (地球の夜)というタイトルで5つの短編にて構成される映画。
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

生涯ベストムービー。
音楽が最高。映像が最高。
純文学を読んでいるような心地良さ。

人生の浮き沈みを経てあらゆるものを削ぎ落とした先に辿り着く境地。
垣間見える本当は削ぎ落としたくなかったもの。
>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.5

「命短し、恋せよ、乙女」
市役所の市民課長の渡邉勘次(志村喬)は絵に描いたような役人。保守的で、形式を重んじ、余計な事をしない。ある日、余命半年であることを知った渡邊は死ぬ前に”生きる”ことを決意する
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

温泉宿で延々と続く2分間の“タイムループ”
なぜタイムループは起きたのか?
どうすればループから出られるのか?


ヨーロッパ企画らしい安定感のある展開。
人生も24時間でループしてるようなもんだから
>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.5

1960年代ミシシッピ州。白人家庭のお手伝い(the help)として働く黒人女性たちを描いた作品。

ハートウォーミングな物語を見るつもりで軽く見始めたらとんでもない。
あまりに生々しい黒人差別の描
>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.5

アクションスターたちの夢の共演パート2。

•前作から全てがパワーアップしたエクスペンダブルズ。
•前作のクライマックスぐらいのアクションシーンをオープニングでかましてくる。
•シュワルツネッガーに「
>>続きを読む

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.5

アクションスターたちの夢の共演。
スタローン監督は黒澤明の「七人の侍」をコンセプトにしたらしい。

つまんない会話、深みのないストーリー。
そんなことどうでもよくなる程にド派手で爽快なアクションシーン
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

大人になるってどういうこと?
「恐れずに人を信じること」

これは10歳の男の子が子どもから大人に成長する物語。
映像•音楽•物語美しい。
色鮮やかな建築物•インテリア。
印象派の絵画のような自然風景
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.5

白けた目で見られようが怒られようが関係ない
俺たちは“自分がやりたいこと”をやるんだ


笑って泣けるロードムービー。
ラストにかけて笑いも幸福感も盛り上がっていく脚本素晴らしい。
ちなみに、脚本のマ
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

シーズン完結作。
今回はロケットの生い立ちを主軸にした作品。何度も見返したくなる最高のエンディング。
The legendary star-road will return
「スターロードは帰ってくる
>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

JOKERの元ネタとなったマーティン•スコセッシ監督作品キングオブコメディ。
マーティンスコセッシらしいずっしりとした視聴感はあるけど比較的軽いかも。

妄想と現実を織り交ぜて見せることで、序盤ではル
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.0

ガーディアンズオブギャラクシーvol.3の理解を深めるために、インフィニティウォーとエンドゲーム見たけど、あんまり引き込まれなかったな。
マーベル作品を見て無さすぎてヒーローの魅力がわからないのが原因
>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

ガーディアンズオブギャラクシー•ホリディスペシャル

かつてクリスマスを祝おうとしたらヨンドゥにボロカスにされたピーターとクラグリン。
マンティスとドラックスがピーターを喜ばせようとクリスマスにサプラ
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

野武士に狙われる村を守るために立ち上がった七人の侍。

面白い。
面白いけど長い。
長いけど見応えある。

歴史詳しくないけど、百姓も全員頭剃り上げて髪結ってるってどういう時代?と思って調べてみたら、
>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

4.5

いつか見たいと思いながらずっと後回しにしてきた黒澤映画。

タイトルは羅生門だけど、ストーリーは実は違う話で羅生門と同じく芥川龍之介の「藪の中」
てっきり老婆が死体から髪を引き抜いてカツラを作る話だと
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ウィリー・ウォンカがチョコレート工場を作るまでの物語。
ティムバートン監督のチャーリーとチョコレート工場(2005年)とは世界観が少し違うんだけど、とても心地良いファンタジー。
全然知らなかったんだけ
>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

無声映画からトーキーへ
モノラルからステレオへ
ステレオ2chから5.1chへ
映画と音の歴史を伝えるドキュメンタリー

「音にこだわる必要はない。映画はストーリーと座り心地の良い椅子があれば良い」と
>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

5.0

僕にはサバの缶詰を見ると思い出す少年がいる。
きっとどれだけ歳を重ねてもあの夏を忘れることはないだろう。
この一文から始まる1986年の長崎を舞台にした小学5年生の一夏の思い出を描いた物語。
とにかく
>>続きを読む

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

豪華客船を舞台にミステリーとラブロマンスが同時進行するんだけど、ミステリーとしては納得感が弱いし、ラブロマンスとしては感情移入ができなくて、いずれにしてもリアリティが感じられかった。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

最高。
序盤は笑い多めで楽しく見てたらいつの間にかいい話を見せられてた。
笑えて泣けるタイムループ映画。
オープニングクレジットでタイムループ表現してる時点で上手いと思った。

竹林亮監督の前作「14
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

最高。
今までの説明不足を全てチャラにする大円団。

ハリーポッターシリーズはロン役のルパート・グリントとネビル役のマシュー・ルイス、スネイプ役のアラン・リックマンのハマり方が素晴らしい。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.5

分霊箱のこととか、姿くらまし失敗するとバラけるとか、原作読んでない人からすると???なことがたくさんある気がする。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラスト“死の秘宝”への助走。
皆んなすっかり大人になって自分の進むべき道を選択した感じ。
スネイプ役のアランリックマン一作目からずっとそうだけど、どちらとも取れる複雑な表情凄いな。愛か憎しみか。敵か味
>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.0

賢者の石から今作までで一番好き。
全体的に結構改変してるんだけど物語の芯の部分はきちんと抑えてストーリーが纏められてて凄い。
アンブリッジのピンクと猫で溢れた部屋とか、ブラック家の家系図とか、神秘部の
>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.5

ハリーポッターシリーズ4作目炎のゴブレット。本作で主要な登場人物が概ね出揃って前半パート終わりという感じ。
なんだか皆んな大人になったな。

▽以下、ネタバレ含む
ハリーとロンが仲違いする描写が映画で
>>続きを読む

スヌーピーのメリークリスマス/チャーリー・ブラウンのクリスマス(1965年製作の映画)

4.0

ヴィンス・ガラルディのピアノが良すぎて毎年見たい。
チャーリー・ブラウンがクリスマスに商業主義を感じて素直に楽しめないってところから話は始まるだけど、何だかんだハッピーな締めくくりで最高。

 
ヴィ
>>続きを読む

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

4.0

ネットフリックスで“クリスマス”と検索したら一番上に出てきた。2まで出てるしこれは面白いに違いないと思って見てみたら大正解。
めちゃくちゃハッピーなクリスマスムービーでした。

サンタのライブシーン最
>>続きを読む

>|