みーゆーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

みーゆー

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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.8

生きづらい


どの職業だろうと、結局そうなんだと思う。
考えることも立ち止まることも困難なこともおんなじでみんながみんな「幸せになりたい」んだよな。

フリーで仕事を請け負えば嫌と言うほど付いてくる
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.9

よそはよそ


これ、村の決まりやから。

ネタバレ厳禁。前情報もなし。あるがままその村に招かれて出向いて、あるがままに見るべし。どこがおもしろい?そんなん聞いたらあかん、村の決まりやから。

その理
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

社会


周りに早く観に行け!って言われ続けた今作。
間違いなかったな…とんでもないアクションムービーを観た。どの業界、どの属性で生活してようと社会という波は容赦ない。1人で、時には誰かの力を借りて生
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

救い


やりたいことをやる、好きなものを好きって言う、嫌いでやりたくないことはやらない。
案外自分の生きてるままの感情で生活している人って少ないんだろうな。白黒付けて善は善、悪は悪で生きてる人の方が
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リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様(2020年製作の映画)

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あいつこそが


テニスの王子様だ。
大晦日に実家に帰ってきた気分。どうしてそうなる?なんて1ミリも疑わない、これが、私たちの見てきたテニス。知ってるかい?THIS IS THE PRINCE OF
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

人生の選択


最高。良くないところを探すのがマジで難しいくらいにはおもしろかった。これだ、登場人物全てに愛がある、これをずっと待ってたんだ。もはや悪役なはずのタイカ・ワイティティすら愛せるもんな。
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.7

書き換える


その場にいるような気がする、その場にいなくても。
思い出って不思議なもんで記憶の中のその人はいつだって元気だったから思い浮かべる姿も変わりないんだろうな。

引きずることもある。嫌なこ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

この夏の集大成


「映画は、スクリーンは過去も未来も繋いでくれる」
たまらなくグッときた1シーンだった。
過去イチの金子大地さんでした。殺陣上手いのな。

過ぎ去った過去はもう変えられないかもしれな
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星の子(2020年製作の映画)

3.7

信仰

何か神に祈る瞬間って誰にでもあるんだと思う。

何かに困ったとき、何かに焦ったとき、「神様おねがいします」なんて人生で一回くらい祈った人の方が多いんだと思う。それが目の前に実在してしまっただけ
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.0

青春ファイヤー


大切な仲間を見捨てることなんて絶対にない。好きだから、大切だから、自分がどうなろうと助けるそんな埼玉のヒーローたちがずっとだいすきだ。

頭が良くたって、運動ができたって、エリート
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.6




好きなものを好きと言って何が悪い、やりたいことを好きなようにやって何が悪かったんだ。少しのことで反逆と疑われて、少しのことで「自由」ではなくなる。そんな馬鹿げたことある?そんなこと、あったんだ
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セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記(2021年製作の映画)

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まさにオールスターゲーム。
仮面ライダーもスーパー戦隊も「ヒーロー」と共にずっと生きてきた人間のための祭典だ。私にとってアベンジャーズもこれだし平和の象徴としての競技大会もここにあったんだ。あ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

孤高

本当に心の底から信じられるのは、誰だ?

前作を踏まえて張り切って意気込んでいたのにまんまとしてやられた。この国、いやこの呉原にはそんな世界なんてなかったんだ。「生きててほしい」と願った人間ほ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

幸せの象徴


「僕は、誰だ?」名前、生年月日、住所、全部すらすら言えるけど自分が何者なのか?と問われたらこうです、なんてそんな簡単に出てこないよな。なりたい人物像は出てくるのに、そうなれた試しがない
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

人生のリベンジ


泣き虫だって、弱くたって、こてんぱんにやられてたって、ダサくて、しょうもなくて、どうしようもないけど「愛する誰かを守る」ために困難に立ち向かえる男が世界で一番かっこいい。そうに決ま
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

立ち位置


人間所詮顔なんてあんまり見てないんだな、そりゃそうか。久しぶりに会ってピンとくる知り合いなんて一握りもいないかもしれない。逐一何があったか、なんて時が経てば思ってるより忘れちゃうものなの
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

僕のすべて


胸を張って好きと言えるものがあるか?それは遊ぶこと、寝ること、ご飯を食べることを放り出して両手広げて飛び込めるようなものなのか?

そんなことなくなっちゃったかもなあ。良い意味でも悪い
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.9

誰でもない


爽快。圧巻。これだ、これを待っていたんだ。
私がセーラー服を着れる年齢であるならば絶対言ってるよ「カイッッッッカン……♡」

「やるだけだ」この理由はただ一つ、愛すべき日常、愛すべき家
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.3

不器用


器用ではない。言葉にしたら簡単だけど本人とってはたまったもんじゃないよな。楽に生きれるにはどうしたらいいだろう、生き抜く術はどこにあるんだろ。女の子なんだもんラブリーに生きたいだろ。

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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.4

現実逃避

「A」はもう1人のわたしでもあるし、わたし自身でもある、そんでもって「こうあって欲しい理想の感情」であるからこそ居心地が良くてつい助けを求めてしまう。

口に出して言葉にして話しかけること
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

自分の色

東京都渋谷区猿楽町。そこは猿が楽しい町。

「ほんとうだよ?」田中ユカのこの言葉がずっと頭の中に残っている。何が本当で、何が嘘?いや、実は全てが本当であって嘘だと思い込んでいたのは私たちだ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

弱肉強食


ばっっっかおもろいやんけ!!!!
誰が正しい?誰がやられる?誰が勝つんだ?最後まで見逃せなかった。力なんかじゃない、暴力じゃない、「大人は頭を使う」んだったら使い切って余るくらいのやつが
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

意味


無意味なことなんて下手したらこの世にひとつもないんじゃないか。全てのことに意味がある。
昨日も今日も明日も100日後だって「今」を生きてるのは私で、やっぱりあんただ。

タイムリープにクソビ
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.5

ユアヒーロー

強いことだけがヒーローの条件ではない。
「心が」強くて、他人に優しい、絶対に負けない!それこそがヒーローであり次の世代…何千と先の世代にも受け継がれていくんだろうな。だってさ、かっこい
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

私の人生


普通に生きてたって何かがあって生きていたって、全体で見ればちっぽけなもんで宇宙人からしたら私たちの人生は夏休みの課題みたいなもんなのかも。

一歩間違えば搾取しすぎている友人と、一歩間違
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.1



できてしまった、が故の希望の「光」と
望んでずっと待っていた、が故の希望の「光」
それこそがこの作品でいうベビーバトンだ。

血が繋がってなくたって、一緒に住んでいなくたって、親であることも家族
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

夢と希望


韓国で言うセリはたくましく根を張り、2度目の旬がいちばん美味しいことから、子供世代の幸せのために親の世代が懸命に生きるということも含まれているらしい。

このお話でいうセリは「次こそは成
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.9

熱量と才能

習慣になっているものってそれを辞めたとしてもずっと無意識に意識の中に残ってしまうんだろうな、と思った。ひとより「熱量」があるなら尚更だ。

殴り合って血を流してしまうこの類のスポーツが苦
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.6



日本人が作る日本の映像作品が大好きだ。

台本通りに進まないのが人生だと言う。
もちろん撮影も。でも大勢の人間が集まってなにかひとつのものを作り上げる。ちっちゃい頃から学校やコミュニティでやらさ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

あの頃。

これはあの頃。だ。間違いなくあの頃。
ちょっと前の平成を生きていた私たちのあの頃の下北沢だ。懐かしくて、暖かい気持ちになって、ちょっと心がぽかぽかした。

何も起こることがない。そうだよ、
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

攻める


攻撃は最大の防御。
自分のところにある最大のチャンスを活かして使い切ることこそが成功の鍵である。

うわっ!騙された〜!とはならなかったけど予想を遥かに上回る超打撃の連続パンチに心が躍らず
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.2

定量的


普通?普通じゃない?まとも?まともじゃない?変?変わってる?「えっ、今のどういう感情?」

どれも正しくて、どれも違ってて、どれも普通であって普通ではない。みんなそれぞれの感情を持ってそれ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.9

多様性


人間の数だけそれぞれの人生がある。
まさにそれに尽きる一本だった。表面から見てるだけの人間のいろんな感情なんて知らないよな。分かるわけがない。この子達が言う「大人」になったって分かんないよ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

階層


自分の気持ちに素直に生きて、自分の足でしっかりこの地を毎日歩いていくことができるって案外難しいことだ。難しくて、でも大切で、羨ましさすらある。

「やっぱり育ちが違うからなのかしら」
その場
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.2

視線

目は口ほどに物を言う。「情」のこもった目つきは、口で話すのと同じくらいの気持ちを表現する。
情、かあ。人間の心の働きだもんな、そうか、人間の数だけ情があるよな。

正直登場人物誰の気持ちにも理
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.9

今が一番


楽しい。自分だけの自分のための人生なんだもん、誰が何と言おうと絶対そうに決まってる。

歳を重ねるたびに私たちは過去のことを思い出して「あの頃が一番楽しかったよね」なんて語り出す。あの頃
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